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ダヴィッド&アリス・ヴァン・ビューレン美術館

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(C)Museum van Buuren

ベルギーの首都ブリュッセルの高級住宅街ウックルにあるこの美術館は、ゴーダ生まれのオランダ人銀行家で、20代半ばでブリュッセルに移住した芸術愛好家ダヴィッド・ヴァン・ビューレンの邸宅を残したもの。 1930年頃の富裕市民の生活が感じられる素晴らしいインテリアやアートコレクションが公開されています。 美しいアール・デコの調度やタペストリーが見られるほか、実業家ヴァン・ビューレンが収集したブリューゲル(父)の「イカロスの墜落」やゴッホの「馬鈴薯をむく人」をはじめ、アンソール、シニャック、ファン・ドンゲン、ファンタン=ラトゥール、スピラール、レオナール藤田、エルンストなど、15世紀から20世紀までの幅広い美術品が展示されています。 エリック・サティが弾いたアール・デコのピアノやラリックのガラス作品なども、さりげなく置かれています。

1928年建造の家屋及び内装のコンセプトは、大学で美術を学んだヴァン・ビューレン自らが考案し、建築家とデザイナーに発注しました。 建築のスタイルはアムステルダム派。 インテリアはベルギー、フランス、オランダのアールデコ派のデザイナーたちが受け持ちました。 施主の洗練された美意識により、家全体に統一感が生まれ、アールデコを代表する邸宅となっています。

総面積1.5ヘクタールの庭園も素晴らしく、ベルギーの国民的庭園設計家ジュール・ビュイッサンスによるアール・デコ様式の薔薇園(1924年)やイギリス庭園が見事です。 また、ブリュッセルの主要美術館が集まる「芸術の丘」の設計でも知られるルネ・ぺシェールが手がけたラビリント(迷路1968年)、ハートの庭(1969-70年、写真)など、変化に富んだ景観が楽しめます。 庭園のほとんどの部分は、ベルギー人である妻アリスが、夫亡き後、約20年かけて庭師と共に丹誠を込めて少しずつ完成させたもの。 ハートの庭は、そこに立って夫を想うために作られたという愛情あふれる物語が印象的です。 毎年春から夏にかけて、現代アーティストの彫刻が飾られます。

ヴァン・ビューレン邸はベルギー芸術の発展において大きな役割を担いました。 エリザベート王妃国際音楽コンクールを発案したことでも知られるエリザベート王妃を筆頭、に著名人がしばしばリビングルームを訪れ、当代きっての文化サロンとなっていたからです。 1975年、アリス・ヴァン・ビューレン夫人の遺志により、美術館となりました。

一般公開 火曜日を除く毎日午後2時-5時半
※グループは一般公開時間とは別に事前予約の上、訪問することが可能。また、着席12名から立食50名までのディナー、朝食など団体貸切りも可能。

交通 トラム3番, 23,24番またはバス60, 38番を利用 ブリュッセル市中心部から約30分

ダヴィッド&アリス・ヴァン・ビューレン美術館
Musée Van Buuren
住所 41 Léo Errera Avenue, 1180 Brussels
Tel : +32 2 343 48 51 Fax: +32 2 347 66 89
ウェブサイト http://www.museumvanbuuren.com/gb/index_gb.htm

Garden of Heart

(C) Museum van Buuren

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