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水の国オランダならではのユネスコ世界遺産

2018年、フリースランドの州都レーワルデンが欧州文化首都に選定されました。これにちなんで、日本ではまだあまり知られていないオランダ北部の魅力を伝えるシリーズを連載でお伝えしてきました。 最終回にご紹介するのは、ユネスコ世界遺産のワウダヘマール(ワウダ蒸気式揚水場)です。オランダでしか誕生しえなかったユニークな産業遺産を訪ねてみませんか。

オランダ北部、フリースラント州にあるワウダヘマールは、オランダの水力工学の頂点を極めた蒸気式揚水場(蒸気エネルギーを利用して水をくみ上げる施設)です。この種の施設としては世界最大かつ現在も稼働しているのは世界でここだけとなります。

水という自然の力から、人々と国土を守ってきたオランダの技術者と建築家たちの努力の結晶であることを評価され、1998年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

ワウダ蒸気式揚水場はアイセル湖(旧ワデン海)のほとりにあります。1920年に近隣の余剰水をかき出すために建設されました。その名は、設計した技師D.F.ワウダに由来しています。最大で毎分4000 m³、毎日600万m³の揚水能力があります。

かつては揚水と同時に干拓も行っていましたが、その役割は時代と共に消え、いまは1年に1週間ほど稼働しています。巨大な構造やメカニズムがロマンを誘うのでしょうか。世界各地からテクノロジーファンがワウダ蒸気式揚水場の卓越した工業デザインを観にやってきます。

Ir.D.F.ワウダヘマール(D.F.ワウダ蒸気揚水場)
公式HP(英語)www.woudagemaal.nl
交通:最寄り駅はレメル(Lemmer)
フリースランドの州都レーワルデンからは電車とバスで1時間半ほど

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