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ブリュッセルの小便小僧の衣装ミュージアム

ブリュッセルを代表する愛らしいマスコットといえば、あの有名な「小便小僧」です。17世紀にデュケノワによって作られたブロンズ像で、地元では「ジュリアン坊や」の愛称で親しまれています。

ブリュッセル 小便小僧 フランダース

いつしか世界中に有名な存在となり、各地から様々な衣装が贈られ、いまやその数は950着を超えています。世界一の衣装持ちの子供…と羨望の目で見られているのです。

(c)Pieter Heremans

(c)Pieter Heremans

この度、2017年2月4日に、ジュリアン君のための新しいミュージアムが誕生します。小便小僧が立つ噴水前の通り(Rue du Chêne 19番地)に、小便小僧の衣装コレクションを展示する「小便小僧の衣装ミュージアム(GardeRobe MannekenPis)」がオープンします。衣装を寄贈した団体や背景から、7つのテーマ(地理、民族、チャリティと市民団体、商業、有名人とキャラクター、スポーツとデザイナー)に分けて、ジュリアン君のワードローブから100点以上が展示されます。

ブリュッセル 小便小僧 フランダース

小便小僧は、17世紀に誕生した当時から、宗教行事などの特別な時に衣装を着ていました。ただしその数は19世紀までは、ほんの数着でした。20世紀に入り、徐々に増え、1980年代以降は毎年15着ほど増えています。現在のジュリアン君は、様々なイベントや記念日に合わせて年間、約130着の衣装を着る機会があり、スケジュールが公式に発表されるほど、街の大きな行事となっています。小便小僧と世界各地から贈られた衣装のコレクションは、ブリュッセル市民にとって、街がもつ多様性と同じイメージをもつ大切なものとなっています。

現存する最古の衣装は、フランス王ルイ15世が1747年に贈ったもので、これはフランス軍兵士が、ブリュッセル市民が大切にしていた小便小僧を盗もうとした事件への謝罪の意味が込められていたと言われています。以降、様々な国や地域、団体から衣装が送られてきました。現在は小便小僧へ衣装を送りたいという人は、ブリュッセル市長に公式に申請をしなくてはなりません。衣装を受け取るかどうかは、小便小僧の衣装について審議する特別な委員会で話し合われます。また、ジュリアン君に着せる洋服の制作は、ブロンズ像ということもありとても難しいものです。既に1756年に、小便小僧お抱えの最初の服飾職人がいたほどです。

ブリュッセル 小便小僧 フランダース

1965年、小便小僧は再び盗難の危機に見舞われ、その際オリジナルの像は、グランプラスにある「ブリュッセル市博物館」に置かれるようになりました。現在、噴水に置かれているものはレプリカになります。ブリュッセルの小便小僧についてのトリビアやミステリーはまだまだ、たくさんあります。「ブリュッセル市博物館」で現在小便小僧の衣装の一部を展示しているスペースは、新ミュージアム開館後は、小便小僧についてみなさんが思いつく数々の質問(いつ、だれが、どこで)の答えを提示し、有名になった歴史的背景やブリュッセル市との関わりについて解説する場所に生まれ変わります。新ミュージアムとブリュッセル市博物館の展示室への共通入場券が発行されますので、ぜひ両方を制覇して、小便小僧博士になりましょう。

フランス王ルイ15世から贈られた衣装

フランス王ルイ15世から贈られた衣装(現存する最古の衣装)

小便小僧の衣装ミュージアム GardeRobe MannekenPis
住所 Rue du Chêne 19 1000 Brussels
ウェブ www.mannekenpis.brussels

ブリュッセル市博物館 Brussels City Museum
住所 Grand-Place 1000 Brussels
ウェブ www.museedelavilledebruxelles.brussels

開館
火曜日~日曜日 午前10時~午後5時
休館
月曜日、1月1日・11月1日・11月11日・12月25日

共通入館券:8ユーロ(18歳以下無料)

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