都市ガイドオランダ、ベルギー・フランダース地方の主要都市の紹介

ブリュッセル

ベルギーの首都ブリュッセル(Bruxelles/Brussel)は中世以来、ヨーロッパの歴史の波にもまれながら発展してきました。現在は、EU(欧州連合)本部と関連機関、そしてNATO(北大西洋条約機構)本部が置かれ、ヨーロッパの政治の中心的な役割を担っています。様々な言語、文化、伝統が共存する街に、その輝かしい歴史遺産と未来に向かって息づく現代性とが見事に調和しています。
旧市街は「グランプラス」を中心に広がり、周辺にはオシャレなカフェやショップが点在。中央駅の東側には王宮、王立美術館をはじめとする文化施設が並びます。

(c)www.atomium.be photo by Alexandre LAURENT

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ランドマーク・モニュメント

グランプラス Grote Markt/Grand Place
ブリュッセル観光のスタートはグランプラスから。13世紀に商人たちの市場として開かれた広場から、道は四方に延び、心ときめく観光スポットへと人々を誘い込みます。広場には市庁舎をはじめ中世のギルドハウスが並び、その壮麗さは作家ユゴーやジャン・コクトーらが称賛し、世界で一番美しい広場と謳われてきました。1998年に世界遺産に登録。7月の歴史的なお祭り「オメガング」、偶数年の8月の「フラワーカーペット」、12月の「ライトアップと光のショー」をはじめ、様々なフェスティバルや文化イベントが開かれます。

ブリュッセル 世界一美しい広場 世界遺産 グランプラス ベルギー

ブリュッセル市立博物館 Musée de la Villa
グランプラスに建つ「王の家」の内部が市立美術館になっています。ブリューゲル(父)の絵画、タペストリー、彫刻などのほか、世界各国から送られた小便小僧の衣装コレクションが展示されています。

小便小僧 Manneken Pis
17世紀にジェローム・デュケノワによって作られたブロンズ像が元となり、ブリュッセルの街のシンボルとして愛されています。もとは市内に数多くある噴水のひとつでしたが、12世紀、戦場の兵士を鼓舞するために幼い支配者を揺り籠に入れて木に吊るした(そのとき幼子が敵軍に向かって小便をした)逸話や、反政府軍がブリュッセルを爆破しようとしかけた爆弾の導火線を小便をかけて消したジュリアン少年の逸話などいくつかの説があります。小便小僧は何度か盗まれる不運に見舞われましたが、いつの日も変わらず市民の敬愛の対象として愛されてきました。いつしか世界に知られる存在となり、各国から様々な衣装が贈られ、その数は800点にも上ります。季節や行事に合わせて頻繁に衣装替えをすることでも有名。

芸術の丘 Mont des Art/Kunstberg
ブリュッセル中央駅からグランプラスと反対の方向に歩くこと約10分、ブリュッセルが一望できる高台が「芸術の丘」と呼ばれています。その名にふさわしく美術館が立ち並ぶ地区です。中央駅の方向から歩くと、まず楽器博物館、マグリット美術館、ベルギー王立美術館があり、さらに進むと瀟洒なカフェやショップが並ぶサブロン広場へ到着します。アートをじっくり楽しみながら芸術の丘を散策し、その後ベルギーのおいしいスイーツでお茶をしてみてはいかがでしょう。

(c)Pieter Heremans

(c)Pieter Heremans

王宮 The Royal Palace of Brussels
ベルギーの首都にある最も美しい建物の一つです。ブリュッセル公園の向かいにあり、国王が執務にあたる場所でもあ、また国賓を迎える公式行事に使われる国の重要な建物です。夏季のみですが一般公開(無料)されます。貴重な絵画やタペストリー、「鏡の間」は必見です。
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ブリュッセル 王宮 外観 フランダース

ミュージアム

ベルギー王立美術館
Musées Royaux des Beaux-Arts de Belgique/ Koninklijke Musea voor Schone Kunsten van België

中世から現代までの幅広いコレクションを所蔵。メムリンク、ボス、ルーベンス、ブリューゲル、ヨルダーンス、ヴァン・ダイクなどがある古典美術館、ダーヴィットなどを展示した近代美術館、19世紀末から20世紀初頭のアンソール、クノップフ、ゴッホなどの作品を集めた世紀末美術館などに分けて分館し、展示しています。

