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10月の特集 おすすめ美術館とアートな旅

今が旬のオランダ、ベルギーのおすすめ美術館をご紹介します。開館まもない新しい美術館や、おすすめの特別企画展を開催している美術館、修復過程が見学できる作品など、秋から冬のアートめぐりの旅におすすめの場所ばかりです。

Johannes Vermeer Girl with a Pearl Earring, c. 1665 Mauritshuis, The Hague

Johannes Vermeer
Girl with a Pearl Earring, c. 1665
Mauritshuis, The Hague

あの少女に会いに行こう!

マウリッツハウス美術館はオランダの黄金時代の絵画を集めた宝石箱のような美術館。 世界的に有名なコレクションがロイヤルシティと呼ばれるオランダ・ハーグの街に鎮座しています。 フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、レンブラントの「ニコラ―ス・テュルプ博士の解剖学講義」、ファブリティウスの「五色ひわ」、ポッターの「牡牛」など200点を超えるオランダとフランダース地方の画家作品が、シルクの壁紙、きらめくシャンデリア、美しい天井画などで飾られたクラシックな室内に置かれ、邸宅のくつろいだ雰囲気のなかゆったりと鑑賞できる、おすすめの美術館です。 ヤン・ステーンの室内画、ロイスダースの風景画、コールテの静物画、ルーベンスの肖像画といった傑作が、その存在をきらめかせる最高の舞台となっています。
今年6月のリニューアルオープンで新しく加わったロイヤルダッチシェル棟は、美術館の受付、ブラッセリ―、ショップがある地階で本館とつながっています。 この新棟では様々な企画展を開催。 完成したばかりのモダンなアールデコの内装が美しく、アートワークショップや会議を行う場としても一般に開かれています。

ゴッホ没後125周年記念ロゴ炎の画家ゴッホのルーツを探して

オランダを代表する画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)は2015年7月29日に没後125年を迎えます。 これを記念して、ゴッホの生涯とその作品を紹介する記念イベントが開催されます。 ゴッホは死後125年になろうとする現在まで、後世の芸術家たちに影響を与えて続けています。 そのことから記念イベントのテーマは「125年のインスピレーション(125 years of inspiration)」。 故郷オランダでぜひ訪れたい画家の軌跡を辿るスポットをご紹介します。

Saint-Rémy-de-Provence, February 1890 Vincent van Gogh (1853 - 1890) oil on canvas, 73.3 cm x 92.4 cm Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

Saint-Rémy-de-Provence, February 1890
Vincent van Gogh (1853 – 1890)
oil on canvas, 73.3 cm x 92.4 cm
Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

ゴッホの最大の作品コレクションが見られるアムステルダムのゴッホ美術館。 2014年11月28日、コレクションの展示が大幅にリニューアルされます。 生まれ変わったミュージアムを探訪してみませんか? 油絵の代表作、素描、書簡が並ぶ展示エリアへ足を踏み入れた瞬間、すぐにゴッホの世界感に包まれていることを感じるでしょう。 ゴッホが芸術のために考えたアイデアや発見を共に体験しましょう。 世界の強烈さをゴッホは繊細な感性で吸収し、心痛、困難、愛、希望といった私たちの人生に立ち表れる重要なテーマを、芸術を通して表現しようとしました。 画家として常に向上を目指したゴッホの足跡をなぞるように展示が進んでいきます。 ゴッホと一緒に歩き、画家の人生を学びましょう。 来年のゴッホ没後125年には、「叫び」で知られるエドヴァルド・ムンクとゴッホの共通点を取り上げたユニークな特別展を企画。 9月25日からノルウェーのムンク美術館協力のもと開催されます。

