観光テーマオランダ、ベルギー・フランダース地方のみどころをテーマごとに紹介

オランダのお菓子

甘いもの好きが多いオランダならではの、スイーツ(お菓子、甘いもの)をご紹介します。 馴染みのあるものから、思わず唸ってしまうものまで、現地で遭遇してもびっくりしないで!

「ゴーダワッフル」または「ストロープワフェル」

ストロープワフェル オランダ ワッフル 隣国ベルギーにはスイーツの定番、ワッフルがありますが、オランダにもオランダならではのワッフル「ゴーダワッフル」があります。 名前の通りゴーダ発祥のお菓子で、薄く延ばした生地に細かい網目をつけ、堅く焼いたワッフル生地にキャラメルシロップを挟んだもので、材料にちなんで一般的には「ストロープワフェル(シロップ入りワッフル/オランダ語でstroopwafel)」と呼ばれるオランダのスイーツです。 街中や空港の土産物屋でかわいい風車の絵などをプリントした缶に入ったものがよく売られています。 オランダ人も大好きでなんと年間2,200万個が販売されます。

 ストロープワフェルは焼き菓子ですから、常温で食べてももちろんおいしいのですが、屋台などで食べる焼き立ての味は格別です。 また、室温が低いとき固くなったキャラメルシロップを柔らかくするため、コーヒーカップの上にしばらく載せて湯気で温めるというのがオランダ人がよくやる生活の知恵。 コーヒーカップに載せるのにちょうどいい大きさと形なのです。

「オリボレン」と「アップルベニエ」

オランダ オリボレン 揚げドーナッツ 大晦日 オランダでは、甘い揚げドーナツ「オリボレン」を食べることは、新年のお祝いに欠かせない行事。通例、大晦日に作り、グラス1杯のシャンパンと一緒に食べます。「オリボレン」は、小麦粉、卵、イースト、牛乳でできたボール状の生地を高温の油で揚げたシンプルな丸いドーナツ。イーストの代わりにビールが使われることもあり、お好みでレーズン、砂糖漬けの果物の皮やアップルなどを加えます。「オリボレン」の特徴は写真のようにたっぷりの白い粉砂糖をかけることです。「アップルベニエ」は、甘い生地に浸した丸いアップルスライスを揚げ、シナモンや砂糖をまぶして食べます。
 オランダのクリスマスや大晦日は1年の間でも常に魅惑的な時期です。通常、厚く積もった一面の雪で覆われ、通りは素敵な雰囲気を加えるクリスマス・ツリーや何千ものライトが飾られています。人々は愛する人たちと一緒に過ごすために家路を急ぎますが、その前にたくさんあるオリボレン屋台(oliebollenkramen)のうちの1つに立ち寄ることは忘れません。人々は揚げたてのオリボレン1袋を持ち帰り用にし、また、その場で食べられるように余分に1つ買います。

朝食にチョコレート?甘いパンのトッピング

オランダ スイーツ パン マウシェス muisjes オランダ人は、パンとパンのトッピングなしでは1日たりとも生きてはいけません。「ロッヘブロート(roggebrood)」と呼ばれるライ麦パン、「ベスハウト(beschuit)」、「オントバイトクック(ontbijtkoek)」、「クレンテンボーレン(krentenbollen)」など、オランダ人は朝食にも昼食にもパンを食べます。 そのため自然とパンのトッピングやサンドイッチの中身の種類が豊富になりました。サンドイッチの中身にはハム、クロケット、チーズ、野菜が主流で、チーズに関してはそれこそ種類豊富ですが、甘いトッピングも人気があります。アップルシロップやチョコレートペーストなどのスプレッドの他、「ハーゲルスラッハ(hagelslag)」(粒状のチョコレート)や、オランダ語で「何百、何千の」という意味の「マウシェス(muisjes)」のような粒状の甘いトッピングがオランダ人は大好き。

