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世界最大のダンス・カンファレンス”Amsterdam Dance event”を体験

観光局のスタッフや関係者がお届けする ≪旅のレポート vol.8≫ 2016年最後は、日本の音楽業界で活躍し、オランダのミュージシャンやDJを招致しているMasa Tokunagaさんに、オランダで体感した、世界最大のダンス・カンファレンス”Amsterdam Dance event”の様子を教えていただきました。なかなか観光局のスタッフも潜り込めないコアな世界です。ちょっと覗いてみたい!

※本稿はMasa Tokunagaさんの個人的な感想をもとに作られています。また掲載画像はMasa Tokunagaさんが個人的に取材したもの並びに本稿へご提供いただいたものを掲載しています


僕が、最後にオランダを訪れたのは2005年、気がつけば10年ぶりのアムステルダムです。風景、空気は良い意味で変わっておらず、目の前に写る光景はなんだか故郷に戻ってきたような、安堵感を感じさせる歓迎ムードでした。

アムステルダムの玄関といえばスキポール空港

アムステルダムの玄関といえばスキポール空港

そう今回オランダへ来た目的は、ダンスミュージックファンなら1度は行くべきであろう、イベントADE(Amsterdam Dance Event)です。やっと念願が叶い、イベントを満喫してきました。

I amsterdamの撮影スポットにADEのロゴマーク

I amsterdamの撮影スポットにADEのロゴマーク

2000年に初めてオランダにやってきたとき、当時のダンスミュージックに感銘を受け、気がつけば生業となり人生の道筋となったきっかけが「アムステルダム」という街です。

毎年アムステルダムで、世界最大のダンスミュージックカンファレンス”Amsterdam Dance event”(通称ADE)が10月下旬(今年は10月19日から23日)5日間に渡って開催されます。1年で1番、活気が溢れるといっても過言でなく、開催中は街中がADEの象徴であるイエローフラッグで染まります。5日間で450以上のイベント(Techno、House、EDM、Trance など)があり、最先端の音楽が連日連夜、街にあふれます。約35万人以上を動員する、他に例のない世界ナンバーワンのダンスミュージック・カンファレンスです。ADEがもたらすオランダへの経済効果は計り知れないものとなっています。

徳永さん撮影

徳永さん撮影

またイベントばかりでなく、「Playground」と呼ばれるワークショップが開催され、機材デモンストレーション、ディスカッション、プロモーター、エージェント達のミーティングなどが行われます。人気アーティストが登壇するプログラムは入場制限がかかるほど注目を集めており、音楽関係者が集うカンファレンスとして開かれていますが、もちろん一般の方も参加可能。カンファレンスのチケットも早々にSold outします。ヨーロッパだけでなく、アメリカ、そして日本からも多数の参加者が見受けられました。

by Maurice Vinken / www.kleurstof.eu

by Maurice Vinken / www.kleurstof.eu

by Maurice Vinken / www.kleurstof.eu

by Maurice Vinken / www.kleurstof.eu

by Maurice Vinken / www.kleurstof.eu

by Maurice Vinken / www.kleurstof.eu

初日の夜は、Djmag主催のDJランキング発表会がアムステルダムアレーナ横に隣接する、ハイネケンミュージックホールで行われました。

毎年恒例、世界中のダンスミュージックファンが注目するDJランキング発表とあれば、会場は大熱狂!一般来場者をはじめ、世界中のプロモーター、関係者も集結した会場が異様な雰囲気に包まれるなか、DJランキングが発表されました。2016年度DJランキング1位は並みいるトップDJを抑えて、オランダのアムステルフェーン出身の若干20歳の天才EDMアーティスト”Martin Garrix”(マーティンギャリックス)が受賞しました。おめでとう!

徳永さん撮影

徳永さん撮影

イベントは盛大な盛り上がりのなか終了。

今回のADEでは450以上のイベントが、ずっと通しで行われており、全部見る事は不可能です。事前に好きなイベントをチェックして、スケジュールを作る事をオススメいたします。

徳永さん提供

Amsterdam Dance Event イベント公式HP

人気イベントは早々にチケットSold outしてしまうので、事前にWebにてチケットを購入をしましょう。

徳永さん提供

世界中から集まった耳の越えたオーディエンス達と一緒に、世界のトップDJ達の最高のプレイを楽しみ、EDM本場のアムステルダムならではの会場の雰囲気を存分に味わうため、期間中はちょっと頑張って睡眠時間を減らしてでも、体力が続く限り、様々な会場を足を運んでもらいたいです。とにかく体力勝負になります。楽しいからと、アルコールを飲みすぎて翌日、二日酔いで行けないなんて事は絶対に避けましょう。

それでもつい楽しみ過ぎて、2日酔になってしまった方へオススメの場所があります。日本でも二日酔いへのリカバリーはサウナにつきます。ここアムステルダムにもサウナがあるので、気になった方は是非 “Sauna deco” へ。ちなみにこちら男女混浴になりますので、入る際は驚かないように。その国の文化を楽しむという意味でもぜひ体験してください。

徳永さん撮影

徳永さん撮影

Sauna deco : http://saunadeco.nl/

2日目の夜は、オランダの人気フェスティバル”Awakenings”と今やテクノで世界ナンバーワンと賞賛されているAdam Beyerとのコラボイベント”Awakings × Drumcode”へ。5000名のチケットは早々にSold out。会場はセントラルステーションの西側の昔のガス工場を転用したという Westergasfabriekのなかの”Gashouder”。ここはかつての廃墟が見事にリノベーションされており、なんとファッションウィークも行われているとか。文化の最先端の発信基地です。その独特の存在感や構えは、日本では絶対に体験できないとっておきの空間。ただただ凄い!の一言でした。

