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ブルージュの聖血の行列

(c) Toerisme Brugge

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ベルギー北西部に位置する西フランドル州の州都「ブルージュ」はブリュッセルから列車で1時間。運河がゆったり流れる水の都で、貿易、経済、宮廷文化、フランドル芸術が栄る都としてヨーロッパに名が知れる町でした。北海に近い立地を生かし、13世紀から15世紀にかけてハンザ同盟の貿易拠点として北ヨーロッパ一の繁栄を誇りました。その後、繁栄拠点が別の街に移り、そのおかげで周囲から取り残されたかのように静かにゆっくりと時を経た街並は中世当時の姿を今でもとどめています。

いまや世界中から観光客の絶えないベルギー有数の観光地。そんなブルージュの歴史に触れられるイベントが「聖血の行列」。中世を華麗に再現するこのお祭りは、12世紀の出来事に端を発する古いもの。第2回十字軍遠征のとき、当時の公主フランドル伯爵が、エルサレムからキリストの聖血を持ち帰ったという言い伝えに由来しています。フランドル伯は居城近くのブルグ広場に聖血礼拝堂を建立し、聖櫃を納めました。その後、市民たちが聖櫃に敬意を表し、城壁周辺を行列する習慣ができました。

毎年「キリスト昇天祭」の日に行われるこのパレードでは、ブルージュの市民たちが新・旧約聖書の中のエピソードを再現したり、十字軍騎士をはじめとする中世の装束をまとって町中を練り歩きます。当時の華やかな宮廷の様子も再現され、最後にフランドル伯が登場します。

歴史あるお祭りはユネスコの「無形文化遺産」に指定されています。

参照: 聖血礼拝堂(英語)

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