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ヘックス城 ローズ・ガーデンの特別公開

ベルギー東部のリンブルグ州にあるヘックス城は、その美しい庭園で知られています。

ヘックス城は、18世紀にリンブルグ公国を統治したリエージュ司教フランソワ=シャルル・ド・ヴェルブリュック(François-Charles de Velbrück)により、夏の離宮として建てられました。自然を愛した司教は、ロココ・スタイルのエレガントなお城の周りに広大な庭園をつくりました。

お城の前に広がるフォーマル・ガーデン

5ヘクタールのフォーマル・ガーデンと60ヘクタールのイングリッシュ・ガーデンなどに囲まれたお城に、いまも貴族のデュルセル伯爵とその家族が暮らしています。庭師により丁寧に刈り込まれたヘッジや、巨大な樹木に囲まれた庭園には、季節ごとに美しい花が咲き、菜園では野菜やハーブを昔ながらの手法で育てています。

こうした庭園のなかで、ひときわ目立つのがバラ。オールドローズや野バラを愛した先代の伯爵夫人が手がけたバラ・コレクションがヘックス城を有名にしました。1,200種のバラが、前庭、壁、ゲート、英国式庭園など敷地のあちらこちらに植えられています。バラが最盛期となるシーズンに、ヘックス城は楽園のような素晴らしい場所になります。

イングリッシュ・ガーデンの向こうに佇む教会

先代の遺志を受け継いだ現在の城主とそのご夫人が、毎年2回、6月と9月の第2週末にお城の庭園を一般公開しています。どちらもバラが美しく咲く絶好のタイミング。ベルギーでガーデニングに興味のある人にはすでに有名ですが、海外からの訪問者は少なく、知る人ぞ知る隠れたスポットです。

植えられているバラの種類は1,200 自然な形で育てられているものも多い

赤い煉瓦を彩る満開のつるバラたち

房咲きの白バラのアーチも見事

美しいバラを愛でながら、ゆったりとした敷地でシャンパンのグラスを片手にピクニック気分でくつろぐだけでも大満足ですが、有名なナーサリーが販売するバラの苗や新種をチェックしたり、植物にまつわる展示を楽しんだり、入口に並んだテントで販売されるガーデニング雑貨などを買い求めることもできます。

珍しいバラの苗や新種に園芸の専門家も集まる

お土産のおすすめは、ヘックス城の花々にやって来たミツバチの蜂蜜。とてもやさしい味がします。今年の夏(2018年6月)のオープンガーデンでは、新鮮な花や野菜を使った料理を出すポップアップレストランがありました。ポタジェ専門のシェフが、お城の菜園でその日に採取したものを使って、香りと彩りが美しくオーガニックで健康的な一皿を作ってくれます。1日ゆったりと過ごしてみたい場所です。

ガーデンの特別公開日のみオープンするレストランではお城の花や野菜を使った料理が食べられる(2018年6月)

ヘックス城の最寄りにある大きな町はトンゲレン(Tongelen)です。トンゲレンは、毎週日曜日の朝7時から午後1時まで、約400店が出店するベルギー最大のアンティーク雑貨市が開催されているので、週末に1泊して訪れるのもいいかもしれません。首都ブリュッセルから日帰りも可能です。

ヘックス城のガーデン特別公開
6月、9月の第2週末
※2018年秋の公開は9月8日と9日

開園時間:10時〜18時
入園料:10ユーロ

≪交通≫
ベルギー鉄道のブリュッセル中央駅からトンゲレン駅(Tongelen)まで90分。
トンゲレン駅前からはDe Lijnのバス27番で20分。バス停Hex Kerkから徒歩5分。
またはトンゲレン駅からタクシーで約15分。

ヘックス城のウェブ(英語) www.hex.be

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