お便り最新観光ニュース、メディア情報、イベント、キャンペーンのお知らせ

ゴッホ作『コレンの水車』1世紀の後 故郷オランダのブラバントに帰る

フィンセント・ファン・ゴッホの作品で、長年個人蔵だった絵画『コレンの水車』が、1世紀以上の時を経て、画家の故郷オランダのブラバント州に帰ってきます。

2017年11月14日、デンボッシュにある北ブラバント博物館は、フィンセント・ファン・ゴッホの絵画『コレンの風車 (Watermill at Kollen)』を、サザビーズ・ニューヨークで開催された印象派と近代アート販売会で落札しました。
赤い屋根の水車小屋と建物が春の風景に描き込まれたこの作品は、ゴッホのブラバント時代の絵画のなかでは明るい色調で知られ、個人蔵のため公開が100年の間にたった2度しかなかったこともあり、貴重な作品として注目を集めています。
ハンマープライスは300万ドル超。同ミュージアムが、ゴッホの水彩画『ヌエネンの牧師館の庭(The garden of the vicarage at Nuenen) 』を購入して1年後に、また新しい作品が加わることになったことをゴッホの故郷の関係者たちは喜んでいます。

デンボッシュ 北ブラバント・ミュージアム ゴッホ 水車

コレンの水車は、絵が描かれた1884年当時、ヌエネン(Nuenen)というゴッホが初期の傑作を描いた村にありました(現在の行政区はアイントホーフェン)。1975年に修復が行われ、保護登録されている建物としても一見の価値のある文化財です。コレンの水車をはじめ、ゴッホ生誕の地ズンデルトやヌエネンを中心としたブラバント州にいまも残る画家ゆかりの39か所は、ゴッホ文化遺産モニュメントとして、ブラバント州や関連の市町村が一体となって、保護活動が進められています。

水車小屋は現在レストランとして営業。水車も現役で動く。

水車小屋はレストランとして営業。水車も現役で動く。

ヌエネンにあるゴッホゆかりの教会

ヌエネンにあるゴッホゆかりの教会

北ブラバント博物館には、貸与された作品も含め、現在9点のゴッホ作品が展示されています。そして、約3週間ほどのうちに新しくミュージアムコレクションとなった『コレンの水車』が加わり、ゴッホルームでの展示が始まります。

北ブラバント博物館では現在、邦題『ゴッホ~最後の手紙』として日本でも公開中の映画に関連した企画展Loving Vincentを、2018年1月28日まで開催しています。『コレンの水車』公開に合わせて、年始年末、オランダ旅行を計画の方は北ブラバント博物館を訪ね、また足を延ばしてゴッホゆかりの地をめぐってみてはどうでしょう。

『ゴッホ 最後の手紙』のシーンから

『ゴッホ 最後の手紙』のシーンから

北ブラバント博物館 Het Noordbrabants Museum
ウェブ(英語):www.hnbm.nl
住所:41 Verwersstraat , ’s-Hertogenbosch
アクセス:ミュージアムのあるデンボッシュまで、アムステルダム中央駅またはスキポール空港から電車で約75分。
開館:火曜日~日曜日 午前11時~午後5時(月曜日、1月1日、カトリックのカーニバルの時期、4月27日、12月25日は休館)

このトピックの関連記事
オランダで画家ゴッホの2大美術館と故郷を訪ねる

《灰色のフェルト帽子をかぶった自画像》1887年 フィンセント・ファン・ゴッホ ゴッホ美術館

《灰色のフェルト帽子をかぶった自画像》1887年 フィンセント・ファン・ゴッホ ゴッホ美術館

ページトップへ