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ベルギービールがユネスコの無形文化遺産になりました

先月開催されたユネスコの世界遺産会議にて、「ベルギービール」が無形文化遺産に登録されました!

数世紀続く、ローマン・ビール醸造所

数世紀続く、ローマン・ビール醸造所

1500種を超える多彩なベルギービールそのものばかりでなく、ベルギーにおけるビールの発展や、世代から世代へと受け継がれてきた歴史、ベルギーの人々の生活に浸透しているビールを楽しむ生活、品質の良いビール醸造のための努力など、ベルギービールにまつわる文化全体が、文化遺産として認められました。

フランダース西部にはいまも伝統的な手法で育てるホップ農家がある (c) Hopmuseum Poperinge

フランダース西部にはいまも伝統的な手法で育てるホップ農家がある (c) Hopmuseum Poperinge

ベルギーでは、ビール醸造家はもちろん、ビール・テイスティング協会、ビールのプロモーター、NGO、教育機関など関連する団体が一体となって、約1年半かけて無形文化遺産の申請をしました。ベルギーにおいてビールとは、醸造や販売だけでなく、より良い味を求めるテイスティング協会があり、大学等で酵母や味の研究がされ、学ぶためのミュージアムがいくつもあり、レクチャーやイベントで触れる機会があり、フェスティバルで楽しみ、レストランやビアカフェでは料理と合わせたフードペアリングを探求するといった、あらゆる場所や分野にわたって深く浸透しているものです。

希少なトラピストビールも人気が高い

希少なトラピストビールも人気が高い

ホップ、ランビック、ビールの歴史などのミュージアムがテーマごとにある

ホップ、ランビック、ビールの歴史などのミュージアムがテーマごとにある

ビールに合わせたグラスがり、料理もまたビールとの相性で決める (c) Kris Jacobs

ビールに合わせたグラスがあり、料理もまたビールとの相性がある (c) Kris Jacobs

もちろんその種類の多さも魅力です。ブリュッセル郊外のパヨッテンランドでのみ作られるランビック・ビール、季節ごとに作られるビール、西フランダース地方独特のオールド・ブラウン・ビール、修道院で作られるトラピスト・ビールなどを始め、それぞれが独自のフレーバーをもつ多彩なビールが味わえます。若手醸造家による先進的なビールも誕生していますが、代々受け継いできたフレーバーを家族経営の小規模な醸造所等で、大切に守っていくことが大事に考えられています。新旧のビールがしのぎを削り、いまでは国内で1500種~2000種のビールが作られるようになりました。

女性に人気のフルーツを使ったビール (c) Rob Mitchell

女性に人気のフルーツを使ったビール (c) Rob Mitchell

毎年9月にグランプラスで開催されるベルギービールウィークエンド (c) Milo Profi

毎年9月にグランプラスで開催されるベルギービール・ウィークエンド (c) Milo Profi

こうしたベルギーの貴重なビール文化は、積極的に守られていくべきものであると認められ、ユネスコの無形文化遺産に登録されることとなりました。旅行の際は、美味しいベルギービールをたくさん味わうのはもちろん、ビールについて学ぶアトラクションを体験したり、醸造所見学などでビール造りの風景に触れるなど、ぜひいろいろな方法で楽しんでみてください。

メッヘレン ヘットアンケル ビール 醸造所 フランダース

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