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ソワーニュの森

ベルギーのブリュッセル郊外にある 【ソワーニュの森(英語:Sonian Forest/オランダ語:Zoniënwoud/フランス語:Forêt de Soignes)】が第41回ユネスコ世界遺産会議にて、世界遺産に登録されました。
ベルギーには12の世界“文化”遺産が登録されていますが、【ソワーニュの森】はベルギーで初めての世界“自然”遺産の登録となります。

ソワーニュの森は、最後の氷河期以降に進化を遂げた ≪ヨーロッパ・ブナ≫ の生態系が残されている希少な場所です。2017年7月のユネスコ世界遺産会議により、ベルギーのソワーニュの森に加えて、アルバニア、ブルガリア、クロアチア、イタリア、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、ウクライナにある9つの原始のブナ林が一緒に世界遺産に認定されました。

ブリュッセル郊外に広がる大きなブナ森

ブリュッセル郊外に広がる大きなブナの森

遊歩道が敷設され、気軽に自然と親しむことができる

遊歩道が敷設され、気軽に自然と親しむことができる

フランダース(56%)、ブリュッセル首都圏(38%)、ワロン(6%)の3つの地域にまたがる貴重な森は、首都ブリュッセルの中心部からたった11kmしか離れていません。ヨーロッパ域内に広範囲にわたり生育した森の一部として残り、中世にはいまの名称で呼ばれるようになりました。世界遺産に登録されたのは約400ヘクタールほどですが、周囲には約4,400ヘクタール(東京ドーム 約950個)の手つかずの原始林が広がっています。

4月になると、野生のブルーベルの可憐な花が絨毯のように咲くエリアがあり、地元の自然愛好家は春の訪れを楽しみにしています。森の中には鳥はもちろん、動物たちが生息し、季節ごとに野生の花が咲き、ブナばかりでなく、たくさんのオークの巨木が見られます。

野生のブルーベルが春になると一面に咲くエリアも

野生のブルーベルが春になると一面に咲くエリアも

ソワーニュの森は、ブリュッセルから車で30分、地下鉄やバスを乗り継いで1時間、サイクリングで50分ほどです。都市の人口が増え、農地転用や木材利用のために徐々に森の面積は減少し、かつて森に暮らした熊や狼といった大型の動物はいなくなりましたが、いまも数十種の哺乳類が生息しています。近年は「ヨーロッパの再野生化ネットワーク」に登録し、道路で分断されたエリアに動物専用の橋をかけるなど、野生動物の保護と育成に力を入れています。

ベルギーを代表する自然森が残る【ソワーニュの森】へ足を延ばしてみませんか?

アクセス:ソワーニュの森におけるフランダース地方の中心はGroenendaalにあります。今後、ビジター用の施設を建設予定。Groenendaalまではブリュッセル中央駅前からバスS8にて30分。

ソワーニュの森 HP www.sonianforest.be(オランダ語・フランス語・ドイツ語のみ)
※表記:英語 Sonian Forest/ オランダ語 Zoniënwoud/ フランス語 Forêt de Soignes

ユネスコ世界遺産 公式HP ソワーニュの森の解説および写真(英語)

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