観光テーマオランダ、ベルギー・フランダース地方のみどころをテーマごとに紹介

郷土料理を楽しむ〜オランダ編

オランダ料理ってなんでしょう? じゃがいも、野菜、肉などが中心とした田舎料理? 実はオランダではアムステルダムなどの都市部を中心に、インド料理、中国料理、スリナム料理、インドネシア料理、トルコ料理、イタリア料理、地中海料理など国際色豊かな料理が楽しめます。 つまり、オランダ人はなんでも食べる国民なのです。

ムール貝の白ワイン蒸し

ムール貝の白ワイン蒸し

そうは言っても、せっかくオランダに来たのですから、現地ならではの伝統的かつここでしか食べられない独特な料理を試したいものです。 オランダは緯度の高い位置にあり、冬が長い国ですから、伝統料理には、冬の戸外で寒さに冷えた体をほっと寛がせてくれる温料理が目立ちます。 また北海に面した海の恵みを受け、ニシン漁や牡蠣の養殖も盛ん。新鮮な魚を楽しむことができます。隣国のベルギーとは違ったタイプのワッフルやオランダ版お好み焼きのようなパネクックン(パンケーキ)、コロッケの元祖クロケットなどのカジュアル・フードも人気です。街角には伝統のビールやジュネーバを出す歴史あるカフェがあります。オランダのグルメの世界へようこそ!

おふくろの味 エルテンスープ

おふくろの味 エルテンスープ

エルテンスープ Erwtensoep :  エネルギー効率抜群のソーセージ入りの緑豆のスープ。冬の定番料理でスーパーでは缶詰も売られています。オランダ人にとってのおふくろの味です。スープの中でスプーンが立つくらいしっかりと煮込まれたものが本物とされています。

スタンポット Stamppot :  これもオランダ得意の冬の煮込み料理です。野菜、ポテト、肉などをよく煮込んでつぶしたもったりとしたシチュー。付け合せの野菜はケール(Boerenkool)またはサワークラウト(Zuurkool)が定番。またソーセージやベーコンなどの肉を付けることもあります。真ん中にグレービーソースを掛けて食べます。

スタンポットとソーセージ

スタンポットとソーセージ

ヒュッツポット Hutspot : ジャガイモ、玉ねぎ、人参を茹でてつぶしたものに牛肉の煮込みまたはベーコンを添えた料理です。 ポットの中はいわゆる日本で食べるコロッケの中身に似ています。16世紀の80年戦争でスペイン軍に包囲されたライデン市民が撤退したスペイン軍の茹でかけの人参を元に作ったという伝説が残るほど古くからある料理。

ビターバレン Bitterballen :  ビールなどの飲み物のおつまみとしてチーズと共に定番となっている小さな揚げ玉。中に肉入りソースが入っています。長い俵状の揚げたもので、日本のコロッケの元祖となったクロケットなども一緒につまみとなることがあります。

ゼーランドのムール貝 Mosselen  オランダ南部のゼーランド州はムール貝や牡蠣の養殖で知られています。ベルギーなど近隣の有名レストランに卸す品質のいいものを産出しています。ムール貝は冬が旬。白ワインで蒸したムール貝はバケツのような大きさの容器にたっぷり供されます。北海の恵みをぜひ。

衣がカリッとしまった熱々のクロケット

衣がカリッとしまった熱々のクロケット

自動販売機でコロッケ?

オランダには小さな丸い「ビターバーレン」や長い樽型の「クロケット」など日本のコロッケに似た揚げ物があります。クロケット…名前もなんとなく似ていますが、実はオランダのクロケットが日本に入ってきてやがてコロッケとして定着したという説があります。
このオランダを代表する軽食は、特別な形で食べることができます。それはなんと自動販売機。街中にあるFEBOという名前の店では「自動販売ウォール」を設置しています。クロケットは小さいガラスの扉の後ろに保存され、保温されています。マシンにコインを入れて、扉を開け、クロケットを取って、歩きながら食べるのがオランダ流。

クロケットの自動販売機

クロケットの自動販売機

クロケットの自動販売機はオランダのほとんどの大都市でみかけられます。元気よく散歩をした後、あるいは街中で夜を過ごした後、小腹を満たすあったかいクロケットを試してみてください。

オランダ人にとって伝統的な料理は家庭料理。つまり家で作って食べるものです。 オランダでレストランといえば、フランス料理や各国料理、フュージョン料理にが主体となっているため、案外オランダ料理専門店というものは多くありません。 それでも冬になると、カフェやブラッセリーのメニューに、エルテンスープやムール貝が載ります。 忘れずにメニューをチェックしてみてください。

参照: オランダ料理について
オランダ料理のレシピ

ページトップへ