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北海沿岸のリゾート オステンドと自然保護区ズウィン

ブルージュからの日帰り旅シリーズ、前回は小さな町ダム(Damme)へのサイクリングと船旅をご紹介しました。今月はブルージュを起点に、トライアングルにめぐることができる、雄大な自然と北海沿岸のルートをご紹介します。

(c) Toerisme Oostende

(c) Toerisme Oostende

まずブルージュから、鉄道(InterCity)で15分ほどのオステンド(Oostende)に向かいます。フランダース地方の北海沿岸エリアの丁度真ん中に位置するオステンドは、古くから海辺の保養地として栄えてきました。のんびりしたリゾートらしい佇まいがいまも残っていますので、北海の小エビのコロッケやムール貝などの美味しい魚介料理をランチにいただき、ショッピング通りで買い物を楽しみましょう。

(c)Sofie Coreynen

(c)Sofie Coreynen

オステンドは、画家ジェームズ・アンソールが生まれた街でもあります。アンソールは、ブリュッセルの美術学校で学んだ以外は、当時の芸術の中心パリにも行かず、故郷オステンドで一生を独身のまま暮らした一風変わった画家です。その画風も変わっていて、パステルカラーの明るく柔らかい色彩のなかに、突然奇妙な仮面の人物や骸骨が登場したりします。シュルレアリスムや表現主義に強い影響を与え、近代絵画の先駆者ともいわれる才能でしたが、画家としての生前は不遇でした。現実の世界に潜む醜さを暴く彼の画風は、当時の人々にショックを与えたと言われています。画家が晩年暮らした家を改装したミュージアム「アンソールの家(Ensorhuis)」を訪れてみましょう。画家が作品に描いた仮面、不思議な人形、陶器などの収集品を見ていると、アンソールの独特な世界に引き込まれます。

(c) Westtoer

(c) Westtoer

午後は、オステンドからクノック・ヘイスト(Knokke-Heist)へ。ちょうど北海沿いにトラム(路面電車)が走っています。のんびりと1時間ほど海沿いを走るトラムにゆられながら、ブルージュの外港ゼーブルッへを過ぎると、クノック・ヘイストに到着です。11世紀から続く町には40のギャラリーや周辺の自然を活かした高級ゴルフクラブなどがあり、やはりここもリゾートの趣があります。クノックヘイストからバスで30分のズウィン(Het Zwin)自然公園へ出かけてみましょう。たくさんの野鳥などの動物、そして初夏から夏にかけては一面の花が、海につながる砂丘の上にある湿地帯に咲き乱れます。また、秋の枯れた風情も味わい深いものがあります。湿地帯や森は遊歩道が整備されているので安心です。

(c) Toerisme Knokke-Heist Westtoer

(c) Toerisme Knokke-Heist Westtoer

zwin

帰りは、バスを途中下車して、ホテル・マリー・シスカ(Marie Siska)へ立ち寄ってみましょう。ベルギーで唯一ここだけで食べることができるという「ハート形のワッフル」は、ホテルのカフェのオリジナルです。

heart-waffle

クノック・ヘイストからブルージュまでは鉄道(InterCity)で25分ほど。北海の自然に触れてリラックスした小旅行のあとは、ブルージュで素敵な夜景とディナーを。

ブルージュ 夜景 フランダース

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