観光テーマオランダ、ベルギー・フランダース地方のみどころをテーマごとに紹介

インスピレーションの旅 ファッションとデザイン

レースやタペストリーの伝統工芸で知られるブルージュ、メッヘレンから、最先端のアントワープのファッションデザインが楽しめるベルギー。あっと言わせるアイデアの建築やデザインプロダクトを生みだすオランダのデザイン土壌に触れる。感性を磨く、インスピレーションの旅へ。

ファッションとデザイン 地図

1日目:ファッションの街アントワープ(ベルギー・フランダース)をぶらり

エイランチェ-旧アントワープ港地域
近年の再開発で目を見張る変貌を遂げた旧アントワープ港地域「エイランチェ」。昔の港の雰囲気を残しつつ、広々とした敷地とウォーターフロントの利点を活かした新しい建築群が出現しています。おしゃれなレストランもあり、旧市街のクラシカルな雰囲気とは一味違った趣です。おしゃれなロフトや集合住宅、最新のオフィスビル、新しい美術館などが集まったトレンディなエリアのお勧めスポットは「Museum aan de Stroom(通称MAS)」。港湾エリアをモチーフに巨大なコンテナを積み上げたイメージの建築は、アントワープの新しいランドマーク。最上階から360度のパノラマが楽しめます。美しくリノベーションされた19世紀のウェアハウス「聖フェリックス・アーカイブ(Sint-Felix Archief)」にはアントワープ市の公文書館が入っています。

アントワープ王立芸術アカデミーのファッションショー
アントワープ王立芸術アカデミー」は1663年に設立されたヨーロッパで最も歴史ある芸術アカデミーのひとつ。1960年代にファッション科が開設され、1990年代の「アントワープの6人」の活躍により世界へ知れることとありました。ファンションを国際的な学問と考え、創造性の分野を徹底的に追及。国際色豊かな学生が毎年100人程度入学してきますが、卒業できるのは10人程度と超難関です。その進級・卒業を決めるのが、毎年6月中旬に開催される学生によるファッションショー。第2のドリス・ヴァン・ノッテンやマルタン・マルジェラらファッション界の金の卵が見られるとあって、同アカデミーの学生ファッションショーは毎年多くのファッション関係者が集まります。6月中旬開催。

モードミュージアム MoMu
フランダース・ファッション・インスティテュートFFI、ファション図書館、アントワープ王立芸術アカデミーのファッション科が入居するベルギー・フランダースのファッションの殿堂「モードナシーModeNatie」にの中に、州立モードミュージアムMomuはあります。ファッションを学ぶ学生やファッション業界の人々ばかりでなく、一般の人々にとっても様々なイベントを通じてファッションを啓蒙する役割を担っています。期間限定の企画展の形で常に興味深いファッション展を開催。

2日目:アントワープからゲントへ(ベルギー・フランダース)

アントワープでのショッピング
アントワープの6人の1人として世界的に活躍するドリス・ヴァン・ノッテンが、1989年、市内の19世紀に建てられた大型店舗用の美しい建物を買い取って旗艦店としてオープンした「ヘット・モードパレス」(Het Modepalais)をはじめ素敵なショップが軒を連ねるナショナル通り(Nationalestraat)やその周辺におしゃれなショップが点在しています。日本人のファッションデザイナーHiromi Hongoさんのお店もあります。ツーリスト・インフォメーションでおすすめショップを一覧にした地図を配布。

ゲントでミュージアム探訪

ゲント市立現代美術館S.M.A.K.
1945年以降のベルギー内外の芸術家の作品を収蔵したコンテンポラリーアート美術館です。

ゲント市立美術館スタム STAM
ベイローク考古学博物館が2010年ゲント市立美術館スタムに生まれ変わりました。黄金時代と呼ばれる中世から産業の街へと発展したゲントの歴史を、マルチメディアを駆使したビジュアルでわかりやすく解説しています。14世紀のゴシック様式の建築ベイローク修道院にあります。

ゲント・デザイン・ミュージアム
文化財に指定されている1755年建造のHotel de Coninckという建物の中に入っています。同市はこの館を保存する目的で1920年に購入。アカデミー所有のファインアート、調度品などのコレクションがこちらに移され1923年に「装飾美術館」としてオープン。現在はデザインミュージアムと呼ばれています。アールヌーヴォ―発祥の地と言われるベルギーの4大アーティストのコレクションと豊富なアールデコ・コレクションが見られます。

