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オランダ北海のリゾート スヘフェニンゲン200年

北海に面したオランダの海岸は、美しくどこまでも続く長い砂浜で知られています。広大な砂丘が広がり、ウォータースポーツも盛ん。たくさんの人が夏の長い日を、海辺で寛いで過ごします。

17世紀、18世紀の大航海時代、北海沿岸の港から遠くはインドネシアまで、たくさんのオランダの帆船が世界各地へ出航し、オランダ繁栄の礎となりました。いまやビーチや砂丘が作り出す、自然の景観とリラックスした空気が楽しめる場所として、世界各地から観光客に訪れる人気の場所になりました。

なかでも、国王が住むロイヤルシティとして知られるハーグに隣接する「スヘフェニンゲン海岸(Scheveningen)」は、夏になると大勢の人が押し寄せるオランダで最も人気の高い海岸リゾートです。

海水浴を楽しむほか、砂浜や水辺でのスポーツ、映画館、劇場、ビーチハウス、カジノ、ショッピング、レストランなどリゾートらしい施設やエンターテイメントが充実しています。

スヘフェニンゲン200年を記念して

さかのぼること、ちょうど200年前、近隣で様々な事業を行っていたヤコブス・プロンクという人物が、スヘフェニンゲンに最初の「バスハウス」を作りました。当時、静かな漁村だったスヘフェニンゲンに4つの浴場を備えた小さな木の家が誕生します。そして、ここから一大リゾート、スヘフェニンゲンの歴史が始まったのです。

リゾートとなって200年を迎える2018年は、スヘフェニンゲンと隣接するハーグでいろいろな記念イベントが開催されています。主なものをご紹介します。

● ハーグ派とスヘフェニンゲン The Hague School & Scheveningen
6月7日~9月16日、ハーグ市立美術館
19世紀に「ニューリアリズム」を掲げたハーグ派の画家の作品展が開催されます。田舎、海、漁師、農夫などを描いた作品で知られる彼らは、ハーグを拠点としていたため、スヘフェニンゲンとその海が一大テーマでした。この土地ならではの、空気と光と水が調和した素晴らしい風景画が展覧されます。

● 砂の彫刻世界選手権 The Sand Sculpting World Championship
6月4日~12日、ランゲ・フォールハウト広場(展示は8月19日まで)
3年に一度開催される砂の彫刻の世界大会が初めてオランダで開催されます。スヘフェニンゲンはオランダでも砂の彫刻のメッカとなっている場所。今年はハーグ市内に4~5mの巨大な彫刻が9体、日本を含む世界から集まった砂の彫刻のトップアアーティストたちにより造られます。

テーマは「スヘフェニンゲン200年」にちなんだもの。6月4日から造り始め、12日午後2時までに完成した砂の彫刻は、同日のうちに最優秀賞が決定されます。作品は8月19日まで展示されます。夜間はライトアップも楽しめ、観覧は無料です。

● 旗の日 Vlaggetjesdag
6月16日、スヘフェニンゲン港

オランダの代表的な魚といえば「ニシン」。新鮮なものを軽く塩漬けにし、パンに挟んでサンドイッチにしたり、たまねぎのみじん切りとピクルスを添えておつまみにします。脂ののった北海産ニシンは、とびきりおいしく健康的。

なかでも16%以上の脂肪を含有する、脂ののった最高のニシンのことを「ニューホランド(Hollandse Nieuwe)」と呼んでいます。新しい季節がめぐってきたときに捕れるこのニューホランドを、毎年オランダ人は心待ちにするようになり、やがて初物を獲る漁船は小さな国旗で飾られるようになりました。

この伝統を表したのが「旗の日」(Vlaggetjesdag)。スヘフェニンゲン海岸で開催されるこのイベントでは、最高のニシンが味わえるほか、子供たちのイベントなどがにぎやかに開催されます。

● ボルボ・オーシャンレース Volvo Ocean Race(ゴール地点)
6月24日、スヘフェニンゲン港
9か月かけて地球を一周する国際的なヨットレース。46,000マイルを航行し、今年はスヘフェニンゲンの港でゴールします。世界最長かつ最もタフなレースの勝者を見ようと、数万の人が集まります。オランダのチームも参戦。ヨーテボリから65隻のヨットが到着するゴールの後、7月1日までの約1週間、ヨットレースについて学べるRace Villageが開設され、様々な関連イベントが行われます。

● 国際花火フェスティバル International Fireworks Festival Scheveningen
8月10日 21時45分~、スヘフェニンゲン海岸
毎夏、開催されている大がかりな花火大会です。世界各国の花火が北海に浮かべられた舞台から打ちあげられます。

● 国会開会の日のパレード Prinsjesdag
9月18日 12時45分~14時30分、ハーグ市中心
毎年9月の第3火曜日は、オランダ国会の開会宣言がオランダ国王(女王)によって行われます。政府機関があつまるビネンホフの「騎士の館(Ridderzaal)」にて、オランダ国王ウィレム・アレクサンダーが、国会の開会式宣言を行います。これに際して、市内にある国王の執務宮から騎士の館までを、国王と王妃を乗せた馬車がパレードします。国王を間近で観るチャンスです。

オランダ 国王 金の馬車 国会開会 パレード

誰でも無料で沿道からパレードを眺めることができますが、確実に観たい場合は、ランゲ・フォールハウト広場に設置される観客席を予約するという方法もあります。ハーグ市のツーリストインフォメーションでチケットを販売しています。

 

※「スヘフェニンゲン200年」のイベント詳細情報はハーグ市の公式ウェブ(英語)でご覧いただけます。

スヘフェニンゲン海岸を楽しむスポット

イベントに参加する以外でも、以下のスポットなどでスヘフェニンゲン海岸に触れて楽しめます。

● パノラマメスタグ Panorama Mesdag
ハーグ市内にあるこの美術館は、たったひとつの作品に捧げられています。
メスタグという人物が描いたのは、在りし日のスヘフェニンゲン海岸。360度の巨大なパノラマ絵画の中に入ると、静かだったころの漁村を歩いている気分が味わえます。砂や網が置かれていたり、音が再現されていたりと体験できるミュージアムです。

● ビーチクラブ
スヘフェニンゲンは西に向いているため、北海に落ちる美しい夕日を見ることが出来ます。ハーグでの美術館観光やショッピングの後にぜひ訪れてみてください。ハーグ市内からトラムでわずか10分です。砂浜にはビーチハウスがずらりと並び、朝から夜遅くまで、海を眺めながら美味しい北海産の魚介類を楽しむことができます。

● ピア(桟橋)
海岸から高さ45m、長さ400mにわたって伸びる桟橋は、スヘフェニンゲン海岸のランドマークとなっています。ここからの、海やビーチの眺望もぜひ体験してみてください。オランダのパンケーキが楽しめるカフェや35種類のビールを提供するバーなど、飲食店も充実しています。

● ホテル
スヘフェニンゲン海岸の中央に堂々と建つのが宮殿風ホテル「クールハウス」。近隣で最も美しい建物といって間違いないでしょう。上流階級のためのビーチハウスとして建てられたのが1818年。その後、ホテルとして1885年に開業。以来、行政都市ハーグの高級ホテルとして、各国の首脳や王室など世界のVIPを迎えてきました。客室は全部で 250 室。北海が見えるオーシャンビューの部屋とハーグ市街側の部屋があります。泊らない方も、北海の夕日を眺めながらの本格的なフランス料理レストランが楽しめます。

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