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スタッフおすすめ☆聖ウルスラ修道院の温室と建物群

不定期連載 ≪オランダ&フランダース 旅のレポート≫ コーナーvol.5です。

今月は旅行会社の方を研修旅行へと引率したスタッフが、ベルギーの旅の中で最も感動したという、美しいある場所についてレポートします。


フランダースの旅 聖ウルスラ修道院の温室と建物群

ブリュッセルから鉄道で約20分にあるメッヘレンという町のさらに郊外に、まだ知られていないとっておきの場所があります。 その名も、聖ウルスラ修道院の温室「Winter Garden Ursulinen」というちょっとミステリアスな響き。  「アールヌーヴォーの至宝」というフレーズに魅かれて、先日初めて訪れてきました。

一歩温室のなかに入ると、色鮮やかな美しいガラス天井に圧倒されます。 ガラス天井の片側は朝を表し、反対側は夜を表す絵柄。 第一次世界大戦後に建て直した際に、角度が変わってしまったのですが、元々は朝のデザインのガラスは東に面していて朝の光が、夜のデザインのガラスは西からの夕日が差し込むように設計されていたそうです。

この温室が建てられた1900年頃、ベルギーではアールヌーヴォー建築が花盛り。 この丸い屋根も、鉄の枠組みに草花や鳥が色鮮やかに描かれたアールヌーヴォー・スタイル。 当時の最先端のものでした。 温室の中には、エキゾチックなヤシの木やシダなどの植物、花、噴水、彫刻などが配置され、落ち着いた空間を生み出しています。

フランダースの旅 聖ウルスラ修道院の温室と建物群

夜を描いたアールヌーヴォーのガラス天井

夜を描いたアールヌーヴォーのガラス天井

1900年頃、聖ウルスラ修道院の温室は、カトリックの女子寄宿舎学校の一部で、生徒の家族など学校の来訪者のために、この贅沢なスペースが作られたそうです。 現在もまだ学校として使われていて、温室以外の建物もうっとりする美しさ。 上流階級の子女向けだったという学校の、当時の華やかさを今に伝えています。

食堂では女学生たちの当時の生活がしのばれます

食堂では女学生たちの当時の生活がしのばれます

 

こんな廊下を学生やシスターたちは歩いていたのでしょうか

こんな廊下を学生やシスターたちは歩いていたのでしょうか

 

音楽室には両側にずらりとピアノの小部屋が並ぶ。これほどの数のピアノは当時としては珍しかった。

音楽室には両側にずらりとピアノの小部屋が並び壮観です。これほどの数のピアノは当時としては珍しかったでしょう。

 

 

来賓者のサロンの壁にはアルプスの山々が描かれ「アルプスの部屋」と呼ばれる

来賓者のサロンの壁には、アルプスの山々が描かれ「アルプスの部屋」と呼ばれています。

 

来賓者用玄関の前に豪華な大階段が!記念撮影にも使っていたのかな

来賓者用玄関の前に豪華な大階段が!記念撮影にも使っていたのかな

 

建物の一部は現在も学校として使われていて、今は男女共学だそう

建物の一部は現在も学校として使われていて、今は男女共学だそう

古き良き時代にタイムトリップできる、まるでオアシスのような「聖ウルスラ修道院の温室」へ一度足を運んでみませんか?

聖ウルスラ修道院の温室とその建物群は、春から秋にかけて日曜日の午後2時半からのガイドツアーで訪問することができます(2016年は3月27日~10月30日)。 所要約2時間、英語またはオランダ語での案内になります。 料金は10ユーロです。
※グループの場合は日時と長さを指定して、個別ツアーを手配することもできます。


聖ウルスラ修道院の温室 Wintertuin Urslinen
アクセス:ブリュッセル空港からメッヘレンまでは直通電車で11分。メッヘレン駅から510番または511番のバスで約20分のOnze-Lieve-Vrouw-Waver Kerk下車後、徒歩3分。
住所:Bosstraat 9, Onze-Lieve-Vrouw-Waver, Belgium

公式HP(オランダ語、英語)
www.visitwintertuin.be

≪オランダ&フランダース 旅のレポート≫
● vol.1 ミッフィーを訪ねる旅
● vol.2 蒸留酒ジュネバとファッションの町ハッセルト
● vol.3 リピーターにおすすめ★秋の女子旅
● vol.4 オランダの北に知られざる美しい村を訪ねて


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