3日目:ゲントの旧市街とデザインスポットをぶらり

★聖バーフ大聖堂のデザインチェア:
聖バーフ大聖堂に、ゲント出身の有名デザイナー、マールテン・ヴァン・セーヴェレンの03チェアがあります。旧来の木製の椅子に代わり、軽く、積み重ねて収納ができ、快適な椅子800脚が採用されました。
★ゲント・光の町:
ゲントのライトアップは照明デザイナーによるものでその美しさはベルギー一。都市の照明デザインで賞を取っています。夜景効果で都市中心に市民たちが戻ってきました。
★落書きの路地:
市当局が町中に落書きをされるよりはと路地を自由に落書きしてよしと許可しました。すると路地は落書きアートでいっぱいになり今では評判の路地になりました。

4日目:オランダ南部(ティルブルグ、ブレダ、アイントホーフェン)

デザインやアートが好きな方は、アムステルダムはもちろん、オランダ南部の3つの街、ティルブルグ(テキスタイル・ミュージアム)、アイントホーヘン(モダンアートのファン・アッベ・ミュージアム)、ブレダ(イメージ・ミュージアムMOTI)の3点をセットで回るのもお勧めです。

テキスタイル・ミュージアム
かつて毛織物業で知られたティルブルグ(Tilburg)にある文化財指定の毛織物工場を改装。羊毛を織る機械等、古い設備を展示しているエリアの他、スタジオ・ヨブやキキ・ファン・アイクらテキスタイル・デザインの先端を行くデザイナーの制作の秘密を垣間見るラボ形式のショールーム「テキスタイル・ラボ」が楽しい。最新技術のデモンストレーションを見たり、スタッフと一緒にワークショップに参加できます。デモンストレーションで作られるのは、実際に商品となるもので、最新のデザインが形になり、新素材等の選択が行われる過程が見られます。

イメージ・ミュージアムMOTI
視覚的なデザインに焦点を絞った世界初のミュージアム。常設展では、20世紀から現代に至るまで100年間のオランダのグラフィックデザインの歴史が目で見て理解できるようになっています。併設のショップは美しいデザイン本や、グラフィックデザインにちなんだパズルやTシャツなど、ひねりの効いたプロダクトを販売しています。

ファン・アッベ・ミュージアム
20世紀から現在までのモダンアート及びコンテンポラリーアートに焦点を絞った美術館。ピカソ、シャガール、ゴードン、ココシュカ、ボイス、マッカーシーをはじめ2,700点の作品を収蔵。ビジュアル・アートの積極的な展示で知られています。2003年にリノベーションされたユニークな建築はそれを体験するために訪れる人もいるほど。ベルギー・フランダースのデザイナー、マールテン・ヴァン・セーヴェレンが手掛けた内装は白を基調としたポップで明るい色使いがアクセント。親密感漂うこじんまりした展示ルームから大きな吹き抜けのある展示スペースまで、迷路のようです。アイントホーヘン(Eindhoven)には数々の著名デザイナーを輩出しているデザインアカデミーがあります。「デザイン・キャピタル」を旗印にデザインやアートに力を入れています。

5日目:ユトレヒト(オランダ)

セントラール・ミュージアム(ユトレヒト)
ユトレヒト市の博物館セントラール・ミュージアムには同市出身のデザイナー、リートフェルトの作品展示の他、同じく同市出身で人気絵本ミッフィーの生みの親として知られるディック・ブルーナさんのアトリエが移築展示されています。また2016年2月には、セントラール・ミュージアム向かいにあるディック・ブルーナ・ハウスがリニューアルし「ミッフィー・ミュージアム」としてオープンします。

リートフェルトのシュローダー邸

トゥルース・シュローダー夫人が、ヘリット・リートフェルトに設計を依頼した注文建築(自邸)がユネスコの世界文化遺産に登録されています。リートフェルトは、ドゥースブルフが提唱し、モンドリアンなどが中心になって活動した「デ・スタイル派」のメンバーでした。これは、調和と統制の理想のあり方を追求するアート・ムーブメントで、直線と原色、そして白と黒というエレメントによる構図が特徴です。リートフェルトのシュローダー邸は、デ・スタイルの哲学に沿った作品。モダニズムにおいてオランダで最も影響力のあった建築です。入場は館内ツアーのみ。要予約。

6日目:アムステルダム(オランダ)

アムステルダムでのショールーム、ショップめぐり: ダッチデザイン界の大御所、マルセル・ワンダースドローグ・デザインのショールームがアムステルダムにあります。その他、KNSM島のKNSMlaan通りのデザイン・雑貨ショップや「9つの通り」にあるデザイン・セレクトショップフローズン・ファウンテンなど、楽しい雑貨ショップめぐりが堪能できます。
時間があったら、アムステルダム写真美術館FOAMや無料常設展のある映像美術館EYEを覗いてみましょう。

ベルギーのファッション・デザイナー
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