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マグリット美術館10周年記念「ダリとマグリット展」

ベルギーの首都ブリュッセルにあるマグリット美術館は、2019年11月24日、開館10周年を迎えます。これを記念して、アメリカ・フロリダ州のダリ美術館との協力のもと、ダリとマグリットというシュルレアリスムの2大巨匠が競演する、特別展が開催されます。

ブリュッセルのマグリット美術館 (c) www.visitbrussels.be

ダリとマグリット展 DALí & MAGRITTE
会期:2019年10月11日~2020年2月9日
会場:ベルギー王立美術館

1920年代中頃、スペイン・カタルーニャ地方出身の画家サルバドール・ダリは、幻想と狂気の間で内なる思考をさまよう作品を描いていました。

1927年、同じカタルーニャ出身のジョアン・ミロの勧めでパリに移住したダリは、芸術の都で多くのアーティストと知り合い刺激を受けながら、形と現実に疑問を投げかける作品を生み出します。

根源的な精神風景が、技巧を超越して、本質や認識を明らかにすることを強く確信したダリは、1929年以降、シュルレアリスム運動に正式に参加し、独自のスタイルを確立していきます。

1929年の夏、画家ルネ・マグリットは妻や芸術家仲間と共に、スぺインへダリを訪ねます。ダリやその作品に刺激を受けたマグリットは、本質を表現するために対象に深く没入するようになります。これにより、精神分析という重いテーマから徐々に自分を解き放つことになります。マグリットは、日常生活にある物質の存在に疑問を抱き、これをテーマとした作品を描くようにななります。

ダリとマグリットという2人の芸術家は、それぞれ違ったタイプではありますが、比喩的な表現を使って絵を描いたシュルレアリスムの大家として、近い部分があったといえます。

Magritte Museum (c)visit.brussels, Jean-Paul Remy

企画展の会場は、ブリュッセルのベルギー王立美術館です。ベルギー王立美術館は複数の部門をもつ国内最大の美術館で、絵画部門のなかには「マグリット美術館」もあります。マグリット美術館は、ルネ・マグリットの世界最大のコレクションを収蔵する画家に捧げられた美術館。特別展をご覧いただいた後、マグリット美術館の常設展でマグリットの世界に思い切り浸るこができます。

ベルギー王立美術館 Royal Museums of Fine Arts of Belgium
住所 Rue de la Régence/Regentschapsstraat 3, Brussels
開館 火曜日~金曜日 午前10時~午後5時/土日 午前11時~午後6時
休館 月曜日 1月1日、1月9日、11月1日、11月11日、12月25日

「ダリとマグリット展」チケット 16ユーロ
※同時にマグリット美術館で常設展を観る場合、追加5ユーロで可能
※2019年9月30日までにオンライン購入すると、マグリット美術館と合わせて16ユーロ(5ユーロの割引)

またブリュッセル市内には、マグリットが24年間暮らし、作品を制作した家を当時のように再現した「ルネ・マグリット・ミュージアム」があります。庭のある1階部分に暮らしたマグリットは、ここのアトリエで代表作の多くが描かれました。身近にあるものを多く描いたため、マグリットの絵の中に登場するもの、例えば暖炉や窓、「光の帝国」で描かれた街灯などをここで見ることができます。

ベルギー・ブリュッセルのマグリットの家ミュージアム

ルネ・マグリットゆかりのスポットを巡ってみたい方は、下記の記事をご参照ください。

● シュルレアリスムの巨匠マグリットの故郷を訪ねて

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