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エッシャー生誕120年 故郷レーワルデンでの回顧展とエッシャー・ミュージアム

M.C. Escher - Day and Night

M.C. エッシャー 「昼と夜 Day and Night」

M.C.エッシャー(マウリッツ・コルネリス・エッシャー)はオランダ、レーワルデン出身のグラフィック・アーティスト。実際にはありえない構造物や変化するパターンなどをテーマに不可思議な風景を描きました。日本では、エッシャー後期の作品「滝」「昼と夜」(画像上)などに代表される、いわゆる“だまし絵”作品で有名です。

2018年6月17日に生誕120年を迎えるエッシャー。彼が紡いだ独特の世界は、いまでも多くのアーティスト、デザイナー、数学者など様々な分野の専門家に影響を与えています。生誕120年をお祝いして、来年、欧州文化首都となるエッシャーの故郷レーワルデンで回顧展「エッシャーの旅」 が開催されます。

M.C. Escher’s “Self-Portrait” (1929) ©the M.C. Escher Company B.V. All rights reserved. www.mcescher.com

M.C.エッシャー「自画像 」(1929)
© the M.C. Escher Company B.V. All rights reserved. www.mcescher.com

視覚の魔術師と呼ばれ、版画家、グラフィックアーティストとして不動の人気のエッシャーはオランダ北部フリースラント州のレーワルデン生まれ。日本人にとって、エッシャーの父親ゲオルゲ・アルノルド・エッシャーが明治政府のお抱え技師として、福井や大阪などで行われた土木事業で活躍したという縁もあります。

「欧州文化首都」を記念して行われるイベントのハイライトとなる回顧展では、芸術活動の初期から晩年までの約50点の作品を展示。オランダだけでなく、イタリア、スイス、ベルギーと欧州を放浪したエッシャーの画家人生の旅を作品を通して辿ります。

エッシャーの旅 Escher’s Journey
会期:2018年4月28日~10月28日
会場:フリース博物館
アクセス:フリース博物館のあるレーワルデン(Leeuwarden)へは、アムステルダムから電車で約2時間20分。レーワルデンについてはこちらの記事も参照ください。

M.C. Escher’s “Castrovalva” (1930) ©the M.C. Escher Company B.V. All rights reserved. www.mcescher.com

エッシャーが旅人の時期に描いた風景画 “Castrovalva” (1930) © the M.C. Escher Company B.V. All rights reserved. www.mcescher.com

M.C. Escher’s “Cycle” (1938) © the M.C. Escher Company B.V. All rights reserved. www.mcescher.com

M.C. エッシャー “Cycle” (1938) © the M.C. Escher Company B.V. All rights reserved. www.mcescher.com

オランダのアーティスト、エッシャーの世界を味わうことができるとっておきの場所が、宮殿の中のエッシャー(Escher in het paleis)という名の「エッシャー美術館」。ウィルヘルミナ女王の母エンマが住んだ宮殿が、まるごとエッシャーの作品展示とその世界観が味わえる3Dの仕掛けなどを使ったミュージアムとなっています。常設展「永遠と無限(Eternity & Infinity )」として、大作メタモルフォース・シリーズ含む約150点の作品が飾られ、エッシャーが作り出す不可思議で幻想的な世界に浸ることができます。

エッシャー美術館は、オランダ国王が住むロイヤルシティ、ハーグ(Den Haag)にあります。フェルメールやレンブラントの作品で人気のマウリッツハウス美術館からも近く、モンドリアンの傑作で知られるハーグ市立美術館などもあり、アートめぐりが楽しめます。

ハーグ エッシャー美術館

エッシャー美術館 Escher in het paleis
住所:Lange Voorhout 74, Den Haag
アクセス:アムステルダム中央駅から電車で50分、ハーグ中央駅下車。駅から徒歩12分、またはトラム15番、16番で。
開館:月曜日、クリスマス、1月1日を除く毎日午前11時~午後5時まで

イタリアなどの旅からもどり、祖国オランダに落ち着いたエッシャーが30年近く住み、主要な作品を描いたのがバーン(Baarn)という町です。ここには、エッシャーが埋葬された墓地があり、またエッシャーがデザインした市庁舎の窓や壁面、学校のタイルの柱が残っています。エッシャーの名前を冠したEscherlaan(エッシャー通り)には、エッシャーの絵のモチーフをタイルにして飾った家が並んでいます。駅前には、エッシャーの絵を3次元に解釈したモニュメントが飾られています。バーンは、アムステルダムから電車で40分。近くにKasteel GroeneveldPalace Soestdijk 2つのお城があり一般公開されています。

Kasteel Groeneveld フローネフェルト城

Kasteel Groeneveld フローネフェルト城

エッシャー生誕120年の2018年、オランダでエッシャーのゆかりの場所や作品コレクションをめぐってみませんか?

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