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オランダの田舎に泊まろう!

観光局のスタッフによる旅のレポート vol.6 今月は旅に欠かせない「宿」のおはなしです。

ドルドレヒト ホテル オーガスタス オランダ

オランダに旅行する人は大抵アムステルダムに宿泊します。首都であること、空港が近く便利といった一般的な理由があると思いますが、実はいま、オランダの滞在先でおすすめなのは「田舎」です。
その理由は、

(1)まず、何といってもホテル代が安い。ヨーロッパでも人気都市であるアムステルダムのホテルは、お値段も高いです。田舎ならアムステルダムの半額以下で、広くてクオリティの高いホテルに泊まれます。

(2)オランダは、鉄道などの公共交通機関が整っているため、田舎に泊まっても移動がスムース。田舎に泊まり、アムステルダムをはじめとする都市へ日帰り観光をするといった旅が十分可能です。

(3)ほとんどのオランダ人が親切です。そして田舎の人たちは、特に優しく親切と感じます。英語も良く通じます。

いくつか理由を挙げましたが、田舎に泊まる最大の理由は、やはりその「美しさ」です。開放感いっぱいの空間や、緑あふれる牧歌的な雰囲気も魅力です。

ここで、スタッフが実際に今年訪れた、お勧めの田舎ホテルをご紹介しましょう。

※記事に明記した料金等は2016年7月現在のものです。料金は時期により変動しますので、実際に宿泊予約をされる際はよく確認を行ってください。
※田舎のこのクラスのホテルの多くは、シャワーのみとなります。

● ヴィラ・オーガスタス Villa Augustus
(ドルトレヒト)

オランダ語で「8月のヴィラ」という名のこのホテルは、1800年代の水道塔をリノベしたホテルです。ロッテルダムのランドマーク「ホテル・ニューヨーク」を手がけた建築家が設計しました。建築家の友人であるランドスケープデザイナーやグラフィックデザイナーが、景観やポップでおしゃれな内装・ロゴデザインなどを手がけました。ガイドをしてくれたホテルのスタッフによると、オーナーが好きなテーマとたくさんの想いを込めてつくった、とっておきの隠れ家とのこと。

レトロな建物も雰囲気がありますが、ここは何といってもその庭園が素晴らしいのです。貯水池のあった広い場所は、キッチンガーデン、果樹園、野菜・ハーブ園に転用され、真心をもって手入れされているのが分かります。ホテルのレストランは、この庭園や近郊の農家で採れる新鮮なハーブや野菜を使っています。ディナータイムに訪れる地元の人もたくさんいます。ヘルシーで見た目の美しい料理が並びます。

客室はわずか37室。予約時に水道塔、庭に面したヴィラなど客室のタイプが選べます。客室をはじめ、フロント、レストラン、ショップなどにブロカントの家具が心地よく配置されています。

このホテルに泊まるだけのために、オランダに来る価値あり、のお勧めホテルです。

Villa Augustus
Oranjelaan 7, Dordrecht
www.villa-augustus.nl
アクセス:オランダ鉄道のドルトレヒト駅から路線バスで約10分。
料金:部屋のタイプにより€125~(朝食別)

● パークホテル・オーベルジュ・ヴィンセント Park Hotel Auberge Vincent
(ニューネン)

ニューネン(またはヌエネン)は世界的な電気機器メーカー「フィリップス」が本拠地としていたアイントホーフェンの郊外にある村です。ここで画家ゴッホは、約10年の画家生活のうち2年間を過ごしました。初期の傑作「馬鈴薯を食べる人々」を描いた村としても知られています。

人口2万人余りと小さな村ですが、ミシュランの2つ星のレストラン「デ・リンデホフ」があります。村全体に無料WiFiが提供されていることは、旅行者にとってありがたく、なかなか快適な村でした。

そんなニューネンで、田舎暮らしを楽しめたのが、パークホテル・オーベルジュ・ヴィンセント。このホテルはゴッホがアトリエを構えていた建物と同じ広場に面しています。ニューネンやその近郊では、ゴッホの描いた風景がいまも見られます。ホテルで自転車を借りて、サイクリングをしながらゴッホゆかりの場所をめぐるのもお勧めです。

ニューネン ヌエネン ホテル パークホテル オランダ

お部屋はいたってシンプルですが、田舎のホテルにしては珍しくエアコンもあり快適でした。ホテルの正面入り口にはテラスがあり、オランダ人の観光客がくつろいでいました。

ニューネン ヌエネン ホテル パークホテル オランダ

ニューネン郊外の農家。このようなオランダらしい風景に出会えます。

Park Hotel Auberge Van Gogh
Park 69, Nuenen
http://aubergevincent.com
アクセス:オランダ鉄道のアイントホーフェン駅から路線バスで約25分
料金:スタンダードルーム(朝食付き)€59~

● ヘルベルグ・デ・ ブールンキンケル Herberg de Boer’n Kinkel
(フンデルロー)

オランダの東部には国内最大の国立公園デ・ホーヘ・フェルウェがあります。そして公園のなかには、ひとりの美術愛好家の情熱が生んだ、珠玉のモダンアートコレクションをもつ「クレラー・ミューラー美術館」があります。

このオランダ東部のハイライト、国立公園とクレラー・ミュラー美術館へ行くために、ちょうど良いホテルを探していて出会ったのがこのホテルです。クレラー・ミュラー美術館には、オランダならではの自転車専用道路を活用し、地元の人のようにサイクリングでアクセスしたかったので、自転車を利用するのに一番便利なホテルを、グーグルマップから選びました。

そんな理由で選んだホテルですが、なんととても居心地が良かったのです。家族経営の小さなホテルは、客室がたったの7つ。そんな規模から想像できないほど、料理のクオリティがとても高くて、値段もリーズナブルでした。この辺りは、狩猟が盛んな地方なので、ちょうどこれから迎えるジビエ料理の季節に再訪してみたい、と思わせられるホテルでした。

Herberg de Boer’n Kinkel
Middenweg 7, Hoenderloo
www.boerenkinkel.nl
アクセス:オランダ鉄道のエーデ・ワーゲニンゲン駅から路線バスで約25分
料金:スタンダードルーム(朝食付き)€65~

デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園 ホテル オランダ

昔の農家を改装しています。アットホームなサービスが嬉しいホテルです。

デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園 ホテル オランダ

おばあちゃんの手作りジャムなども販売。

≪オランダ&フランダース 旅のレポート≫
● vol.1 ミッフィーを訪ねる旅
● vol.2 蒸留酒ジュネバとファッションの町ハッセルト
● vol.3 リピーターにおすすめ★秋の女子旅
● vol.4 オランダの北に知られざる美しい村を訪ねて
● vol.5 聖ウルスラ修道院の温室と建物群

 

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