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カラフルで楽しい!ベルギーのコミック・アートの世界

ベルギーのコミック(漫画)は世界で独特な地位を築いてきました。ヨーロッパ・コミックというジャンルが形作られる過程で、ベルギーは、フランスと共に重要な役割を果たしてきました。ベルギーのコミック文化は20世紀に大きな盛り上がりをみせながら、今日も世界に影響力をもつアートのひとつと考えられています。

毎年秋に行われるコミック・ブック・フェスティバル © Visit Brussels - Jean-Paul Remy

毎年秋に行われるコミック・ブック・フェスティバル © Visit Brussels Photo by Jean Paul Remy

© Visit Brussels – Jean-Paul Remy

© Visit Brussels Photo by Jean Paul Remy

コミックを街の大切な文化の一つと考えているブリュッセルでは、コミックに登場するシーンを描いたカラフルな絵が街角で観られます。こうしたコミック・ストリート・アートは、1990年代から徐々に増え、いまでは楽しいアトラクションとなっています。

タンタンの作者エルジェによる短編「クックとプッケ(Quick & Flupke)」シリーズから © Hergé - Moulinsart_JPR4270-Modifier

タンタンの作者エルジェによる短編「クックとプッケ(Quick & Flupke)」シリーズから
© Hergé Moulinsart – Visit Brussels

ブールとビル Boule and Bill (C) Visit Brussels

ブールとビル Boule and Bill (C) Visit Brussels

風景に溶け込んだ作品。壁のむこうに歩いていけそう (C) Visit Brussels

風景に溶け込んだ作品。壁のむこうに歩いていけそう
(C) Visit Brussels

小便小僧の近くにはあの「タンタン」が逃げるシーンが (C) Visit Brussels

小便小僧の近くにはあの「タンタン」が逃げる緊張のシーン
(C) Visit Brussels

ブリュッセルで観られるコミック・ストリート・アートについて、詳しくは ブリュッセル市によるコミック・ストリート・マップ(英語) でチェックしてみましょう。

ベルギー・コミックの世界は地下鉄でも・・・

(c) Visit Brussels

ストッケル(Stockel)駅のホーム (c) Visit Brussels

(c) Visit Brussels

2009年に設置されたエルジェの壁画、ブリュッセル=ルクセンブルグ駅
(c) Visit Brussels

このようにブリュッセルでは、町を歩きながらベルギー・コミックの世界に触れられます。インスタ映えもばっちりのウォール・アート、ぜひ現地で探してみてください。

● おすすめのタンタン・ショップ

グランプラス広場のすぐ裏にあるので、観光の途中で気軽に立ち寄れます。タンタンの本やグッズの専門店。
La Boutique Tintin(英語)
住所:Rue de la Colline 13, Brussels

ベルギー・コミックの世界にもっと触れてみたくなったら、おすすめの場所があります。グランプラス広場、タンタンの専門店から徒歩10分です。

● ベルギー漫画センター

© Daniel Fouss

© Daniel Fouss

日本でも有名なタンタン(Tintin)の冒険シリーズをはじめ、映画化されたスマーフ(The Smurfs)、ブレークとモーティマー(Blake and Mortimer)、ラルゴ・ウィンチ(Largo Winch)、ラッキールーク(Lucky Luke)、スパイクとスージー(Spike and Suzy)、ブルーセル(Brüsel)、トーガル(Thorgal)など世界で知られているベルギー発コミックはたくさんあります。

こうしたコミック王国といわれるベルギーの約100年にわたる歴史を楽しく紹介するのがこのミュージアムです。「タンタン」の作者エルジェの銅像や、作品に登場する赤いロケットなどが展示された館内は、4500点を超える原画等が観られ、世界最大のコレクションを誇る漫画図書館もあります。

© Daniel Fouss

© Daniel Fouss

そして見逃せないのが、アールヌーヴォーの巨匠ヴィクトール・オルタの設計による建物。もとは繊維会館として建てられたもので、自然光がたっぷりと差し込み、展示物が明るくみやすい仕掛けとなっています。繊細な柱や天井の装飾も見事。ベルギー・コミックの殿堂がもうひとつの芸術アールヌーヴォーと調和しています。

© Daniel Fouss

© Daniel Fouss

ベルギー漫画センター
Comic Strip Center

ベルギー漫画センターでは「フランダース漫画のニューウェーブ展(The New Wave of Flemish Comic Strip)」が開催されます。

ベルギー 漫画 ミュージアム コミック ブリュッセル 企画展 イベント

フランダースの漫画のニューウェーブ展
日程:2017年9月19日~2018年6月3日

ベルギーのフランダース地方でいま話題となっているコミックの新潮流を紹介する企画展です。フランダース文学財団は2002年に「コミック・アート・コミッション」を設立。以降、賞を主催したり、コミック作家の支援、翻訳紹介などを通じて、現代のクリエイターの後押しをしてきました。

こうした流れで登場した、新しいコミック文化の担い手は、より広い視野を得て世界を描くことが得意。事実に基づいたストーリーを採用するといった傾向があり、著作はすでに数か国語に翻訳されています。Brecht Evens、Nix、Pieter de Poortere、Simon Spruyt、Judith Vanistendaelといった新世代のコミック作家と作品を紹介します。未来の「タンタン」に出会えるかも!?

さらに、今後は常設展の内容も大幅にリニューアル。「ベルギー・コミック・ショー ベルギーの才能100年」(The Belgian Comic Strip Show – 100 years of Belgian talent)として新しく生まれ変わった常設展を2017年12月に公開します。ベルギーのコミックに登場するヒーローとその著者に、より深い焦点を当てた展示となります。「Zonneland」(オランダ語)や「Petits Belges」(フランス語)といった1920年代に世に出た週刊コミック誌を振り返り、冒険と驚きに満ちていた当時のコミックの世界をひも解きます。

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