徳永さん撮影

Westergasfabriek foto Siebe Swart / Hollandse Hoogte

Westergasfabriek
foto Siebe Swart / Hollandse Hoogte

徳永さん撮影

オランダの音楽を応援する者としては、体力や時間が許す限り、たくさんのイベントに足を運んで体験して頂きたいと思っていますが、せっかくここまで来たら、音楽だけでないオランダのカルチャーにもぜひ触れていただきたいです。

徳永さん提供

徳永さん撮影

徳永さん撮影

僕の場合は頑張って早起きし、ジョギングして街を探索します。冬は冷え込むこの国ですが、10月はまだ15度前後と過ごしやすくジョギングするには最適な気温です。軽いスニーカー持参で、アムステルダムの街を走ってみてはどうでしょうか?朝の素敵な光景と空気に触れ合い、更にいい1日がスタートできますよ。

さて3日目は、デイパーティーによるフェスティバル(昼間から行われるイベント)。セントラルステーション裏手、無料のフェリーが出ている北の再開発地区にあるNDSM DecklandにてDeckyardフェスティバルへ。広大な工場跡地をフェスティバルにした会場。

徳永さん撮影

徳永さん撮影

徳永さん撮影

人気テクノDJ Dubfire (ダブファイア)を始め、そうそうたるラインナップ。約5000名以上の来場者が昼から元気に盛り上がっておりました。これだけ多数の来場者がいるのに、特に会場トラブルもなく円滑に運営できるのは、先代から受け継がれた運営チームの努力のおかげだ思います。ですが一方で、この規模の興行を開催実現まで漕ぎつけるのには、何よりこの国がフェスティバルを尊重し、積極的にサポートしているという姿勢があっての事だと(日本で運営に関わっているからこそ)痛切に思います。「公共施設を存分に使ってください。来訪者の方たちにストレスがない環境へお招きします。ぜひ楽しんでもらってください」というオランダ国からのメッセージが本当に感じられました。

今回ADEを通じて様々な施設などに行く機会があり、これまでよりも深くこの国について考え、触れ合う事ができました。平等で自由な社会を目指し、同性結婚や安楽死の法制度化など日本とは異なる文化がそこにはあります。また自由を謳歌することはOKですが、起こりうる不測の事態は自分の責任で対処してくださいね、というスタンスがオランダ流。自己責任とセットで、自由を許容している国こそがオランダでもあります。

今、日本の若者達は海外に目を向ける人が少なくなってきているように感じます。僕がこうやって10年近く音楽関係の仕事を続けられているのも、15年前にアムステルダムの地に降り、文化に触れたことがきっかけです。仕事やプライベートなど人生にプラスになる事が、ここオランダでたくさん学べます。まっすぐに文化を触れ合う事が、何より大切かと思います。1人でも多くの方が、オランダへ足を運び、日本とは違った環境に触れ合い、今後の人生のプラスとしながら、学んだことを日本で伝えてもらえる事を祈っています。

是非、来年は多くの日本人の方がADEを楽しんで頂けたら嬉しく思い、僕個人としても今後オランダ文化を音楽を通じ、て1人でも多くの方に発信して行きたいと思っています。

最後に旅のヒントとして

さて、今年のADEは30万人以上の参加者を記録し賑わいましたが、それに伴いホテルの予約も年々とても難しくなってきています。ただでさえアムステルダムは年中、賑わっています。ホテル予約も激戦です。そこで僕が個人的にオススメしたいのが、日本でも今、話題になってるAirBnb(民泊)です。AirBnbも掲げてる”地元のように生活する” ・・・海外へ行ったら、そんな体験をしてみたいと誰もが思うのではないでしょうか。そんな地元体験がAirBnbでできます。しかもホテルよりも格安で、アムステルダムのオシャレな部屋で過ごせます。今回僕もAirBnbを利用して、ローカルのように生活を満喫しました。

Airbnb https://www.airbnb.jp/

徳永さん提供

アムステルダムはコンパクトな街ですが、短時間で効率よくめぐるために、時には車を使いたいこともあります。しかしタクシーも決して安いわけではありません。そんな時にお勧めなのが”Uber”。スマートフォンの専用アプリを活用し、タクシーを呼ぶという単純なサービスです。値段もタクシーよりも安いです。アプリに行き先を入力すれば、運転手の到着時間や料金の目安が示されるほか、支払いも登録済みのクレジットカードで自動決済されます。始めはちょっと抵抗がありましたが、慣れると非常に便利なツールだと感じました。

Uber https://www.uber.com/ja-JP/

徳永さん提供

写真・テキスト by Masa Tokunaga


≪オランダ&フランダース 旅日記≫
● vol.1 ミッフィーを訪ねる旅
● vol.2 蒸留酒ジュネバとファッションの町ハッセルト
● vol.3 リピーターにおすすめ★秋の女子旅
● vol.4 オランダの北に知られざる美しい村を訪ねて
● vol.5 聖ウルスラ修道院の温室と建物群
● vol.6 オランダの田舎に泊まろう!
● vol.7 フランダースのローカルフードがおしゃれ

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