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ティツィアーノの絵に隠された秘密「2つの顔」がルーベンスの家で展示

アントワープにある「ルーベンスの家」は、ルーベンスが住んだ美しい邸宅とアトリエの雰囲気を残しつつ、画家が取集したアートやオブジェが展示されたミュージアムとして人気のスポットです。

ここで11月21日より、「ティツィアーノ 2つの顔 A TITIAN WITH TWO FACES」と題して、新しい作品の展示が始まりました。ヴェネツィアの画家ティツィアーノは、ルーベンスやヴァンダイクが影響を受けたイタリアの巨匠。その晩年の作品には、意外な秘密が隠されていました。

ティツィアーノ「母と娘の肖像」

ティツィアーノ「女性(母)と娘の肖像」

かつて「トビアスと天使」として知られたこの絵画は、1948年、X線の検査により、下に別の絵が描かれていることがわかりました。元々は肖像画として描かれた作品は、ティツィアーノの死後、当時売りやすいと考えられた宗教画へと、家族の指示で描き変えられたものと考えられています。修復作業は1983年から20年かけて丁寧に行われ、ティツィアーノによって描かれたオリジナルの気品あふれる母と娘の絵が、改めて“発見”されました。

アントワープ ルーベンス ミュージアム ティツィアーノ フランダース

絵はルーベンスがイタリアを旅した時代も含め、ヴェネツィアの貴族の手元に250年ほど置かれていました。その後、ロシア皇帝ニコライ1世の手にわたり、1920年代にはパリの画廊の元へ。現在はそこから買い取ったギンペル家の所蔵となっています。

ルーベンスの家ミュージアムでは、ティツィアーノの「女性(母)と娘」の絵を所有者から長期貸与という形で、今月から一般公開しています。2018年のルーベンス記念年には、ミュージシャンのデヴィッド・ボウイのアートくれクションから、同じくイタリアの画家でルーベンスに影響を与えたティントレットの絵も展示されます。

バロックの巨匠たちの息吹を感じる町アントワープで、豊かなアート体験をしてみませんか?

ティツィアーノ 2つの顔 A TITIAN WITH TWO FACES
(ルーベンスの家公式HP、英語)

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