都市ガイドオランダ、ベルギー・フランダース地方の主要都市の紹介

フランダース東部

● ハッセルト

ブリュッセルから東へ約80kmにあるハッセルト(Hasselt)は、中世にリエージュ司教領として繁栄、現在はオランダとの国境 を接するリンブルグ州の州都です。

(c) Toerisme Hasselt

17世紀以降、ジンの元祖ともいえる蒸留酒「ジュネヴァ」の産地としても知られ、19世紀の蒸留所を利用した「国立ジュネヴァ博物館」では歴史や製造過程が学べるほか、130種類以上のジュネヴァが用意された試飲ルームがあります。毎年10月第3週末には「ジュネ ヴァ・フェスティバル」が行われています。

繁華街は旧市街にあるグロートマルクト(広場)を中心に繁華街が広がり、ファッション・ブランドのブティックが並んでいます。15世紀より、繊維産業が盛んだったハッセルトには1988年に開館した「モード・ミュージアム」もあります。

郊 外3kmのところに、ヨーロッパ最大2.5ヘクタールにもおよぶ「日本庭園」があります。伊丹市と姉妹都市であることから、1992年に誕生しました。

(c) Toerisme Hasselt

さらに郊外へと足をのばすと、1000種のバラと広大な庭園で知られるヘックス城(6月と9月の週末に一般公開あり)、1850年のフランダース地方の農村を再現したオープンエアミュージアム・ボクレイクといった楽しい名所があり、ゆったりした休日が味わえます。

お土産には、名産にジュネヴァの他に、シナモン風味の伝統菓子スペキュロ スが有名で、ハッセルトならではのフレーバーを使ったスペキュロスが町のパン屋や菓子屋に置いてあります。

参考記事
ジュネバとファッションの町 ハッセルト~スタッフ・レポート
ヘックス城 ローズ・ガーデンの特別公開

● トングレン

フランダースの南東に位置するトングレン(Tongeren)はベルギー最古の町といわれます。というのも紀元前54年、マルクト広場に銅像が立つ「ケルトのエブロニ族の王アンビオ リックス」が、カエサル率いるローマ帝国軍に勝利したのですが、最終的にローマ帝国が支配することになり、ローマ人がベルギーで建設した最初の町だったからです。

(c) Toerisme Tongeren

交通の要所 として砦も築かれました。いまも町の西に総長4.5kmの「ローマの壁」が残ります。市内にある「ガロ・ロマン博物館」は紀元前1万年前から紀元前7世紀までの考古学資料を展示。この地域に住んだ人のケルトからローマ時代までを辿ることができます。

トングレンは、キリスト教化された最初のベルギーの町でもあり、宗教上で重要な都市となりました。1240年から1541年にかけて建造された、ゴシック様式の聖母教会堂は、4000本ものパイプを持つ18世紀のパイプオルガンでも有名。鐘楼は市内のベギン会院と共に、世界文化遺産に登録されています。また、中世の門のうち現在も残されているモーレンポールトからは、塔に上がり、町の眺望が楽しめます。

ベネルクス最大のアンティークと雑貨の市が、毎週日曜日に開催されます。レオポルド城沿いからフェ―広場にかけて、約100のショップやブースが並びます。屋内の会場もあり、出展作品は200を超えます。通常店舗も合わせて、遅くまで営業するので、ショップが閉まることの多い日曜日でも買い物が楽しめるのもお得です。

参考記事
ベネルクス最大 トンゲレンのアンティーク雑貨市

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