Vincent van Gogh, Self-portrait, Paris, 1887, Kroller-Muller Museum

Vincent van Gogh, Self-portrait, Paris, 1887, Kröller-Müller Museum

アムステルダムのゴッホ美術館と共に、ゴッホ2大コレクションの双璧をなすクレラー・ミュラー美術館も外せません。 美術館は、国立公園という緑豊かな森の中に鎮座しています。 園内の無料の自転車を借りて自然の中のアートを楽しんだり、季節の移ろいを感じることができます。
来年はゴッホ没後125年。 これを記念して、2015年4月25日から9月27日まで特別企画展「ゴッホとその仲間たち」(Van Gogh & Co)が開催されます。 19世紀末当時盛んだった5つの絵画のジャンル(静物画、風景画、自然を描いたもの、都市の風景、肖像画)に絞り、ゴッホの油絵及び素描作品が50点以上まとめて展示されます。 制作時期も初期のオランダ時代から、色がカラフルに花開いたフランス時代まで幅広く、また同時代の画家作品と並べられます。たとえばゴッホの風景画とセザンヌの風景画を比べるなど、同じジャンルの絵画をゴッホがどのように独創的に描いたかがわかる興味深いものとなります。

ゴッホの故郷を訪れてみよう!

ゴッホが描いた教会(ヌエネン)

ゴッホが描いた教会(ヌエネン)

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)のルーツは、生まれ育ち、初期の代表作「馬鈴薯を食べる人々」を描いたオランダ南部のブラバント州にあります。 後の人生において、基盤となる農村、田舎、シンプルな生活といったものへの愛を育んだ土地がここにあります。 ゴッホはたった10年の画家人生で800点の油絵と1000点の素描を残し、また驚くべきスピードで絵画の手法を発展させ、才能を開花させていきました。 初期にはハーグ派の影響から灰色がかった絵の具を使っていましたが、オランダ南部時代にすでに色への興味と実験を始めていたことが本人の書簡から明らかにされています。 ゴッホが子供から青年時代にかけて、関わった建物や目に映った風景を眺めてみませんか? 画家として出発したブラバントを歩くことで、より画家を身近に感じられるでしょう。

ズンデルト「フィンセント・ファン・ゴッホの家」: ゴッホの生まれた村にある芸術センター。ここはクラシックなタイプの美術館ではなく、芸術愛好家や旅行者が実際にアートに触れながら楽しめる生きた場所となっています。

ヌエネン「フィンセンター」と「ファン・ゴッホ村」: オーディオビジュアルによってゴッホが生き、絵を描いた当時のヌエネンの村の様子が再現されています。ヌエネン時代にゴッホは「馬鈴薯を食べる人々」など、全作品の約4分の1(500点弱)を制作しています。

デン・ボス「ノールドブラバント・ミュージアム」: アムステルダムから列車で1時間のデン・ボスにある美術館では、ゴッホの故郷ブラバントに唯一残っている油絵が展示されています。

P.P.Rubens,「Venus Frigida凍えるヴィーナス」© Lukas-Art in Flanders VZW Royal Museum of Fine Arts Antwerp, Photo Hugo Maertens

P.P.Rubens,「Venus Frigida凍えるヴィーナス」© Lukas-Art in Flanders VZW Royal Museum of Fine Arts Antwerp, Photo Hugo Maertens

ベルギーの絵画の巨匠
アントワープとブリュッセルで
ルーベンス尽くし

17世紀に活躍したバロック期の画家ルーベンスは現代にいたるまで、様々なインスピレーションの泉としてアーティストに愛されています。 改装工事中のアントワープの王立美術館からルーベンスの作品概観をたどるコレクションが貸し出され、ベルギーの首都ブリュッセルのアートセンター・ボザールにて「ルーベンスと遺産展 Rubens and His Legacy」が開催中。 バイオレンス、権力、欲望、宗教、エレガンス、詩といったテーマごとに作品が展示され、ファンダイク、ゲインズボロ、ドラクロワらの絵画やレンブラント、ピカソのエッチングが同じテーマのルーベンス作品と競演します。 ルーベンスの一大展覧会をお見逃しなく!

