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祭壇画「神秘の子羊」修復中ならではの楽しみ方

ベルギー ゲント 神秘の子羊 祭壇画ゲントの聖バーフ大聖堂にあるファン・エイク兄弟作の祭壇画「神秘の子羊」は、初期フランドル絵画の最高傑作と言われる作品。 15世紀に描かれたとは思えないほどみずみずしく、そして精緻な細部の描写は見るものを圧倒します。

この門外不出のベルギーの至宝は2019年の完成を目指して、約10年(予定)にわたる大がかりな修復作業に入っています。

「神秘の子羊」の修復作業は、3工程に分けて行われます。全体の3分の2はそのまま聖バーフ大聖堂に残され、修復中のパネルのあるべき場所に白黒のレプリカが代わりに置かれます。 大聖堂内には日本語のオーディオガイドがあるので、解説を聞きながらじっくりと隅々まで鑑賞しましょう。

修復作業中のパネル(全体の3分の1)は、ゲント美術館(Museum of Fine Arts Ghent)にて、修復作業を含めて一般公開されます。ヒエロニムス・ボスの「十字架を担うキリスト」やアンソール、マグリットなどの傑作を収蔵した見どころの多いこの美術館の1室で、世界的な名画の修復作業風景を(ガラス越しにはなりますが)見学することができるというユニークな試みです。修復期間ならではの特別な機会に、ぜひベルギーの至宝を訪れてみて下さい。

※修復作業の進み具合

2016年秋に第1段階(最初の1/3のパネル)の修復が終わり、現在「子羊」部分を含むパネルが、第2段階として作業中です。平日は修復作業を行っている様子が見られます。作業担当がランチの休憩を取っていたり、週末など作業がないときは、パネルをガラス面に近づけて展示しています。

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