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マグリット没後50年 ブリュッセルに画家ゆかりの場所を訪ねて

マグリット ロゴ画家ルネ・マグリットは、ベルギーのブリュッセルで活躍したシュルリアリズムの流れに組する20世紀のアートの巨匠です。

1967年8月15日に68歳で亡くなり、ブリュッセルのスカールベーク墓地に埋葬されています。

今年はマグリット没後50年という記念の年です。この機会に画家が活躍した街を訪ねてみませんか?

 

マグリット美術館(ベルギー王立美術館 分館)

(c) www.visitbrussels.be

(c) www.visitbrussels.be

マグリット美術館は、ブリュッセル王立美術館の分館として、2009年6月に開館した新しい美術館です。ネオクラシック様式の建物に、世界最大のマグリットの作品コレクションが収められています。 シュルレアリスムやマグリットの描く不可思議な世界に魅了されたならば、ぜひとも訪れたい場所。

絵画だけでなく、彫刻、楽譜、写真、映像なども合わせて展示されています。≪言葉とイメージ≫をテーマに作られたマグリットの作品鑑賞と合わせて、画家の人生、時代の流れ、作品の移り変わりを知ることができます。代表作の「光の帝国」をはじめ200点以上のコレクションが収蔵されています。

マグリット没後50年 記念特別展

世界最大のマグリットの作品コレクションを収蔵するマグリット美術館では、2017年10月13日より2つの企画展が開催されます。

ブリュッセル マグリット 50年 ミュージアム 記念展● マグリット、ブロータスと現代アート

マグリットのオリジナル作品と、マグリットの作品をモチーフに作られた近現代のアーティストの作品を並べ、対比させるユニークな企画展です。イメージと共に言葉にも多くの含みを持たせたマグリットの作品の謎を、ベルギーの詩人マルセル・ブロータスはひも解いてくれるでしょうか。他にも、マグリットに新しい解釈を与えてくれるのが、アンディ・ウォーホル、ジャスパー・ジョーンズ、ロバート・ラウシェンバーグ、ロバート・ラウシェンバーグ、エド・ルシェ、シーン・ランダーズ、デイビット・アルトメジョ、ジョージ・コンド、ギャビン・タークといった世界の有名アーティストたち。150以上の絵画、彫刻、素描、インスタレーション、写真、映像などが展示されます。

ブリュッセル マグリット 50年 ミュージアム 記念展
● マルセル・ルコンテ、シュールレアリスムの秘密の部屋
Marcel Lecomte The secret chambers of surrealist

画家エミール・ルコンテの息子で、ベルギーのシュールレアリスムの立役者ともいわれ、マグリットにジョルジュ・キリコを紹介し、画家がシュールレアリスムの道へ進むのを後押ししたマルセル・ルコンテは、死後多くの作品や資料をベルギー王立美術館現代アート部門に寄贈しました。詩人であり、アレシンスキーに挿絵を描いてもらうなど、画家たちと常に近い距離にあったルコンテ氏のコレクションから、マグリットはじめブリュッセルで活躍したアーティストに関する貴重な写真、書籍、映像を紹介します。

どちらの記念展も開催は、2017年10月13日から2018年2月18日までの予定。

Musee Magritte Museum
住所:Regentschapsstraat 3, 1000 Brussels

マグリットの家ミュージアム

ブリュッセル マグリットの家 フランダース

マグリット夫妻がブリュッセルにやってきて、1930年から1954年まで暮らした家が、ブリュッセル北西のジェット地区にあります。

マグリットが住んだのは、庭のある1階の部分で、たくさんの代表作がこの小さな住居のキッチン前の小部屋で描かれました。 当時のインテリアが残された館内からは、シンプルで遊び心溢れる画家の生活が覗えます。 マグリットは身近にあるものを自分の絵の中に多く描いたため、作品のモチーフとして登場する、暖炉、窓、ドアなどをここに見ることができます。 30代から40代にかけての成功を手にする前の時代に、アートを理想を模索しながら暮らしました。

ブリュッセル マグリット ミュージアム フランダース

マグリットは多くの作品を家で描きましたが、ここに隠遁していたわけではなく、仲間の芸術家たちがしょっちゅう押しかけ、芸術やそれ以外のことについて活発な議論を交わしました。 マグリットが、シュルレアリスムと抽象主義の橋渡しをした重要な人物とされているのは、この家に出入りした若いアーティストたちに大きな影響を与え、彼らが次の時代のベルギーの芸術を担ったからです。

ブリュッセル マグリットの家 フランダース

マグリット本人の作品はスケッチが観られる程度ですが、アトリエやインテリアがそのままの保存されているので、マグリットの絵の世界を体験できる場所としておすすめです。

また、マグリットが気に入らずに破棄してしまったり、火事や船の事故で焼失してしまった作品を再現するプロジェクトが行われ、上階の展示ルームでは、マグリットの幻の作品(の再現)を鑑賞することができます。

ブリュッセル マグリットの家 フランダース

● 没後50年の今年は、マグリット美術館(王立美術館分館)に入場すると、マグリットの家ミュージアムの入場料が2ユーロディスカウントされるクーポンを配布しています。
Rene Magritte Museum
住所:Esseghemstraat 135, 1090 Brussels (Jette)

マグリットが通ったカフェ

「ラ・フルール・アン・パピエ・ドレ(紙に描かれた黄金の花)」という素敵な名前のカフェは、マグリットが好んで通ったアールヌーヴォーのインテリアがシックな場所です。 ベルギーの郷土料理やブリュッセル近郊の名物ビール「ランビック」などでお腹を満たすことができる、渋い感じのビアカフェです。建物のファサード(表側)は文化財に指定されています。

ブリュッセル マグリット カフェ パピエドレ フランダース

1944年に詩人でもあったオーナーがこの古いカフェを買い、ラ・フルール・アン・パピエ・ドレと名付けました。 マグリットをはじめとする、ベルギーのシュルレアリスムの画家、詩人、作家などの芸術家たちの溜まり場だった頃から、店内は時が止まったような雰囲気があります。

現代アーティストのピエール・アレシンスキーや漫画「タンタン」の作者エルジェもこのカフェが大のお気に入りでした。 壁にはアーティストの詩句が書かれていたり、当時の写真、切り抜き、メモなどが飾られています。 マグリット美術館から徒歩で10分。 作品を堪能した後に、マグリットの時代を想像しながらゆっくりと時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

La Fleur en Papier Doré
住所:Cellebroersstraat 53-55, 1000 Brussels


マグリットの作品空間を感じる
レストラン ラ・ルー・ドール

ブリュッセル マグリット レストラン フランダース

マグリットの作品世界を思わせる美しい天井画で知られるレストランがあります。 「帽子屋通り」の名前にちなんだ内装はオーナーのアイデアだとか。 店内ではベルギーの郷土料理が味わえます。

住所: Rue des Chapeliers 26
電話: +32 (0)2 514.25.54

グリーンウィッチ
いまブラッセリーとなっている場所は、かつてマグリット何度も訪れては、チェスをプレイしていました。
www.greenwich-cafe.be
住所:Kartuizersstraat 7, 1000 Brussels

スカールベーク墓地
マグリットはここに妻と共に眠っています。
www.schaarbeek.irisnet.be
住所:Everestraat 4, 1030 Brussels

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