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アムステルダム国立美術館で「美」と「時」を感じよう

中世から20世紀まで、レンブラントからリートフェルトまで、オランダの美術史をめぐってみませんか?

(c) John Lewis Marshall

アムステルダム国立美術館は、レンブラントやフェルメールの素晴らしい傑作で世界に知られた美術館です。8000点を超える絵画、素描画、版画、写真、銀製品、磁器、デルフト焼、家具、オランダの芸術や歴史にまつわる文物が展覧され、「美」と「時」を感じることができます。

オランダは国が誕生した17世紀、商業を中心に発展した共和国として、世界の貿易、科学、軍事開発、そして芸術を牽引していました。こうした黄金期の栄光に30の陳列室が捧げられています。
美術館の中央にある「名誉の廊下(Gallery of Honour)」には、フランス・ハルス、ヤン・ステーン、ヨハネス・フェルメール、レンブラントといったオランダが誇る巨匠の作品が並びます。そして最奥には、レンブラントの最高傑作「夜警」が鎮座しています。アムステルダム国立美術館は365日、開館しています。

アムステルダム国立美術館 公式HP(英語)

人気の高いフェルメールの「牛乳を注ぐ女」

教会の祭壇画のような位置に据えられたレンブラントの「夜警」 (c) Erik Smits

新しい国立美術館
10年におよぶ再建・改築・改装工事を経て、2013年4月13日に現在の姿でリニューアルオープンしました。リニューアル後は、新しい手法でコレクションが展示され、訪問者に好評を博しています。スペインの建築事務所クルス・アンド・オルティスが19世紀の建物を活用し、21世紀にふさわしく、開放的で明るく、広々とした場所に作り変えました。 巨大なエントランスホール、アートのための各種設備、アジア館などが加わりました。著名なフランスの建築家ジャン・ミシェル・ヴィルモットは、19世紀の壮麗な展示室にモダンなデザインを取り入れました。

庭園
屋外パビリオンの緑を訪ねてみてください。噴水のそばでリラックスして過ごしたり、19世紀のコーヒーハウスでコーヒーを飲みながら休憩したり、夏限定の展示が楽しめます。庭園の見学は無料です。

フィリップス・ウィング
年に数回、企画展がフィリップス・ウィングで開かれています。

アジアの芸術
クルス・アンド・オルティスが石とガラスを用いて設計した、水に囲まれた2階建ての特別パビリオンでは、アジアの美術コレクションをご覧いただけます。国ごとに区切られた展示ルームで、日本、中国、インドネシア、ベトナム、タイの、古いものは紀元前2000年にさかのぼる350点の作品をご覧いただけます。展示作品は定期的に入れ替わります。

特別コレクション
国立美術館の特別コレクションには、有名でユニークな、科学から自然史までの芸術品や工芸品があります。具体的には、銀製のミニチュア、様々な楽器、歴史の遺品、武具、海軍船を含む多数の精巧な船模型などが展示されています。

素描画、版画、写真、ファッションの展示
3か月ごとに、中世、ルネサンス、17世紀、18世紀、19世紀、それぞれの部門の素描画と版画の作品を入替えています。20世紀の展示室では、写真作品が入替えにて展示されます。半年ごとに変わるファッションのコレクション展示もお見逃しなく。

カイペルス・ライブラリー
19世紀建造の素晴らしいカイペルス・ライブラリーは、オランダ最古かつ最大の図書館です。近年、オリジナルの美しい姿に戻りました。膨大な書物、ジャーナル、美術や歴史のに関するオークションカタログなどが収められています。

レストラン・ライクス
美術館に併設されたミシュラン星レストラン「ライクス」では、トップシェフたちが毎日午前11時30分から夜11時まで最高の料理を提供しています。天気のいい日はテラス席もおすすめです。予約はレストランのHP(英語)へ。

(c) Erik Smits

2018年の注目企画展『ハイ・ソサエティー展』
会期:2018年3月8日〜6月3日

かつてヨーロッパ諸国に君臨した君主、貴族、富裕な市民たちは、一族の権勢を誇り、繁栄を記録に残すため、豪華な衣装で盛装した肖像画を当時の流行画家に描いてもらい、屋敷に飾る習慣がありました。こうした上流階級(ハイ・ソサエティー)の人々を描いた肖像画を一堂に集めたのが『ハイ・ソサエティー展』です。

レンブラントはもちろん、ドイツのクラーナハ、スペインのベラスケス、フランスのモネといった欧州の巨匠たちが描いた肖像画35点が展示されます。なかには実物以上の巨大な作品もあります。パリのルーブル美術館とオルセー美術館、マドリードのプラド美術館、ロンドンのテート・ギャラリー、フィレンツェのウフィッツィ美術館から作品が貸し出される予定です。

注目は、レンブラント作「マールテン・ソールマンス」と「オープェン・コーピット」の2枚の肖像画です。若い二人の結婚を記念して描かれた対となる絵画で、2015年11月、オランダ政府とフランス政府が共同で購入したことでも話題になった作品です。修復後、初めての一般公開となります。

左 レンブラント・ファン・ライン「マールテン・ソールマンスの肖像画」 (1634)アムステルダム国立美術館
右 レンブラント・ファン・ライン「オープェン・コーピットの肖像画」(1634)パリ・ルーブル美術館

チケット
国立美術館の公式ウェブから事前購入できます
大人一般 17.50ユーロ
18歳までは無料

住所
Museumstraat 1, 1071 XX Amsterdam

アムステルダム国立美術館 公式HP(英語)

 

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