観光テーマオランダ、ベルギー・フランダース地方のみどころをテーマごとに紹介

宝石箱のようなマウリッツハウス美術館

Johannes Vermeer Girl with a Pearl Earring, c. 1665 Mauritshuis, The Hague

Johannes Vermeer
Girl with a Pearl Earring, c. 1665
Mauritshuis, The Hague

オランダの黄金時代17世紀の珠玉の絵画をマウリッツハウス美術館で鑑賞しませんか?こじんまりとした館に世界に知られる名画を集めた美術館として人気です。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、レンブラントの「ニコラース・トゥルプ博士の解剖学講義」、ファブリティウスの「五色ヒワ」、ポッターの「牡牛」といった傑作が、私邸の親密な雰囲気を保った17世紀の建物のなかで、ゆったりと鑑賞できます。

シルクの壁紙、きらめくシャンデリア、彩色された絵天井など落ち着いた雰囲気を醸成するクラシカルなインテリアのなか、オランダおよびフランダース地方の画家の作品200点以上が飾られています。ヤン・ステーンの室内画、ライスダールの風景画、コールテの静物画、ルーベンスの肖像画といった17世紀の豊饒な絵画世界を代表する作品が訪問者を待っています。

アムステルダムからハーグまで電車で50分、ハーグ中央駅から徒歩5分です。

(c) Ivo Hoekstra / Mauritshuis, The Hague

(c) Ivo Hoekstra / Mauritshuis, The Hague

ハーグ マウリッツハウス 美術館 オランダ明るいガラス天井のホールとなっている本館地下には、カフェやミュージアムショップがあります。ホールを通り抜けると、企画展のセクション「ロイヤル・ダッチ・シェル・ウィング」があります。アールデコ装飾が美しい「ロイヤル・ダッチ・シェル・ウィング」は、企画展スペースの他、アート・ワープショップなどを開催するエデュケーショナル・スペースの役割も担っています。会議・会合に利用できるエレガントな部屋もあります。

ナッサウ=ジーゲン侯ヨハン・マウリッツの邸宅として建てられた建物は、約3.5世紀という長い間、ホッファイファー(Hofvijver)と呼ばれる水辺に面して建ち、ハーグとオランダの歴史を見つめてきました。マウリッツ侯はオランダ領ブラジルの総督でした。当代きっての建築家でクラシックなデザインを得意としたヤコブ・ファン・カンペンに邸宅の設計を依頼。1644年に館へ引越します。その後、持ち主は数度変わり、1822年、建物は美術館に生まれ変わりました。マウリッツハウス美術館は、王室とのつながりが強く、開館当初よりオランダ王室のコレクションを展示しています。

2017年マウリッツハウス美術館の企画展

 

Clara Peeters, Still Life with Cheeses, Almonds and Pretzels, c. 1615

Clara Peeters,
Still Life with Cheeses, Almonds and Pretzels,
c. 1615

スロー・フード:黄金時代の静物画
Slow Food: Still Lifes of the Golden Age
2017年3月9日~6月25日

16世紀末、北ネーデルランドと南ネーデルランドでは、テーブルに置かれた食べ物を題材にした静物画が描かれるようになりました。様々な食べ物や貴重な品にあふれたこれらの絵画は、当時のネーデルランドが得ていた富を象徴するものでした。様々な画家によって詳細に描かれたこれらの静物画は、今見ても素晴らしい作品と言えます。

2017年春に開催されるこの企画展は、こういったテーマに初めて着目するもので、マウリッツハウス美術館が数年前に取得したフランドル画家クララ・ペーテルスの静物画やハーレムの画家フロリス・ファン・ダイクの作品などが展示されます。彼らの作品は、その後ハーレムで活躍したこのジャンルを代表する画家ピーテル・クラースやウィレム・ヘダにつながっていくものです。

Hans Memling, Bernardo Bembo, Statesman and Ambassador of Venice, c. 1471-1474. Royal Museum of Fine Arts, Antwerp, Belgium

Hans Memling, Bernardo Bembo, Statesman and Ambassador of Venice, c. 1471-1474. Royal Museum of Fine Arts, Antwerp, Belgium

隣人:1400~1700年の肖像画
Neighbours: Portraits from Flanders 1400-1700
2017年9月7日~2018年1月14日

南オランダ(現在のベルギー)では1400~1700年、肖像画の最盛期を迎えていました。この約300年間、貴族や裕福な市民は、当時の一流フランドル画家に自分自身を描いてもらい、永遠のものとしてもらっていました。これらの肖像画は、顔の特徴と性格を絵画に反映させる優れた方法により、非常に印象的な作品となっています。

2017年秋、マウリッツハウス美術館では、アントワープ王立美術館(KMSKA)の選りすぐりのフランドルの肖像画が展示され、その物語が伝えられます。ロヒール・ファン・デル・ウェイデン、ハンス・メムリンク、ピーテル・プルビュス、ピーテル・パウル・ルーベンス、アンソニー・ヴァン・ダイクの主要な作品を展示。彼らの肖像画の展示は初めてのことです。マウリッツハウス美術館のコレクション、アムステルダム国立美術館のヤーコブ・ヨルダーンスの肖像画も併せて展示されます。

マウリッツハウス美術館 Mauritshuis
公式HP www.mauritshuis.nl(英語)
住所 Plein 29, Den Haag
開館 月曜日 午後1時〜午後6時、火曜日〜日曜日 午前10時〜午後6時
(木曜日のみ 午後8時まで開館)

ハーグ マウリッツハウス 美術館 ロゴ オランダ

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