観光テーマオランダ、ベルギー・フランダース地方のみどころをテーマごとに紹介

アート 芸術をたっぷり楽しむ

聖バーフ大聖堂にあるファン・エイク作の「聖なる子羊の礼拝(神秘の子羊)」(1432年)やマウリッツハウス美術館所蔵のフェルメールの傑作「真珠の耳飾りの少女」をはじめ、数多の芸術の至宝を訪ねる旅へ出かけましょう。

アート 芸術をたっぷり楽しむ 地図

1日目:ブリュッセルとゲント(ベルギー・フランダース)
ブリュッセルの王立美術館には古典美術部門と世紀末美術館の2部構成です。古典美術は14世紀から18世紀までを展示。ブリューゲルやルーベンスにはそれぞれ特別室が当てられています。世紀末美術館はアンソール、クノップフらの作品をハイライトに、革新的な芸術を目指す「二十人会」や文学者の団体である「自由美学」といった1863年以降に生まれた芸術家グループを中心に作品を展示。「ギリオン・クロヴェット・コレクション」がハイライトの一つとなっています。その他、王立美術館の別館「マグリット美術館」やアールヌーヴォーの建物が美しい「楽器博物館」など見どころは尽きません。
午後はゲントへ。ゲントのハイライトはゴシック様式の聖バーフ大聖堂。1432年ファン・エイク作(兄弟合作とも)の巨大で精密な祭壇画「聖なる子羊の礼拝(神秘の子羊)」は、象徴性豊かなフランドル絵画の頂点に立つ至宝として知られています。1945年以降のベルギー内外のアートを収蔵したゲント市立現代美術館(SMAK)も必見。

2日目:ブルージュ(ベルギー・フランダース)
ブルージュでは、旧聖ヨハネ施療院の中にあり、ドイツ・フランクフルト出身で後にブルージュ市民となったメムリンクが聖遺物箱に描いた神秘的な宗教画「ウルスラの殉教」(1480年)を収蔵したメムリンク美術館をぜひ訪れたい。ファン・エイク、ヴァン・デル・グース、ヴァン・デル・ウェイデン、メムリンクら15世紀フランドル美術の傑作を中心に収蔵する市立グルーニング美術館などを探訪してみましょう。

3日目:アントワープ(ベルギー・フランダース)
創造性を育んできたアントワープでは、ルーベンス、ファン・ダイク、ヨルダーンスらが16世紀から17世紀にかけて素晴らしい芸術の花を咲かせました。1612年から1614年にかけて制作されたルーベンスの一連の傑作「キリスト降架」、「キリスト磔刑図」、「聖母被昇天」、「キリスト復活」を飾る聖母大聖堂が中でもハイライト。「キリスト降架」は、「フランダースの犬」の物語のなかでネロ少年が夢にまでみる絵画として描かれています。ルーベンス・ファンならイザベル・ブラントと結婚したあとに購入し、画業にあわせて増築し没する1640年まで住み続けた「ルーベンスの家」も必見。聖パウロ教会では、ルーベンス、ファン・ダイク、ヨルダーンス、フランク、デ・ヴォス、フェルブルッヘンらのバロック絵画作品50点以上、彫像200点以上が見学できます。
現在アントワープの王立美術館(KMSK)が大規模改修工事に入っていますが、その作品の一部が市内のロコックスの家で「ゴールデン・キャビネット展」として公開されています。モダンアート好きは現代美術館(MuHKA)も外せません。

4日目:ハーグとデルフト(オランダ)
アントワープからハーグまでは鉄道で1時間。ハーグから各駅で15分程の古都デルフトは、わずか30数点が現存し、その静謐な絵画が人気の高い画家ヨハネス・フェルメールの故郷です。フェルメールが生きた17世紀に誕生したデルフト焼の窯元と合わせて、古都の風情を楽しみましょう。
午後はハーグに戻り、国会のあるビネンホフの美しい広場で記念撮影をしながら、近くにあるヨハン・マウリッツ公の館を利用した雰囲気抜群のクラシックな美術館「マウリッツハウス」へ。オランダの黄金期と呼ばれる17世紀の傑作を収蔵した美術館で、レンブラントの「解剖学講義」や晩年の「自画像」、フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」、「デルフトの眺望」が必見。その他楽しい風俗画で知られるヤン・ステーン、フランス・ハルスの作品や、ポッター、ロイスダースの風景がなども。

5日目:ゴッホの森(オッテルロー、(オランダ)
オランダ東部のオッテルローにあるデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園は、ゴッホ作品を300点近く所蔵するクレラー・ミュラー美術館があることから別名ゴッホの森とも呼ばれています。「星空のカフェテラス」に代表されるゴッホ作品の他、モンドリアン、ピカソなどの近代アートも充実。リートフェルトが手掛けたモダンな建築が自然に溶け込み、屋外の彫刻庭園は緑に包まれています。園内の無料の白い自転車でサイクリングを楽しみましょう。8月のヒース、秋のジビエ、10月の黄葉の森、かつての王室の離宮ヘット・ロー探訪など、自然とアートが味わえるお勧めのエリアです。

6日目:アムステルダム(オランダ)
ゴッホの森からバスと電車で1時間30分。アムステルダムが最終目的地。世界初の美術館として建てられた建物にはオランダが誇る国立美術館があります。10年の大改修工事を経て生まれ変わった同美術館は、レンブラントの最高傑作「夜警」やフェルメールの4作品を含む珠玉の絵画を堪能出来ます。絵画以外にもドールハウスやデルフト焼の貴重な骨董、帆船模型などオランダの黄金時代のエッセンスがたっぷり。
世界最大のゴッホの・コレクションを誇るゴッホ美術館はアムステルダムで1、2を争う人気スポット。「自画像」「ひまわり」「寝室」「アーモンドの花」「アイリス」など傑作が目白押し。同時代の画家の作品、特に関係の深かったゴーギャンの作品などもあります。国立博物館、ゴッホ美術館、そしてモダンアートのステデライク・ミュージアムなどが集まっているのがミュージアム広場。市内には大小含め約80のミュージアムがあります。

各美術館については下記のページをご参照ください。
ベルギー・フランダースのミュージアム
オランダのミュージアム

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