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フラックス産業の町コルトレイクに新しいミュージアムがオープン

コルトライク フラックス ミュージアム ロゴ

コルトライク フラックス ミュージアム リネン ベルギー今秋、フランダースの西部コルトレイクにフラックスとリネン産業にまつわる新しいミュージアム「テクスチュール」が誕生しました。

正式名称「テクスチュール/フラックス産業とレイエ川ミュージアム」は、コルトレイク(Kortrijk)の駅や旧市街から徒歩圏のレイエ川畔の再開発地区にあります。ミュージアムの建物は、リネン紡績会社がフラックスを出荷するまで管理した倉庫だったもの。フラックス産業を象徴する建物の趣を残しながら、建築家がモダンなデザインを新たに加えました。インテリアにはレイエ川の別名・黄金の川のイメージから喚起された、黄色に近い金色が使われています。

館内は3つのセクションに分かれています。1つ目の「ワンダー・ルーム」はフラックスの繊維から作られる多種多様な製品を展示し、フラックスがリネンに織られていく過程やフラックスの優れた性質などを教えてくれます。実際に触れて確かめることのできるラボ(実験室)コーナーもあります。続く「レイエ・ルーム」はレイエ川流域で発達したフラックス栽培とその工業化の歴史を紐解きます。フラックス栽培の初期は生産が安定しなかったため、事業に携わる人々は多くの労苦を重ねました。繊維加工業者、商人、技術師、企業家など関わった人々が登場し、コルトレイク周辺のフラックス産業が立ち上がるまでの歴史を伝えます。土地の人が力を合わせてフラックスの町を作り上げてきたことがわかります。「ゴールデン・クラウン」はお宝が見られる部屋!フラックスで作られた貴重なコレクション、貴族や富裕階級が愛した選り抜きのダマスク織、レース、刺繍、テキスタイルなどが飾られ、目を楽しませてくれます。

レイエ川地域で作られたフラックスやリネンは「コルトレイク・フラックス(リネン)」と呼ばれ、この名前は手に入る最高のフラックスを指すものとなりました。また自然派の人には既に馴染みのあるリネン。化学繊維などが多く用いられる現代において、フラックスをよってできる肌触りのよいリネン生地を好む人は数多くいます。その原点といわれるフラックスの聖地を訪れてみてはいかがでしょう。現在も高品質のリネンと言えばコルトレイクものとして知られ、世界中に輸出されています。高級ホテルやレストランなどで、みなさんも知らないうちにコルトレイクのリネンを手に取っているかもしれません。ミュージアムの「好奇心のキャビネット」のコーナーでは実物を触って体験することもできます。

テクスチュール/フラックス産業とレイエ川ミュージアム
TEXTURE, MUSEUM OF FLAX AND RIVER LYS

開館 5月〜9月 火曜〜日曜 午前10時〜午後6時
(月曜日休館)
10月〜4月 火曜〜日曜 午前10時〜午後5時
(月曜日と祝祭日は休館)
入館料 一般6ユーロ
住所 Noordstraat 28, 8500 Kortrijk
アクセス: ベルギー国鉄のコルトレイク駅までは、ブリュセルからポッペリンゲ方面のIC利用で90分/またはゲントからオステンド行きに乗り35分

ミュージアムのウェブ http://www.texturekortrijk.be/

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