都市ガイドオランダ、ベルギー・フランダース地方の主要都市の紹介

ゲント

神聖ローマ皇帝カール5世(1500-1558)の生誕地ゲントは、ブルージュと並ぶ北方ルネサンス発祥の地。中世の輝かしい栄光と、活気に満ちた現代とが美しく調和した町です。レイエ川とスヘルデ川が合流する地点に広がり、水辺の風景の美しさも格別。旧市街の中心、コーレンマルクト広場にほど近いレイエ(Leie)川の両岸は、西岸がコーレンレイ、東岸がグラスレイと呼ばれ、壮麗なギルドハウスが川面に映り込み、ゲントを代表する風景の1つとなっています。夜、ライトアップされた姿が水面に映ると一層ロマンチックです。

(c) D. de Kievith
ゲントは居心地の良いカフェや手頃な値段のレストランが集まる、大学の街としても知られています。郊外に広がるベゴニア生産地は世界一。「花の都」と呼ばれ、至る所に花が溢れ、ゆったりとした雰囲気が漂います。フランドル伯の城、オペラハウス、18の博物館、100の教会、400を超える歴史的建造物と見どころが盛りだくさんですが、なんといっても外せないのが、1432年にファン・アイク(ヤンとフーベルト兄弟)によって描かれた祭壇画「神秘の子羊」です。電車でブリュッセル中央駅から40分、ブルージュ駅から30分。。

ランドマーク・モニュメント

聖バーフ大聖堂 Sint Baafskathedraal
ファン・アイク兄弟作の祭壇画「神秘の子羊」はフランドル絵画の最高傑作と讃えられています。600年以上前に描かれたとは思えないほど、みずみずしく精緻で色鮮やかな作品は門外不出です。2012年より約10年かけて、パネルを少しずつ入替えて修復が進められています。修復作業に入っていないパネルは大聖堂で公開し、作業中のパネルは市内のゲント美術館で修復風景とともに見学できます。
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(c) lucasweb.be

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鐘楼 Belfort
14世紀からゲントの人々を見守ってきたユネスコ世界遺産の鐘楼は街のシンボル。エレベーターがあるので気軽に上れます。ギルトハウスを眼下に、ゲントの町が一望できます。

聖ミヒール橋 Sint-Michielsbrug
橋の上から、町を代表する鐘楼、聖バーフ大聖堂、聖ニコラス教会の3つの塔が並んで一度に見られます。河岸にあるギルドハウスを撮るのにもちょうどいい撮影スポット。

フランドル伯の城 Het Gravensteene
いかにも中世の城といったスタイルは12世紀建造のもの。見張り台からは市内を一望できます。内部は武器や甲冑など展示したミュージアムになっています。

ゲント フランドル伯 城 フランダース

ミュージアム

ゲント美術館 Museum voor Schone Kunsten Gent
ゲント市の美術館。ヒエロニムス・ボスの「十字架を担うキリスト」をはじめ、アンソール、マグリットなどの作品が観られます。聖バーフ大聖堂の祭壇画「神秘の子羊」の修復中のパネルを、作業の様子を含めて展示しています。

ゲント 神秘の子羊 修復 ゲント美術館 フランダース

ツアー

クルーズ
レイエ川と運河をめぐる船が、コーレンレイから発着しています。約40分でゲントの旧市街を一周。水辺からの景色は歩くのとはまた印象が違い、特にライトアップされる夜はきれいです。
乗船所:Korenlei 4
クルーズ会社のHP www.debootjesvangent.be

(c) Joost Joossen

(c) Joost Joossen

イベント

ゲントフロラリア Gent Floraliën
5年に1度の花の祭典「ゲント・フロラリア」が開催されます。2016年の開催では、シタデル公園、バイローク、聖ピータース広場、レオポルド・バラックの4つの会場で、フラワーアレンジメントやガーデンなど様々な花と自然が表現され、また日本・ベルギー150周年を記念して、日本が招待国に選ばれました。
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ゲント名物おいしいものを食べ歩き

ティールーム・マックス Tea Room Max
聖ニコラス教会の裏手にあるマックスは、四角くサクッとした生地の「ブリュッセル・ワッフル」発祥の店です。移動テントで販売していた当時のレトロな看板などが飾られた可愛い店内で、絶品ワッフルをいただきましょう。
住所:Goudenleeuwplein 3

ゲント ワッフル マックス フランダース

老舗菓子店テメルマン Confiserie Temmerman
19世紀から続く町のスイーツショップ。ゲント発祥の伝統菓子「キュベルトン」などのローカルスイーツが味わえます。近くのカフェやレストランが集まるPatelsholでの休憩もおすすめ。
住所:Kraanlei 79

ティーレンタイン・フェルレント Tierenteyn Verlemt
18世紀創業。地元の人に長い間、愛されているマスタード専門店です。昔ながらの手法で作り、壺から量り売りしています。マスタードの他にベルギーでよく料理に使う、セロリ塩などの香辛料もあります。Groentenmarkt広場に面していて、常に人の出入りや行列があります。

(c) Tomas Kubes

(c) Tomas Kubes

伝統菓子キュベルドンの屋台 Cuberdon
キュベルドンとは中にラズベリーなどのフルーツシロップが入った東フランダース地方の伝統菓子です。独特の三角錐形からヌーゼン(鼻の意味)と呼ばれています。街中には屋台が出ていることも多いので、見つけたらぜひ味わってみましょう。

ゲント キュベルドン スイーツ フランダース

フライダッハ・マルクト Vrijdagmarkt
街で一番大きな広場フライダッハマルクト(金曜日広場)にはカフェが並んでいます。なかでも人気のビアカフェ「デ・デュレ・グリット」は、馬に乗ったまま飲めるよう独特なフラスコ型グラスに入れた名物ビール「パウエル・クワック」を復刻し、人気を博しています。その巨大版「MAX」は昔の伝統に倣って、靴を担保にして注文するユニークな仕組み。250種類のビールが楽しめます。

肉屋のギルド Groot Vleeshuis
中世の肉市場の建物を利用し、ゲント地方の物産を紹介しています。ゲント特産の生ハム「ガンダハム」が天井からつるされたユニークな店内を見ながら、ゲント名物のワーテルゾーイ(チキンのクリームスープ煮)を食べてみましょう。

花市 Flower Market Kouter
カウター広場では午前中に花市が開かれています。日曜日はオイスターバーが出ていることもあります。白ワインと共にのんびり週末を楽しむ地元の人で賑わいます。

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