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フランダースのお城 探訪

ヨーロッパの名所というと、ロマンあふれる古城をイメージされる方も多いかもしれません。ベルギーのフランダース地方にも歴史あるお城がたくさんあり、いまも活用されています。その中で、美しい庭園が公開されているお城や、ブリュッセルから気軽に訪問できるお城をご紹介します。

● グロート・ベイハールデン城(グラン・ビガール城)

花の一番きれいな春の1か月ほど、お城の庭園が一般公開されます。ブリュッセルから近いので訪れやすく、本格的なお城の雰囲気が味わえます。

グラン・ビガール グロート・ベイハールデン 城 フロラリア

ベルギーのブラバント州の名城の一つで、建物の歴史は15世紀にさかのぼります。最初の城主グラン・ビガールは1100年頃、ここに居を構えたといわれています。以降、ベルギーの歴史に名を残した貴族を含む40名の城主の手により受け継がれてきました。現在の城主は2004年より、広大なお城の庭園を使ってベルギー最大の花のショーを開催しています。堀とブナの巨木に囲まれたお城と、色鮮やかな花のコントラストにわくわくするスポットです。

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春の公開イベントは「ブリュッセル・フロラリア」と呼ばれています。チューリップなど春の球根花を中心に、プロによる生花のアレンジメントなども楽しめます。2020年の開園は4月4日~5月3日を予定しています。

ウェブ:Kasteel van Groot-Bijgaarden
アクセス:ベルギー鉄道のブリュッセル中央駅からGroot-Bijgaarden駅まで約20分。駅徒歩10分。

コロマ城

ブリュッセルの郊外、シント・ピータース・レーウという町にあるお城は、四角い建物の角に、真珠型の屋根をかぶせた可愛らしい4つの塔が池に映えます。1515年頃に建てられ、現在は地域の文化センターとして活躍しています。

ブリュッセル郊外シントマルテンスラーテムのコロマ城

コロマ城の15ヘクタールもの広大な敷地には、世界中から集められた3,000種以上のバラが育てられ、ヨーロッパ有数のバラ園として知られています。バラ園は、赤と白のバラ、フランダースのバラ、オールドローズ、世界のバラの4つのセクションに分かれています。なかでもフランダース地方の有名なバラの作り手、レンズのバラコレクションの充実が素晴らしく、バラやガーデニングが好きな方にとって楽園のようなところです。

コロマ城のバラ園は5月中旬から10月末まで公開。入場無料です。敷地内には厩を改装したカフェレストランがあり、1日ゆったりと過ごせます。

ブリュッセル郊外シントマルテンスラーテムのコロマ城

ウェブ:コロマ城(オランダ語)
住所:J. Depauwstraat 25 , 1600 Sint-Pieters-Leeuw
アクセス:
ベルギー鉄道のブリュッセル・ミディ(南)駅前のバスターミナルから170番のバスで30分。バス停Sint-Pieters-Leeuw Kerkで下車、徒歩5分。
2019年のバラ園:
5月15日~9月30日 午前10時~午後8時
10月 午前10時~午後7時
※月曜日は休館/入場無料

● オーイドンク城 

ベルギーのゲント郊外にあるオーイドンク城

オーイドンク城は、戦略的な要塞として建てられ、この地方の領主や公爵など貴族の住まいとしても使われてきました。度重なる戦火で焼け落ちたものの、18世紀にルネサンス様式で再建されました。

その華麗な姿は童話に出てくるお城のよう。1864年に、ブリュッセル7大貴族に数えられる t’Kint de Roodenbeke 伯爵家がここを所有し、いまもその子孫が週末を中心に住まいとして使っています。

ベルギーのゲント郊外にあるオーイドンク城

城内は現在の伯爵夫人が、オーイドンク城の歴史や雰囲気を大切にしながら改装しています。結婚式前日に泊ったというブライドルーム、客人をもてなすダイニングルーム、スペインのロトンダ風の部屋、暖炉のあるシックなスモークルームなど個性的な部屋を見学することができます。

レイエ川の流れるオーイドンク城周辺は風光明媚な土地。隣のシント・マルテンス・ラーテム村は、フランダースの印象派として知られるエミール・クラウスなどの画家が住んだアーティストの村です。お城と合わせて近隣エリアも散策してみてください。

ウェブ:Kasteel Ooidonk
お城の見学
2019年の開館日時:4月1日から9月15日 土日祝 午後2時~午後5時30分
※8月25日と9月1日は家族の行事のためクローズとなります。
入館料:一般10ユーロ
アクセス:ゲント・シント・ピータース駅からタクシーで20分

● ガースベーク城

空から眺めたガースベーク城

ブラバント地方を外敵から守るため、13世紀中頃に最初のお城が建てられました。戦略上の要となったため、何度か戦火にあい、その都度、再建されました。20世紀初頭、最後の城主 Arconati Visconti 伯爵夫人が、インテリアをネオ・ゴシック様式で作り上げます。家具、敷物、壁紙、絵、彫刻、ステンドグラスなどが当時のまま残され、フランダース地方政府が管理するミュージアムとして、1980年より公開されています。

ブリュッセル郊外のガースベーク城

ここに来たらぜひ訪れたいのがミュージアムガーデン。その昔、お城の台所に必要な野菜やハーブ、果物を育てていたキッチンガーデンが、現在は果樹の古代種や希少な育成方法を保存する場となっています。温まる石壁の熱を利用して果樹を育てたり、日光を平等に当て、たくさんの果実を取るために枝を曲げたり、1本の木から異なる種類のプラムを育てる挿し木法など、昔のフランダース地方の農家で盛んに行われ、いまは廃れつつある伝統の技を保存・再現しています。

庭園から城方向を望む展望台の景色も素晴らしいので、お見逃しなく。お城の敷地には17世紀のパビリオン、礼拝堂、ナポレオンに捧げられた凱旋門などがあり、木立のなかを散策することができます。

ウェブ:Kasteel Gaasbeek
住所;Kasteelstraat 40 , 1750 Gaasbeek (Lennik)
アクセス:
開館:4月~10月 月曜日を除く毎日 午前10時~午後6時
入館料:一般12ユーロ

≪番外編≫ ヘックス城 

ヘックス城は、18世紀にリンブルグ公国を統治したリエージュ司教の夏の離宮として建てられました。自然を愛した司教は、ロココ様式のエレガントなお城の周りに広大な庭園をつくりました。ヘックス城には、いまもデュルセル伯爵とその家族が暮らしています。先代の伯爵夫人が手がけたバラ・コレクションが有名となり、バラが最盛期となる6月と9月の第2週末のみ、庭園を公開しています。海外からの訪問者は少なく、知る人ぞ知る隠れたスポットです。

詳しくはこちらのヘックス城のページをご覧ください。

ベルギー東部にあるヘックス城のオープンガーデン

 

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