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オランダ王室ゆかりの場所、ロイヤルシティで黄金馬車のパレード

国会開会の日

オランダ語で王子の日と呼ばれる「プリンセスダッハ Prinsjesdag」はオランダ議会の開会に際して、今後1年のオランダ政府の政策概要を伝える式辞を、オランダ国王が読み上げるとても重要な日。とはいっても「プリンセスダッハ」は政治だけの行事というわけではありません。オランダ国王とその一家が住まう宮殿「ハウステンボス」があるハーグは、別名ロイヤルシティと呼ばれています。オランダ王家のお膝元で行われるこのイベントは、ロイヤルファミリーやオランダ国民にとって大切なセレモニーとなっています。

黄金馬車のパレード

9月の第3火曜日の午後1時頃、ウィレム=アレクサンダー国王らを乗せた豪華な馬車が、ハーグ市内の国王の執務室ノールドアインデ宮殿   を出発し、街中をパレードし。オランダ議会がおかれているビネンホフのなかで、最も歴史ある騎士の館 へと向かいます。

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国王は馬車から手を振り、沿道に並ぶたくさんの人々の声援に応えられます。旗手、騎兵、名誉護衛など多くの護衛を伴ったパレードは厳粛かつ華やか。マキシマ王妃も国王のとなりで手を振られます。ハーグ市の学校はお休みとなるため、たくさんの子供たちも王様を一目見ようと沿道に並びます。なんといっても1年でたった1度のイベントです。世界各地の観光客の姿もたくさん見かけます。

2017年のパレード

議会開会の式辞を玉座から述べられた後、ウィレム=アレクサンダー国王はノールドアインデ宮殿に戻り、バルコニーから登場し、王妃とご一緒に挨拶をされます。

2017年の宮殿からのご挨拶

パレードの観覧は事前購入の有料席もありますが、沿道で通りかかる様子を眺めるだけでも旅の記念になるでしょう。プリンセスダッハ(国会開会の日)は、2018年は9月18日に開催されます。

国民に慕われるロイヤルファミリー

1813年11月、オランダ王国の初代国王となるウィレム1世が、イギリスから船でオランダのスヘフェニンゲン(ハーグに隣接した海岸)へ入国。その後ウィーン会議により、正式にオランダ国王と認められたのが1815年のこと。200年を超える年月、いつも国民と一緒に歩んできたオランダ王室の歴史は、そのままオランダの民主主義発展の歴史でもあります。

オランダのロイヤルファミリーは、親しみやすく国民から愛されています。王家の名前でもあるオラニエ(オレンジ)は、国の色としてオリンピックなどの国際スポーツで必ず登場します。現国王ウィレム・アレクサンダーは、若い頃、修行のためオランダ企業に就職したり、即位式でオランダを代表するDJアーミンと一緒に踊ったり、航空機の免許を活用して公務の間に、KLMオランダ航空の近距離路線を(国民には知らせずに)操縦したり、50歳のお誕生日に同じ誕生日の国民を募集、抽選に当たった150名を招いて晩餐会を開いたりと楽しいエピソードに事欠かない人気者です。

≪ロイヤルファミリーゆかりの場所≫

デルフトの新教会とプリンセンホフ

デルフトの新教会

歴代のロイヤルファミリーが埋葬されている新教会や16世紀の独立運動の立役者、オラニエ公ウィレム1世が暗殺されたプリンセンホフ(Princenhof 現在はミュージアムとして一般公開)など古都デルフトとオランダ王室とは深いつながりがあります。

スーストダイク宮殿


スーストダイク宮殿(Paleis Soestdijk)は1674年にオラニエ公・ナッサウ伯ウィレム3世の狩猟の館となったことから、王室との縁が生まれます。ナポレオン占領時代の後、再びオランダ王家に属する館となり、2004年にユリアナ女王と夫のベルンハルト公が亡くなるまで、王家の方が離宮や住まいとして利用していました。現在は、一般公開(夏季は月曜日を除く毎日、それ以外は金曜日〜日曜日)されているので、荘厳な建物をガイドツアーで見学できます。アムステルダム中央駅からHilversum駅まで約25分。バス70番に乗り、Baarn/Soestdijkで下車、徒歩10分。

アムステルダムの王宮

オランダ アムステルダム 王宮

アムステルダムの中心、ダム広場にある王宮は350年前に市庁舎として建てられたもの。ナポレオンの弟ルイ・ボナパルトが居城に転身させて以来、そのまま王宮として使われています。国賓などの重要なゲストをもてなす迎賓館として使われていますが、行事や来賓がないときは一般公開されています。大理石の床や豪華な絵画、精密な彫像、荘厳なシャンデリアなどのほか、見応えのある特別展が企画されていることがあります。アムステルダムに来たら、必ずといっていいほど目にする建物ですので、ぜひ中も覗いてみてください。

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