オランダ 朝食 トッピング チョコレート 「ハーゲルスラッハ」は、オランダで一番人気のあるトッピングです。ミルクチョコレート、ホワイトチョコレート、ダークチョコレートでできた小さな粒は、食べ物と言うよりケーキのデコレーションのようです。ハーゲルスラッハが最初に作られたのは1936年、5歳の男の子がVenzのCEOにパンのトッピングをチョコレートで作って欲しいとおねだりしたのがきっかけでした。今や、Venzのトッピングは、どのスーパーマーケットの棚にも見つけることができます。 食べ方はパンの上にバターを塗り(これが粒がこぼれないストッパーになります)、その上にふりかけのように粒状のチョコレートを振りかけます。

しょっぱい?リコリス入りの黒い飴

リコリス入り 黒いドロッピェ オランダ オランダ人はキャンディが大好き!毎年12月5日に、オランダでは「シンタクラース」という子どものための伝統的なお祭りを祝います。お祭りではさまざまな種類のキャンディが大きな役割を果たしますが、これはオランダ人がキャンディを食べる数多くの機会のうちのほんの1つにすぎません。
 そんなわけで、オランダにはさまざまな種類の菓子やキャンディがあります。最も有名で、また初めてオランダに来る人にとっては珍妙な味として受け止められるものに「ドロッピェ」と呼ばれるリコリスというハーブの入ったキャンディが挙げられます。この特別なキャンディは塩化アンモニウム(サルミアク)とアラビア・ゴムで作られています。昔から健康にいいとして食されてきたしょっぱいハーブ味のキャンディ。オランダ人にとってはおなじみのものですが、外国からの旅行者は最初、慣れるのに苦労するかもしれません。

アップルパイ

オランダ 伝統 アップルパイ オランダ人にお気に入りのパイは何か訊いてみましょう。ほとんどの人の答えは恐らく「アップルタルト(appeltaart)」でしょう。各家庭には、数世代にわたって伝えられたおばあちゃんのレシピが多く存在します。レシピは様々ですが、共通点もあります。それはシナモンの暖かい香りとそれに合うホイップ仕立てのクリームです。

 アムステルダムのウィンケル43(Winkel 43)は、オランダのアップルパイを楽しめる最高の場所のひとつ。活気のあるNoordermarkt近くに所在するウィンケル43は、マーケットの日は特に買い物の後に一休みをする地元の人でいっぱいです。このお店のアップルパイの生地はしっとりしていますが、端部がサクサクし、それに甘酸っぱい大きいりんごの塊がぴったり組み合わされています。ホイップクリームをたっぷりかけて温かいうちに出すこのパイは、甘くておいしく、それだけで食事になります。

 アムステルダムの地元紙『ヘット・パロール(Het Parool)』によると、有名なベーカリーカイト(Kuyt)のアップルパイが町で最高とのこと。オランダの伝統的なタイプとは少し違っており、ここのパイはむしろアップルシュニットと表現できます。クラストは厚く、甘いりんごのフィリングをつめ、おいしい粉砂糖をまぶし、削ったアーモンドをトップに散らしています。

 デン・ハーグ、アーネム、ロッテルダムでは、デュドック(Dudok)にオランダの昔ながらの有名なアップルパイがあります。ここでは、冷やして出される金色の砕けやすい表面のパイを楽しめます。少しもろいクラストにジューシーで柔らかいりんごが間にたっぷり。もちろん、ホイップ仕立てのクリームをつけて出されます。1切れ食べ終わるとお腹いっぱいになることでしょう。

 ズボーレ(Zwolle)のレストランDe Librijeの三つ星シェフのジョニー・ブール(Jonnie Boer)は、オランダの昔ながらのアップルパイを新たな高みへと引き上げています。もとは母親のレシピだったというアップルパイは特別注文の木箱に入れられています。一口食べるごとに、ダークチョコレート、スターアニス、マスカルポーネシナモンスティックなどの材料に驚かされます。

 それぞれにこだわりの味、製法のあるアップルパイ。オランダにきたらぜひ食べ比べてみてください。

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