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オランダの美術館の改装・修復など ≪最新情報≫

2019年に予定されている美術館の改装・絵画の修復などの情報をお知らせします。

レンブラントの「夜警」修復へ

(C)アムステルダム国立美術館 Photo by Erik Smits

オランダ最大の美術館、アムステルダム国立美術館の目玉となるのが、レンブラント・ファン・ラインの傑作「夜警」。1642年、アムステルダム市長と自警団のコック隊長の依頼で描かれた火縄銃手組合の集団肖像画です。世界的な名画「夜警」は、この絵のために作られた「ギャラリー・オブ・オナー」に展示されています。1975年の修復から40年以上の月日がたち、この度改めて修復が必要となりました。

修復が行われるギャラリーのイメージ (C)アムステルダム国立美術館

2019年7月から修復作業が始まります。ですがご心配なく。修復期間中も、建築家ジャン・ミシェル・ヴィルモットがデザインしたガラスのケース越しになりますが、「夜警」はご覧いただけます。修復作業をしている様子が目の前で観られるのもこの時だけ。

2019年、オランダではレンブラント没後350年をお祝いします。アムステルダム国立美術館をはじめ、主要作品を展示するミュージアムや故郷ライデンなどで記念イベントが行われます。

● レンブラント没後350年、記念イベント
● 画家レンブラントの故郷ライデン

フェルメールの絵画の貸し出し情報

アムステルダム国立美術館所蔵のヨハネス・フェルメール『牛乳を注ぐ女』は、東京・上野の森美術館にて2019年2月3日まで開催されている「フェルメール展」に貸し出されています。東京での展覧会終了後は、アムステルダム国立美術館に戻ります。

また、アムステルダム国立美術館所蔵のヨハネス・フェルメール『恋文』は、2019年2月16日~5月12日まで大阪市立美術館で開催される「フェルメール展」に貸し出されます。展覧会期間とその前後では、展示がありませんのでご注意ください。

アムステルダム国立美術館/フェルメール「牛乳を注ぐ女」

アムステルダム国立美術館/フェルメール「恋文」

ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館の休館

ロッテルダムのボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館は、2019年6月から改修工事のため、数年間、休館することになりました。

ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館 ピーテル・ブリューゲル1世「バベルの塔」

ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館は、ピーテル・ブリューゲル1世の「バベルの塔」をはじめ、レンブラントやゴッホの名画、ダリやマグリットなどのシュルレアリスムの作品が人気で、中世から現代までの幅広いコレクションを収蔵しています。

開館から170年たった現在、コレクションは15万点を超えました。スペース不足と今の時代に合わせた設備が必要となり、2019年6月より数年にわたる大規模な改修・拡張工事が行われます。

ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館(改修前)Photo by Ossip van Duivenbode/Rotterdam Marketing

美術館の改修工事は、段階を踏んで行われます。

2019年1月14日:メインのファン・デル・ステュール棟(Van der Steur)が閉館
2019年2月9日~5月26日:ブリューゲル「バベルの塔」やヒエロニムス・ボス「放蕩息子」など主要な作品は、ボードン棟(Bodon)で引き続きご覧いただけます。この期間はバウハウス展なども開催されます。
2019年6月以降:ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館全体が閉館。所蔵作品のハイライトとなるコレクションは、以下の展覧会でご覧いただけます。

● 隣のボイマンス Boijmans Next Door
2022年まで、ロッテルダム市内および近郊の7つのミュージアム、税と税関の博物館シャボット美術館クンストハルロッテルダム海洋博物館ロッテルダム博物館スキーダム市立美術館ワールドミュージアムで、ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館のコレクションのハイライトを展示します。

●紙の上のピカソ Picasso on Paper
会期:2019年2月9日~5月12日
会場:クンストハル(ロッテルダム市内)
画家ピカソにとって、グラフィックアートは思う存分実験ができる表現手段でした。様々な技術を用いて2,500点以上の版画を制作、そのうち約400点をボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館が所蔵しています。ピカソが70歳を過ぎてから独学で学んだ、静物、闘牛、神話などテーマにした版画を、同美術館のコレクションから展覧します。

未来を見据えたアートデポ
ボイマンス・ファン・ベーニンゲン・デポ Boijmand van Beugeningen Depot
美術館というのはどこも展示スペースが限られ、所蔵コレクションのほんの一部しか公開できません。この問題を解決するために、新しいコンセプトで作られる美術品倉庫がボイマンス・ファン・ベーニンゲン・デポです。作品を適切に管理・保管する場所としながら、一般訪問者がコレクションを観覧できる仕組みとなります。2020年末/2021年初めに完成予定。

ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館
公式HP(英語)www.boijmans.nl
改修工事に関するプレスリリース(英語)https://boijmans.pr.co/169615-boijmans-in-transit

 

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