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ヒエロニムス・ボスの故郷と冬の企画展

元祖、奇想の画家といわれるヒエロニムス・ボス(1450年頃生、1516年没)はオランダのデン・ボス出身。この冬、故郷の北ブラバント博物館にボスの絵が帰ってきます。

2018年12月1日より2019年3月20日まで、北ブラバント博物館では「ボスの厩から(From Bosch’s Stable)」展を開催します。 1516年に亡くなるまでデン・ボスで暮らした画家の作品は、現存するものは絵画25点、素描画8点という大変貴重なものです。本展ではニューヨークのメトロポリタン美術館所蔵の「東方三博士の礼拝(The Adoration of the Magi)」が展示されます。

キリスト教のイエス誕生を主題とした絵画は、クリスマスを迎える12月公開にぴったりの作品。ボスの作品としては初期のものですが、幼子イエス・キリストの表情、細かく描かれた背景、ボスの絵に度々登場するフクロウなどに、画家の特徴をみることができます。

豪華な衣装をまとった東方三博士は、ボスの時代、人気の高いテーマで、ボス自身も何枚も描いたとされていますが、現存するのは本展に出品される作品と、スペインのプラド美術館が所蔵する2点のみとなります。

本展では、ボスの「東方三博士の礼拝」を模倣したり、同じテーマで描かれた同時代の作品を並べることで、ボスの作品にあふれる魅力をひも解きます。2010年に立ち上げられたボス研究・保護プロジェクト(BRCP)を担うKoldeweij 教授とIlsink教授が本展を監修。最新の研究が盛り込まれてたものになります。

ゴッホ作品なども展示する北ブラバント・ミュージアム

ボスの故郷デン・ボスには、ボスの作品の複製画や絵画に登場する世界をイメージして作られた「ヒエロニムス・ボス・センター」があります。

教会を利用したヒエロニムス・ボス・アートセンター

 

またボスが暮らした町の教会には、ボスの絵画に描かれている奇妙なクリーチャーが生み出されるヒントとなったであろう、ゴシック建築の装飾などがみられます。

ゴシック建築の聖ヤン大聖堂

教会の装飾

中世に作られた運河をボートで巡れば、ボスの時代を身近に感じることができます。

デン・ボスはオランダではグルメの町としても知られ、気軽に食べられる美味しいレストランが集まっています。ボッシュ・ボーレンという地元菓子もぜひ味わいたい一品です。

また近郊のロッテルダムに足を延ばすと、ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館でボスの代表作のひとつ「放蕩息子」やボスのフォロワーでもある奇想の巨匠ブリューゲルの傑作「バベルの塔」が観られます。あわせて訪れてみましょう。

ピーテル・ブリューゲル1世「バベルの塔」

企画展:ボスの厩から From Bosch’s Stable
会期:2018年12月1日~2019年3月20日
会場:北ブラバント博物館(デン・ボス)
住所 Verwersstraat 41, Den Bosch
HP hnbm.nl
開館 火曜日~日曜日 午前11時~午後5時
休館 月曜日(祝日は開館)、1月1日、カーニバル、王の日(4月27日)、12月25日

ヒエロニムス・ボス・センター(デン・ボス)
住所 Jeroen Boschplein 2, Den Bosch
HP www.jheronimusbosch-artcenter.nl
開館 4月~9月 午前11時~午後5時30分
10月~12月、3月 正午~午後5時
休館 月曜日、1月1日、カーニバルの期間、王の日(4月27日)、聖霊降臨祭、12月25日、12月26日

ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館(ロッテルダム)
住所 Museumpark 18-20, Rotterdam
HP www.boijmans.nl
※2019年1月13日までは「ピュア・ルーベンス Pure Rubens」展と題してルーベンスの油彩スケッチを集めた企画展を開催しています。
開館 火曜~日曜 午前11時~午後5時
休館 月曜日

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