「ルーベンスの家」内にあるアトリエ©Tomas Kubes

「ルーベンスの家」内にあるアトリエ©Tomas Kubes

会期:2014年9月25日〜2015年1月4日
会場:ブリュッセル、ボザール Bozar

ルーベンスの足跡を訪ねてアントワープを歩いてみましょう。 現地で画家が家族と住みアトリエとして使った邸宅「ルーベンスの家」や代表作(「フランダースの犬」の物語で知られる聖母大聖堂にある祭壇画は必見。門外不出です)を堪能し、ルーベンスのよき理解者であったアントワープの名士「ロコックス邸」を訪ねてみましょう。 ブリュッセルの「ルーベンスと遺産展」と合わせて鑑賞すれば、より一層充実した旅となるでしょう。

James ENSOR (1860-1949), The strange masks,1892, Brussels, MRBAB /KMSKB

James ENSOR (1860-1949), The strange masks,1892, Brussels, MRBAB /KMSKB

ベルギー王立美術館傘下の新しいミュージアム

ブリュッセルにあるベルギー王立美術館の新しい部門として、19世紀末の作品を中心に集めた「世紀末美術館」が2013年12月誕生しました。 19世紀末、ブリュッセルは象徴派やアールヌーヴォーなどが興隆した欧州文化の中心地でした。 ノーベル文学賞を受賞した「青い鳥」の作者メーテルリンク、仮面を使った個性的な作風で知られる画家アンソール、「スフィンクスの愛撫」など神秘的な作品で知られる画家クノップフ、アールヌーヴォーを初めて建築に取り入れたヴィクトール・オルタなど、各分野で多くの芸術家が活躍していました。 世紀末美術館では、革新的な芸術を目指す「二十人会」や文学者の団体である「自由美学」といった芸術家グループの作品を中心に展示。 ブリュッセル市が保管していた個人所有「ギリオン・クロヴェット・コレクション」がハイライトの一つとなっています。 アールヌーヴォーの家具コレクションも必見です。

(c)lucaasweb.be

(c)lucaasweb.be

ゲントの神秘の子羊を修復現場と合わせ見学しよう

ゲントの聖バーフ大聖堂にあるファン・アイク兄弟作の祭壇画「神秘の子羊」は、初期フランドル絵画の最高傑作と言われる作品です。 15世紀に描かれたとは思えないほどみずみずしく、そして精緻な細部の描写は見るものを圧倒します。

昨秋より、この門外不出のベルギーの至宝が5年に渡る修復作業に入りました。

「神秘の子羊」の修復作業は、3工程に分けて行われますので、全体の3分の2は聖バーフ大聖堂で引き続き展示されます。 修復中のパネルのあるべき場所には、白黒のレプリカが代わりに置かれ、残り3分の2のパネルと共に聖バーフ大聖堂にて一般公開されています。 大聖堂内には日本語のオーディオガイドがあるので、解説を聞きながらじっくりと隅々まで鑑賞しましょう。

CIMG0898修復作業中のパネルは、同市内のゲント美術館(Museum of Fine Arts Ghent)で、修復作業を含めて公開されています。 ゲント美術館はヒエロニムス・ボスの「十字架を担うキリスト」やアンソール、マグリット等の傑作を収蔵した貴重な美術館ですが、その1室で 「神秘の子羊」の修復作業が行われています。 修復作業の様子はガラス越しに見学することができます。 ぜひこの修復期間ならではの特別な光景と共に、名画をご鑑賞下さい。

参照:日本語ページ

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10月のプレゼントの
お知らせ

アート特集にちなんでミュージアム・ショップ・グッズをプレゼント。
プレゼント内容:ベルギー王立美術館のノートブック(2名)、ポストカード・セット(3名)、ゴッホ・グッズセット(1名)、真珠の耳飾りの少女・ウォーターボトル(2名)

応募受付 2014年10月1日(水)〜10月31日(金)

※賞品の選択はこちらにお任せいただきます。応募多数の場合は抽選となり、当選者への発送をもって当選発表と代えさせていただきます。

※ 本キャンペーンの応募は締め切りました

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