Markt毎月1回最新の観光ニュースや日本でのイベント、メディア情報などをお知らせ

ルーベンスゆかりの街にネロとパトラッシュの像が誕生

ネロとパトラッシュに捧ぐ

2016年12月、ベルギーのアントワープに、新しいモニュメントが現れました。アニメにもなった児童文学「フランダースの犬」でおなじみの少年ネロと愛犬パトラッシュの石像が、物語の中の大事なシーンに登場する 聖母大聖堂 の前の広場に誕生しました。

アントワープ ネロ パトラッシュ フランダースの犬

英国人作家ウィーダによって書かれた「フランダースの犬」は、実は舞台となったベルギーではあまり知られていません。画家を目指した主人公ネロは、ルーベンスの傑作「キリストの降架」(画像下)を夢見ていたのですが、その絵画が観られるアントワープの聖母大聖堂を訪れる日本人によって、現地の人にも少しずつ知られるようになってきたといわれています。

アントワープ 聖母大聖堂 ルーベンス キリストの降架 アート フランダース 

日本で放送されたアニメとはイメージが違うものの、愛らしく心清らかな印象を受ける白大理石の像をデザインをしたのは、ゲント在住のアーティスト、バティスト・フェルムーレンさん。広場の石畳をモチーフにしたデザインは、まるで抱き合った少年と犬とが柔らかな毛布で包まれて、平穏な時を過ごしているように見えます。在ベルギーの日本大使らが参列して、先月14日に除幕式が行われました。

ルーベンスの家 Rubenshuis

アントワープは、少年ネロがあこがれたバロックの巨匠ルーベンスが活躍した街です。ルーベンスが1610年に購入し、庭園の設計を自身で手掛け、並々ならぬ情熱を注いだといわれる邸宅が残されています。たくさんの傑作を生み出した工房兼自宅は、「ルーベンスの家」として公開されています。聖母大聖堂と一緒にアントワープで訪れてみたいスポットです。

(c)Antwerp Tourism and Congres

(c)Antwerp Tourism and Congres

ロコックスの家 Rockoxhuis
ルーベンスと同時代に活躍し、市長をつとめたロコックス邸も博物館として、芸術的な調度品や作品とともに公開されています。17世紀の名家の暮らしが覗けるロコックス邸では、改修工事のため休館中のアントワープ王立美術館のコレクションから、メムリンク、ヤン・ファン・エイク、ルーベンス、アンソニー・ヴァン・ダイクなどフランダースの巨匠作品を集めた「黄金のキャビネット」展が観られます。

(c) KBC Bank NV, Erwin Donvil

(c) KBC Bank NV, Erwin Donvil

ページトップへ