都市ガイドオランダ、ベルギー・フランダース地方の主要都市の紹介

アントワープ

毛織物やダイヤモンドの取引・交易の中心地として16世紀に黄金時代を迎えたアントワープ(Antwerpen)。バロック美術の巨匠ルーベンスが傑作を生み出し、「フランダースの犬」の舞台となったこの地は、一方でファッション、アート、建築といった分野でも注目されています。90年代に最先端をいく6人のデザイナー「アントワープ・シックス」が王立芸術アカデミーの卒業生から誕生し、モード界を席巻します。以後、ベルギーの中でもとびきりスタイリッシュな街としてヨーロッパの流行に敏感な人たちが訪れるようになりました。開放的な港町を歩き、クリエイティブな街の空気を感じてみましょう。電車でブリュッセル中央駅から40分、アムステルダム中央駅から2時間15分(特急タリス利用で1時間15分)。

アントワープ マルクト 広場 ブラボー 銅像 フランダース

ランドマーク・モニュメント

聖母大聖堂 Onze Lieve Vrouwekathedraal
英国の作家ウィーダによる児童小説「フランダースの犬」で、ネロ少年が最後に目にするのは大聖堂にあるルーベンスの祭壇画です。「フランダースの犬」は日本でアニメ化され、多くの人の心をつかみました。心洗われる厳かな大聖堂の雰囲気の中、「キリストの昇架」「キリストの降架」「聖母被昇天」といったルーベンスの名画の世界に浸ってみましょう。

アントワープ 聖母大聖堂 ルーベンス キリストの降架 アート フランダース 

アントワープ中央駅 Antwerpen Centraal Station
1905年に完成した「鉄道の大聖堂」と呼ばれる駅。堂々たる外観から始まり、開放感溢れるホール、美しい時計台や階段などの装飾が訪れる人を温かく迎えてくれます。

アントワープ 中央駅 駅 フランダース

ミュージアム

ルーベンスの家 Rubenshuis
当時から人気の画家で、バロック美術の巨匠として名を馳せたルーベンスが、29年間暮らした住居兼アトリエが残されています。ルーベンスや弟子たちの作品はもちろん、ルーベンス一家の暮らしぶりがわかる展示が興味深いです。ルーベンス本人が設計したインテリアや庭をじっくりと見学してみましょう。

(c)Antwerp Tourism and Congres

(c)Antwerp Tourism and Congres

プランタン・モレトゥス印刷博物館 Plantin-Moretus Museum
16世紀における産業印刷の黎明期に、パリやベニスと並び世界の印刷技術の先端にあったアントワープで創業された、世界最古の産業印刷兼出版所。ユネスコ世界遺産に登録されています。世界最古の産業印刷機、活版印刷道具、古文書など貴重な品々が展示された館内は見ごたえがあります。
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ロコックスの家 Rockoxhuis
ルーベンスの友人で庇護者でもあったアントワープ市長ロコックスの家がミュージアムとして公開されています。17世紀の名家の暮らしを覗けます。現在改修工事のため休館中のアントワープ王立美術館のコレクションから、メムリンク、ヤン・ファン・アイク、ルーベンス、アンソニー・ヴァン・ダイクらフランダースの巨匠作品を集めた「黄金のキャビネット」展を開催しています。

マイヤー・ファン・デン・ベルフ美術館 Museum Mayer van den Bergh
美術収集家によるコレクションを展示。14~16世紀の彫像、ステンドグラス、銀器、陶器、タペストリー等のほか、ピーテル・ブリューゲル(父)の「狂女フリート」(2017年現在修復中)などの傑作が展示されています。

MAS(Museum Aan de Stroom
アントワープの民俗学博物館、国立海洋博物館、肉屋のギルドハウスにあったコレクションを集めて展示しているユニークなミュージアム。2011年、旧市街の北側にある再開発地区にオープンしました。最上階には眺めのいいミシュラン星レストランもあります。また屋上から、スヘルデ川に沿って広がるアントワープの町が一望できます。展望スペースは入場無料。

(c) Sarah Blee

(c) Sarah Blee

アントワープ・シティ・ブリューワリー・デ・コーニンク Antwerp City Brewery De Koninck
1833年創業のアントワープのビール醸造所「デ・コーニンク」の歴史やビールそのものについて、楽しく学べる体験型ミュージアムです。併設のショップにおしゃれな雑貨が並びます。ミュージアム入場料にはバーでの生ビール1杯がついています。
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ショッピング

メイール通り Meir
アントワープ中央駅から伸びるメインストリートは、徒歩15分ほどの歩行者天国のショッピング街となっていて、カジュアルな店が揃います。18世紀の宮殿を改装してできたパレス・オブ・デ・メイールには、人気ショコラティエの店「チョコレート・ライン」とエレガントな「インペリアル・カフェ」が入っています。旧市庁舎の美しいショッピングモール、スタッズ・フェストザールと合わせて立ち寄ってみたいスポット。

アントワープ チョコレートライン チョコレート ショップ フランダース

コルテ・ガストハウスストラート&スフラインウェルケルズストラート Korte Gasthuisstraat, Schrijnwerkersstraat
コルテ・ガストハウスストラートには素朴なパンが人気のベーカリー「ゴーセンス」やアントワープ名物の手の形のクッキーがおいしい「フィリップス・ビスケッツ」、スフラインウェルケルズストラートにはワッフルの名店「デジレ・ド・リール」があります。ローカルの美味しいスイーツを食べたり、お土産を手に入れましょう。セレクトショップ、レストラン、ギャラリーが一緒になった「グラーンマルクト13」も新しいスポットとして注目されています。

(c) Antwerpen Toerisme en Congres

(c) Antwerpen Toerisme en Congres

ナショナーレストラート&クロースターストラート Nationalestraat, Kloosterstraat
ナショナーレストラート周辺には、モード・ミュージアム(MoMu)や王立芸術アカデミーのファッション科が入っている建物「モードナシー」をはじめ、ドリス・ヴァン・ノッテンなどアントワープ出身のデザイナーのショップがあります。時間があったら、家具や雑貨めぐりが楽しいクロースターストラートから南のレオポルト・デ・ワールプラーツ周辺やザウド地区まで足を延ばしてみましょう。

アントワープ アンティーク ブロカンテ ショップ フランダース

トレンドの発信地アントワープ
1980年代以降、アントワープ王立芸術アカデミーの卒業生たちがモード界に進出。アントワープは最新モードの発信地として世界に知られるようになりました。
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