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ハーレムの企画展 フランス・ハルスとダ・ヴィンチ

ニューヨークのハーレムの地名の由来でもあり、オランダの黄金時代に繁栄した町ハーレムをご存じでしょうか。スパールネ川沿いにある静かな町は、かつて毛織物や造船などで栄え、いまは周辺の球根畑などで知られています。

Photo by Cris Toala Olivares Rechtenvrij (c)Amsterdam Marketing

13世紀にさかのぼる古都には、アムステルダム門(1355年)、市庁舎(1250年)、聖バーフォ教会(1559年)といった史跡があり、歩いているだけで豊かな歴史を感じます。

グロート・マルクト広場と聖バーフォ教会 (c)Hans Guldemond

スキポール空港からは直通バスで30分、アムステルダムから鉄道で15分~20分の立地は、アムステルダムの観光はもちろん、ライデン、キューケンホフ公園、ハーグといった町(いずれも30~40分程度)の周遊拠点として便利です。首都の喧騒を離れつつ、主要観光地にアクセスが良いおすすめの町です。

ハーレムで、秋から冬にかけて魅力的な展覧会が開催されます。町を代表する2つのミュージアム、フランス・ハルス美術館とテイラース・美術館に巨匠の作品150点がやってきます。

 

 

● フランス・ハルスと近代絵画展 Frans Hals and the Moderns
会期:2018年10月13日~2019年2月24日

Frans Hals “Portrait of Pieter Jacobsz Olycan” 1629-30 (c) Frans Hals Museum, Photo by Margareta Svensson

Vincent van Gogh “Postman Joseph Roulin” 1888 (c)Museum of Fine Arts  Boston

17世紀に人物を自然体で描き、肖像画のジャンルに新風を吹き込んだフランス・ハルスは、ハーレムで活躍した画家。彼の名を冠し、傑作を所蔵する「フランス・ハルス美術館」で、ハルスに影響を受けたマネ、ゴッホ、アンソール、ジョン・シンガー・サージェントといった19~20世紀の絵画120点が展覧されます。海外の美術館やコレクションから集められた近代絵画の名作が、ハルスの肖像画と並んで展示される初の試みとなります。17世紀のフランス・ハルスという画家の目指したものが、いかに近代的で先進的であったかがわかります。

フランス・ハルス美術館 Frans Hals Museum

ベルギーのアントワープ出身、家族と共にハーレムへ移り住み、17世紀の黄金時代にオランダで活躍したフランス・ハルスに捧げられたミュージアム。肖像画家として活躍した画家の画風は、当時の一般的なものとは違い、人々がいまにも動き出しそうな一瞬を切り取った生き生きとしたもの。また笑っている人物画を多く描いたことから「笑いの画家」とも呼ばれます。そんな楽しい肖像画を覗いていると、17世紀の人と目が合うかのよう。筆致は一見するとラフに見えますが、確かなテクニックがあり躍動感にあふれています。当時の家具や食器などのインテリアと共に絵画が飾られ、17世紀の館にいるような気分で鑑賞できます。

● レオナルド・ダ・ヴィンチ展 Leonardo da Vinci 
会期:2018年10月5日~2019年1月6日

ハーレムが誇るもうひとつの美術館、テイラース博物館にイタリアの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチの素描画30点がやってきます。ダ・ヴィンチの素描とともに、彼に影響を受けた後世の画家や現代アーティストの作品も展示。有名な「最後の晩餐」の等身大のレプリカが、この作品を描くための習作として描かれた3点の作品と一緒に展示されます。

テイラース博物館 Teylers Museum

芸術ばかりでなく、自然科学のコレクションを多く収蔵。絵画、書籍、鉱石、化石、科学実験や調査のための器具、メダルやコインなど興味深い品々をみることができます。芸術と科学の組み合わせは、まさにダ・ヴィンチの世界にぴったりです。1784年、いわゆる啓蒙の時代初期に創設されたテイラース博物館は、オランダ最古の博物館です。新古典主義で造られた美しい楕円形の「オーヴァル・ルーム」は必見です。

オーバルルーム Photo by Kees Hageman

以下のウェブで、ご紹介した2つの企画展を両方とも観られるコンビ・チケット(37ユーロ)を販売しています。
「フランス・ハルスと近代絵画展」「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」特設ウェブ(英語)

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