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ミッフィーの作者ディック・ブルーナさんの故郷ユトレヒト

日本の方に長年愛されている、ミッフィー(うさこちゃん)を描いたのはオランダ、ユトレヒト生まれのディック・ブルーナさん。ミッフィーがこの世に誕生したのは1955年で、最初はブルーナさんが家族で海辺のリゾートへ出かけたときによく出会った野生のうさぎをもとに、子供を寝かしつけるために作ったうさぎのお話でした。以来、オランダではうさちゃん、といった意味の「ナインチェ」(nijntje)と呼ばれ、子供から大人まで親しまれています。1927年ユトレヒトに生まれ、この街に住み、創作活動を行っていたディック・ブルーナさん(89歳)は、世界中のファンに惜しまれつつ、先月、安らかに天国へ旅立ちました。

Copyright Mercis bv 1953-2017 / Centraalmuseum Utrecht

Copyright Mercis bv 1953-2017 / Centraalmuseum Utrecht

ユトレヒトの街はオランダのほぼ中央にあります。アムステルダム、デン・ハーグ、ロッテルダムに次ぐオランダ第4の都市で人口は約30万人の中規模な都市と言えます。オランダで最も高い鐘楼をもつドム塔があり、平らな国ですから、空気の澄んだ日には塔の上から、はるかアムステルダムやロッテルダムまで見通せることもあります。旧運河を中心に広がる町は、徒歩での散策にちょうどいい大きさ。

ブルーナさんはユトレヒト出身の有名人ですから、街中にはブルーナさんやミッフィーゆかりの場所があります。そして、ユネスコの世界文化遺産に登録されたヘリット・トーマス・リートフェルト設計の名建築「シュローダー邸」や交通の要所だった歴史を踏まえて作られたヨーロッパ最大級の「鉄道博物館」、手回しオルガンなど伝統楽器が体験できる「オルゴールミュージアム」など、楽しい見どころがたくさんあります。

ユトレヒト 運河 オランダ

ユトレヒト ドム塔 オランダ

ユトレヒト 旧運河 アウデ オランダ

ユトレヒトのアートの中心を担うのがオランダ最古の市立美術館「セントラール・ミュージアム」です。カラバッジョ派とよばれるバロックの画家から現代の作家まで地域出身のアーティストの作品を展示しています。

ユトレヒト セントラール ミュージアム オランダ

ユトレヒト リートフェルト シュローダー邸 世界遺産 オランダ

セントラール・ミュージアム」の管轄に、1年前にリニューアル・オープンしたばかりの「ミッフィー・ミュージアム」があります。ミッフィーのおうち、お医者さん、動物園など、絵本の中の世界をミッフィーやお友達と一緒に体験できるアトラクションがあり、子供たちが遊びながら体験できるュージアムです。いつ出かけてもにぎやかな子供たちでいっぱい!ミッフィーは、ブルーナさんが描いた124冊の絵本のうち32冊で、「ミッフィー」シリーズの主人公として登場しています。 絵本の中でミッフィーは、家族や友達と一緒に様々な世界を冒険しますが、絵本と同様にミュージアムでも、全てを説明するのではなく、子供たちの想像力をかき立てる場となるように作られています。オリジナル・グッズが買えるミュージアムショップやミッフィー・パンケーキが食べられるカフェもあります。

ユトレヒト ミッフィーミュージアム イメージ オランダ

ユトレヒト ミッフィー ミュージアム オランダ

大人のミッフィー・ファンにぜひ訪れていただきたいのが、ミッフィー・ミュージアム向かいのセントラール・ミュージアムに2015年秋に誕生した「ディック・ブルーナさんのアトリエ・コーナー」です。作品制作の場となった本物のアトリエが見学ができるほか、ブルーナさんが描いた原画やスケッチなどが展示されています。

(c)Centraal Museum Utrecht / Photo by Hes van Huizen

(c)Centraal Museum Utrecht / Photo by Hes van Huizen

(c)Centraal Museum Utrecht / Photo by Hes van Huizen

(c)Centraal Museum Utrecht / Photo by Hes van Huizen

ユトレヒト市内には、歩いてめぐるブルーナさんゆかりの場所があります。なかでも訪れたいのは世界に1つしかない「ミッフィーの信号機」。以前あったものが最近LEDへとリニューアルされています。ブルーナさんが毎日のように自転車で通ったカフェ・オーロフや看板のデザインを手がけた切手屋さん、ブルーナさんの次男のアーティストが作ったミッフィー像のある広場なども探してみましょう。

(c) Kazuyuki Yamaguchi

(c) Kazuyuki Yamaguchi

ユトレヒトは、アムステルダムから鉄道で約40分と日帰りも可能ですが、鉄道駅直結のホテル2軒に加え、カール5世ゆかりの白亜の館「Karel V」などの素敵なホテルが徒歩圏にありますので、ユトレヒトに泊まって、周辺のみどころ(アムステルダム、チーズマーケットと中世の街並ゴーダ、国立公園とクレラー・ミュラー美術館など)を観光するのもおすすめです。

ミッフィー クレジット オランダ

 

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