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貴族の城と庭園を訪ねる ミダフテン城(オランダ)

アーネムの野外博物館の近くにあり、一緒に訪れるのにお勧めなのが、貴族のお城とその庭園が見られるミダフテン城。オランダ中部の最も森林の多いフェルウェ(Veluwe)地域にあり、豊かな自然の中、代々受け継がれた古城とその庭園が一般公開されています。

1190年には文献に登場するミダフテン城は、14世紀に現在の当主の祖先にあたるエフェラルドゥス・ミダフテンが城主となります。以降、オレンジ公ウィリアムの秘書も輩出したという由緒ある貴族の家系により、7世紀にわたり代々引き継がれ、現在は系列のオルテンブルグ家の所有となっています。

庭園はフランス式のシンメトリーな庭園、英国式ボーダーガーデン、ハーブ主体のキッチンガーデン、シアターガーデンなど様々な様式が区画ごとに整然と並んで配されていて、歩いていて飽きません。代々受け継がれた食器や家具などが配された城内のインテリアは、現在も城主が週何日か過ごされるとあって、貴族の生活感を肌に感じられる展示となっています。

知られざる日本との絆
城主のご親戚が、 江戸末期に日本に滞在し、日本の文化や植物を西洋にもたらした学者フランツ・フォン・シーボルトの子孫であるという縁から、今年はシーボルト展が開催されています。城の地下の展示ルームでは、シーボルトの故郷ドイツから持ち込まれた貴重なコレクションを展示しています。
また、円山応挙派によって描かれた神戸市立美術館所蔵の眼鏡画がミダフテン城とその庭園の版画を写したものであったことがわかり、ミダフテン城の庭園が江戸時代の日本で西洋の庭園を描いた最古の絵として伝わったことを記念して、オリジナルの版画とともに展示されています。
シーボルトコレクションの展示は2012年9月15日までですが、園内に設けられたシーボルト・ウォーク(シーボルトが日本から持ち帰った植物37品種をめぐるルート)は来年以降も継続されます。

お城や庭園が好きな方は、オランダ王室のかつての夏の離宮をミュージアムとして公開している「ヘット・ロー宮殿」(ミダフテン城からバス43番で乗車55分)との組み合わせもお勧めです。

ミダフテン城 Kasteel Middachten
庭園の公開
2012年5月15日-9月15日 10時半-16時半
庭園とお城内部の公開
8月の毎週日曜日及びナショナル・モニュメントデイ(2012年9月9日)
クリスマスの特別公開
2012年12月11日-16日 11時-19時
料金 庭園のみ6ユーロ
庭園とお城内部の見学・クリスマスの特別公開9ユーロ
住所 Landgoed Middachten 3, 6994 JC De Steeg
交通
1. Arnhem駅からZwolle行き列車でDieren駅へ(約10分)
2. Dieren駅前のバス43番Arnhem行きに乗り、De Steeg, Smidsallee下車(約5分)バス停から徒歩10分/またはDieren駅からタクシーで5分
ウェブサイト(英語)http://www.middachten.nl/home/32

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