観光テーマオランダ、ベルギー・フランダース地方のみどころをテーマごとに紹介

ユネスコの世界遺産をめぐる

フランダース地方のベギン会修道院群、ブリュッセルのグランプラス、キンデルダイクの風車、アムステルダムの運河など、馥郁たる文化の薫りや美しい風景までを楽しめる世界遺産が点在しています。

ユネスコの世界遺産 地図

1日目:アムステルダム(オランダ)
アンネの日記(アンネの家)
「世界で最も読まれた10冊の本」の1つに数えられる「アンネの日記」はユネスコの世界記憶遺産に認定されています。オリジナルの原稿が公開されている「アンネ・フランクの隠れ家」では、第二次世界大戦中、アンネが実際に隠れ住んだ部屋を見学することができます。
アムステルダムの17世紀の環状運河地区
正式名称はアムステルダムのシンゲル運河内側にある17世紀の環状運河地区。運河の街アムステルダムの中でも、数世紀の時間を経た愛らしい煉瓦の街並と、数多の運河に橋の架かる美しい風景で知られています。オランダ黄金時代の経済的、政治的、文化的な繁栄が形となって残った貴重な遺産。 運河クルーズを利用して、水の都の街並を水上から眺めるのがお勧めです。

2日目:キンデルダイクとユトレヒト(オランダ)
エルスハウトとキンデルダイクの風車ネットワーク
ロッテルダムの南東15kmに1740年頃灌漑設備用としてつくられたキンデルダイクの風車群。ここには風車を使った灌漑設備に関する全ての技術(堤防、貯水池、水を汲み上げる機械、管理用の建物、完全な状態で保存された風車群など)が残されています。また1か所に19基もの風車が残されているのはオランダのなかでもここだけ。広々とした緑の空間に立ち並ぶ風車の雄大な景色を楽しみましょう。鉄道のロッテルダム・ロンバルダイン駅からバス、またはクルーズ船で。ユトレヒト駅からもバスで1時間ほどです。

リートフェルトのシュローダー邸
ユトレヒトにあるシュローダー邸は、シュローダー夫人の発注により1924年に建てられた小さな家族向けの家。オープンプランを導入し、開放感を出しながらも、間仕切りでプライバシーを確保する方法、折りたたみ式の家具、ニッチ収納、柱を取り去った眺め重視の窓、採光用の天窓と吹き抜けなど、現在の住宅では当たり前となった工夫ですが、この時代にはなかったものが随所に散りばめられています。また抽象画家のモンドリアンや雑誌を発行したテオ・ファン・ドゥースブルグらが中心となった芸術運動「デ・スタイル(スタイル派)」のコンセプトに則り、単純な色使いや直線で構成されたデザインも俊逸。セントラール・ミュージアムが管理するこの建物は1日数回行われる所要1時間のガイドツアーでのみ入場可能です。

3日目:ブリュッセル(ベルギー・フランダース)
グランプラス(広場)
グランプラスは、主として17世紀の歴史的建造物群(ギルドハウス、市庁舎、王の家)が建築的・芸術的に見事な均衡を保っている点、また、建造物と公共の場としてのこの広場が、商業都市の成長と最盛を如実に表現している点から世界遺産に登録されました。ベルギーの数ある広場、マルクトとなかでも必見の美しいスポットです。

建築家ヴィクトル・オルタの都市邸宅
ブリュッセルにはアールヌーヴォーの巨匠、ヴィクトル・オルタの設計による建築が多く残っていますが、そのうちタッセル邸、ソルヴェイ邸、ヴァン・エトヴェルド邸、そして現在オルタ美術館になっているオルタ邸の4つが世界遺産に登録。19世紀から20世紀への芸術・思想・社会の変遷を映すアールヌーヴォー様式の極めて完成した建築的表現の例証として評価されています。オランダ・ユトレヒトのシュローダー邸と合わせて、建築・デザイン好きはぜひ訪れたいスポットです。

4日目:アントワープとブルージュ(ベルギー・フランダース)
プランタン=モレトゥス印刷博物館
アントワープ創業のルネッサンスおよびバロック時代にさかのぼる印刷出版工房。建物は1867年まで実際印刷業に使用されており、世界一古い印刷機や莫大な書籍や文書、ルーベンスの絵画を含む芸術作品を所蔵しています。コレクションの古文書はユネスコの世界の記憶遺産に認定されています。印刷出版工房という名前から受ける一般的なイメージとは違い、クラシックな建物が美しい建築としても一見の価値のある歴史遺産です。

ブルージュの聖血の行列
毎年キリスト昇天祭に行われる中世を華麗に再現したお祭りが「聖血の行列」。第2回十字軍遠征の折、当時の公主フランドル伯爵が、エルサレムからキリストの聖血を持ち帰ったことに由来しています。 フランドル伯は、居城近くのブルグ広場に聖血礼拝堂を建立して、聖櫃を納めました。その後、市民たちが聖櫃に敬意を表し、城壁周辺を行列する習慣ができました。王族、兵士、修道女など中世のコスチュームに身を包んだ人々のパレードが繰り広げられ、当時にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。ベルギーにはほかにもアールストのカーニバル、オストダンケルクのえび祭りといった世界無形文化遺産に登録されたお祭りがあります。

オランダの世界遺産リスト

世界遺産および歴史的なモニュメントについては各スポットごとに紹介しているこちらのページも合わせてご覧ください。

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