Markt毎月1回最新の観光ニュースや日本でのイベント、メディア情報などをお知らせ

ブルージュならではのイベントを楽しむ「聖血の行列」と「カリヨンコンサート」

ベルギー北西部に位置する西フランドル州の州都「ブルージュ」はブリュッセルから列車で1時間の距離にあります。運河がゆったり流れる水の都で、貿易、経済、宮廷文化、フランドル芸術が栄る都としてヨーロッパに名が知れる町でした。北海に近い立地を生かし、13世紀から15世紀にかけてハンザ同盟の貿易拠点として北ヨーロッパ一の繁栄を誇りました。その後、繁栄拠点が別の街に移り、そのおかげで周囲から取り残されたかのように静かにゆっくりと時を経た街並は中世当時の姿を今でもとどめています。いまや世界中から観光客の絶えないベルギー有数の観光地。そんなブルージュの歴史に触れられるイベントをご紹介します。

(c) Toerisme Brugge

(c) Toerisme Brugge

(c) Toerisme Brugge

(c) Toerisme Brugge

◆聖血の行列

ベルギーの中世を華麗に再現するこのお祭りは、12世紀の出来事に端を発する古いもの。第2回十字軍遠征のとき、当時の公主フランドル伯爵が、エルサレムからキリストの聖血を持ち帰ったという言い伝えに由来しています。フランドル伯は居城近くのブルグ広場に聖血礼拝堂を建立し、聖櫃を納めました。その後、市民たちが聖櫃に敬意を表し、城壁周辺を行列する習慣ができました。

毎年「キリスト昇天祭」の日に行われるこのパレードでは、ブルージュの市民たちが新・旧約聖書の中のエピソードを再現したり、十字軍騎士をはじめとする中世の装束をまとって町中を練り歩きます。当時の華やかな宮廷の様子も再現され、最後にフランドル伯が登場します。

歴史あるお祭りはユネスコの「無形文化遺産」に指定されています。

開催日程: 2014年5月29日(木)

参照: 聖血礼拝堂(英語)

(c) Toerisme Brugge

(c) Toerisme Brugge

◆カリヨン・コンサート

ベルギーの鐘楼群は(フランスと合わせて)ユネスコの世界文化遺産となっています。ブルージュの街の中心、マルクト広場にある鐘楼(ベルフォルト)は、83メートルの高さを誇るブルージュのシンボル。鐘楼で毎日鳴らされる鐘の音は「カリヨン」と呼ばれています。

カリヨンとは鐘を組み合わせた演奏器による音楽です。13世紀から15世紀にかけて建てられたブルージュの鐘楼には、大小合わせて47個の鐘がつけられました。鐘は鍵盤とワイヤーで結ばれ、一つ下の階に演奏室があります。鍵盤をこぶしで叩くようにして、力強く演奏するカリヨンの音は町中を朗々と明るい音で満たします。ブルージュでは決められた時間にカリヨン奏者によるコンサートが開かれます。世界遺産の鐘楼から流れるカリヨンの美しい音色をぜひブルージュで聴いてみてください。鐘楼(ベルフォルト)はまた展望室にもなっています。300段以上の階段を登ると、ブルージュの街並や、晴れた日には北海、フランダース地方の森を一望できるでしょう。

カリヨン・コンサート(通年)
水曜日・土曜日・日曜日
午前11時〜12時

2014年 夏のイヴニング・コンサート
6月14日〜9月13日
月曜日と水曜日 夜9時〜10時

ページトップへ