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ロッテルダムのルーベンス展と最新スポット

ブリューゲルの「バベルの塔」などの作品を所蔵することで知られるオランダのロッテルダムにあるボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館で、2018年9月8日から2019年1月13日まで、バロックの巨匠ルーベンスの特別展が開催されます。

Peter Paul Rubens, The Descent from the Cross, 1611-14, oil on panel, 420 x 320 cm. Antwerp, Cathedral of Our Lady

ピュア・ルーベンス展  Pure Rubens
会期:2018年9月8日~2019年1月13日
会場:ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館 Museum Boijmans Van Beuningen

画家ルーベンスの「オイルスケッチ」に焦点をあてた特別展です。当時から画家として人気が高かったルーベンスは、たくさんの注文をこなすため大きな工房を構えながら、弟子と共に作品を仕上げることが多かったのですが、オイルスケッチは、すべてルーベンス自身が手がけたと考えられています。

ルーベンスはたくさんのオイルスケッチを残しています。絵画、タペストリー、彫刻、版画などの大作のために、構図全体や部分の習作として描かれたものがほとんどです。工房で弟子と共同で描く作品と比べ、ルーベンスの手のみで描かれたオイルスケッチにこそ、画家の真意や個性がにじみ出ていると考えられています。素早く滑らかに描かれた線は生き生きとし、躍動感のある筆さばきに魅了されます。

Peter Paul Rubens and Frans Snyders, Three Nymphs with the Horn of Plenty, c. 1625-28, oil on canvas, 224 x 166 cm. Madrid, Museo Nacional del Prado

Peter Paul Rubens, The Mircales of St Francis of Paolo, c. 1627-28, oil on panel, 110,5 x 79,4 cm. Los Angeles, The J. Paul Getty Museum

本展では、ルーベンスの人物像、成功の理由、卓越した物語の表現について、約65点の作品を通して紹介します。生まれながらのストーリーテラーと言われたルーベンスは、人間の美しく高貴な面に注力して描きました。様々なストーリーを、多彩な手法で表現できる、天才画家ルーベンスの比類なき想像力を紹介し、ルーベンスの世界を概観します。

2018年のルーベンス年を記念した企画展のひとつとして、プラド美術館、メトロポリタン美術館、J・ポール・ゲティ美術館、シカゴ美術館、ティッセン=ボルネミッサ美術館、ナショナルギャラリー(ロンドン)、ルーブル美術館(パリ)など、世界の著名な美術館から作品が貸し出されます。秋から冬にかけてご旅行される方は、ぜひロッテルダムのボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館をチェックしてみてください。

Photo by Ossip van Duivenbode/Rotterdam Marketing

ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館は、ロッテルダムで最も歴史があり多くのコレクションが観られるミュージアムです。ルーベンスの他に、ボス、ブリューゲル、レンブラント、ゴッホ、マグリットといったオランダやフランダースの重要な画家の作品を所蔵しながら、特定の時代を専門に扱うことなく、中世初頭から現代にいたるまでのオランダとヨーロッパのアートをそろえているのが特徴です。幅広いコレクションから、誰にでも気に入った作品や好きな作家が見つかりやすい美術館です。ヨーロッパのアート史をたどるかのような体験もできます。

≪ロッテルダムの最新スポット≫

ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館から、白鳥の異名で知られる美しいエラスムス橋を渡ると、コップ・ファン・ザウド(Kop van Zuid)という地区に入ります。

プチホテル・ルームメート・ブルーノ

再開発が進むコップ・ファン・ザウド地区に新しいホテル「ルームメート・ブルーノ Room Mate Bruno」が誕生しました。オランダ東インド会社が紅茶貿易のために建てた低層建築をリノベーションした雰囲気のある外観につられて、一歩中に入ると、モダンでクールなインテリアが待っています。オランダらしい明るい色彩とシンプルなデザインが隅々にまであしらわれた4つ星ホテルです。

ルームメート・ブルーノの目の前には、世界で活躍するオランダ建築家レム・コールハース設計事務所がデザインした「エヌハウ NHOW」(ホテルやオフィスが入った複合施設)があり、埠頭の方へ進むとオランダ・アメリカラインという船会社の本社を使ったデザインホテルの先駆けともいえる「ホテルニューヨーク Hotel New York」などもあり、100年を超えるレトロ建築とモダン建築が融合したロッテルダムならではのにぎやかな景観に出会います。

(c) Marc Heeman

エラスムス橋やオランダで最も高い「マースタワー」があるコップ・ファン・ザウド地区は、美しい夜景でも知られています。ホテルニューヨークの裏手からは水上を走る「ウォータータクシー Water Taxi Rotterdam」が出ているので、町のほかの場所へ気軽に出かけることもできます。

フードスポット

ホテルニューヨークから南にかかっている長い橋をわたると「フェニックス・フード・ファクトリー Fenix Food Factory」というクラフト感いっぱいのローカルフードショップが集まった場所があります。テラスでクラフトビールを飲んだり、ぶらぶらと散歩しながら歩くのにおすすめです。

ロッテルダムのトラム(路面電車)で食事ができる「ロッテルトラム RotterTram」が この夏オープンしました。クラウドファンディングで実現した、町の新しいアトラクションで、きちんとした4コースディナーを食べながら市内をめぐります。出発はエラスムス橋の袂にあるウィルヘルミナ広場です。

ロッテルダム中央駅の前に、流行に敏感な人があつまるベジタリアンレストラン「ジャック・ビーン Jack Bean 」がオープンしました。世界で最もサスティナブルなベジタリアンのためのファストフード、と呼ばれるジャックビーンは、とってもリーズナブル。通常ビーガン料理はヨーロッパではエキゾチックと考えられている原料をよく使うのですが、これは輸送にエネルギーを使うのでサスティナブルではない、ということからぺパイン・シェフは地元の農家からのみ食材を仕入れています。

ご紹介したプチホテル「ルームメート・ブルーノ」のなかに、もうすぐおしゃれなデザインのフードコート「フードハーレン Food Hallen Rotterdam」がオープンします。

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