マグリット美術館 Magritte Museum
ベルギー王立美術館の別館として2009年6月にオープン。地下で王立美術館とつながっています。シュールレアリスムの巨匠マグリットの作品や資料など200点が展示され、画家の人生、時代の流れ、作品の変遷をたどりながら作品鑑賞が楽しめます。
マグリットゆかりの場所について詳しく読む

オルタ美術館 Musée Horta/Horta Museum
アール・ヌーヴォー建築の父ヴィクトル・オルタの自邸兼アトリエが公開されています。1898年から1901年にかけて造られた建物は、内部の壁画、モザイク装飾、家具、ステンドグラスなど細部に至るまですべてにオルタの美意識が行き届き、素晴らしい調和を見せています。

ベルギー漫画センター
Centre Belge de la Bande Dessinée/ Belgisch Stripcentrum

漫画王国として知られるベルギーの60年以上にわたる歴史を4500点を超える原画コレクションから紹介。日本でも知られる「タンタン」にも会えます。ヴィクトル・オルタが繊維会館のために設計したアール・ヌーヴォー建築を利用。建物も必見です。

(c)Pieter Heremans

(c)Pieter Heremans

楽器博物館
Musée des Instruments de Musique/Muziekinstrumentenmuseum
バイオリン、ピアノなど西洋の楽器はもちろん、アジア、アフリカを含む1,500点以上の世界各地の楽器や古楽器を収蔵。時代、地域を超えた楽器コレクションは保存状態もよく、俊逸。かつて百貨店だった美しいアール・ヌーヴォー建築を利用し、最上階には眺めのいいカフェ・レストランがあります。

ヴァン・ビューレン美術館 Van Buuren Museum
ブリュッセルの高級住宅街ウックルにある芸術愛好家ダヴィッド・ヴァン・ビューレンの元邸宅。20世紀前半の見事なアール・デコの調度やタペストリーの他、ヴァン・ビューレンが収集した15世紀から20世紀までの幅広い美術品を展示しています。アリス夫人が精魂込めてつくった、美しい庭園も必見です。
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ショッピング

ギャルリ・サンチュベールとグランプラス周辺
Galerie St. Hubert, Grand Palace

グランプラスの裏手にヨーロッパ最古のショッピング・アーケードのひとつ「ギャルリ・サンチュベール」があります。プラリネを生み出したチョコレートの名店ノイハウス、ベルギーのエルメスと言われるデルヴォー、創業100年以上の手袋専門店などが並び、眺めながら歩くだけでも楽しい場所です。グランプラス周辺にはチョコレートと焼き菓子のジャン・フィリップ・ダルシー、老舗菓子店ダンドワ、タンタンショップなど魅力的なお店があります。

(c)Emily Warren

(c)Emily Warren

グランサブロン広場からジュ・ド・バル広場
Grote Zavel/Place due Grand-Sablon, Vossenplein/Place du Jeu de Balle

グランプラスから南に歩くと個性的なチョコレートショップやレストランがあるサブロン広場に到着。土日には広場で骨董市が開かれます。南東側はステンドグラスの美しいノートル・ダム・デュ・サブロン教会があります。グランサブロン広場からジュ・ド・バル広場にかけては、アンティークショップが立ち並ぶエリア。ジュ・ド・バル広場では毎日7時〜14時に蚤の市が開かれます。日用品、雑貨、ブロカントを扱う約500店舗が並び、掘り出し物を探す地元っ子たちがやってきます。

ブリュッセル ジュドバル広場 マーケット 蚤の市 フランダース

ダンサール通り Rue Antoine/Dansaertstraat
街の西側にあるダンサール通りやサン・ジェリ広場から聖カトリーヌ広場にかけては自由で気取らない下町エリア。ブリュッセルの若手デザイナーたちの個性的なショップをみかけます。聖カトリーヌ広場周辺はスタンドで新鮮な魚介を食べられるDe Noordzee/La Mer du Nordをはじめ、美味しいシーフードレストランが集まります。

ルイーズ通り Avenue Louise
洗練された高級店が並ぶ山の手の買い物エリア。ショッピング・アーケード街ギャルリ・ルイーズ、ヒルトンホテル前のワーテルロー通り、その向かいのトワゾン・ドール通り、そして交差するアヴェニュー・ルイーズの辺りにブランドショップが並びます。

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