観光テーマオランダ、ベルギー・フランダース地方のみどころをテーマごとに紹介

宝石箱のようなマウリッツハウス美術館

オランダ黄金期の珠玉の絵画を、マウリッツハウス美術館で鑑賞してみませんか?

フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、レンブラントの「ニコラース・トゥルプ博士の解剖学講義」、ファブリティウスの「五色ヒワ」、ポッターの「牡牛」といった傑作が、17世紀建造の貴族の私邸というエレガントかつ親密な雰囲気が残された建物で、ゆったりと鑑賞できます。

Johannes Vermeer
Girl with a Pearl Earring, c. 1665
Mauritshuis, The Hague

シルクの壁紙、きらめくシャンデリア、彩色された絵天井など落ち着いた雰囲気を醸成するクラシカルなインテリアに囲まれて、オランダおよびフランダース地方の画家の作品が200点以上、飾られています。ヤン・ステーンの室内画、ライスダールの風景画、コールテの静物画、ルーベンスの肖像画といった17世紀の豊饒な絵画世界を代表する傑作が訪問者を待っています。

明るいガラス天井のある本館地下のホールには、カフェやミュージアムショップがあります。ホールを通り抜けると、企画展のセクション「ロイヤル・ダッチ・シェル・ウィング」があります。アールデコ装飾が美しい「ロイヤル・ダッチ・シェル・ウィング」は、企画展の他、アート・ワープショップなどを開催する教育の場の役割も担っています。会議・会合に利用できるエレガントな部屋もあります。

ナッサウ=ジーゲン侯ヨハン・マウリッツの邸宅として建てられた建物は、約3.5世紀のあいだ、ホッファイファー(Hofvijver)と呼ばれる水辺に面して建ち、ハーグとオランダの歴史を見つめてきました。オランダ領ブラジルの総督だったマウリッツ侯は、当代きっての建築家でクラシックなデザインを得意としたヤコブ・ファン・カンペンに邸宅の設計を依頼。1644年にこの館に引越します。その後、持ち主は数度変わり、1822年、建物は美術館に生まれ変わりました。

マウリッツハウスは王室とのつながりが強く、開館当初よりオランダ王室のコレクションを展示しています。

2018年マウリッツハウス美術館の企画展

ヤン・ステーンの歴史画展 Jan Steen’s Histories

会期:2018年2月15日~5月13日

オランダ黄金期を代表する画家ヤン・ステーンのあまり知られていない側面を紹介する企画展です。
ヤン・ステーンは、楽しげで、またオランダの諺に「ヤン・ステーンが描く家庭のような」とあるような混沌とした日常生活を描いた、いわゆる風俗画家として知られています。
一方で、聖書の物語、古典神話、歴史を題材とした絵も多く描きました。一例が、マウリッツハウスが所蔵する「モーゼとファラオの王冠」(画像下)です。この作品には興奮、ドラマ、情熱にあふれた物語があります。本展では、約20点のヤン・ステーンの物語絵を展示し、文学の知識が豊かで物語の喜劇要素に注目した画家の、絵画芸術に対する多才と野心を紐解きます。

Jan Steen, Moses and Pharaoh’s Crown, c.1670, Mauritshuis, The Hague

ロヒール・ファン・デル・ウェイデン~研究と修復展
Rogier van der Weyden – research and restoration

会期:2018年6月14日~9月9日

マウリッツハウスが所蔵する、15世紀に活躍したロヒール・ファン・デル・ウェイデンによる、世界最古の油絵のひとつ『キリストの悲嘆(The Lamentation of Christ, painted c. 1460-1464)』の研究および修復が行われます。
『神秘の子羊』で知られるヤン・ファン・エイク 同様、ファン・デル・ウェイデンは、ベルギーのブリュッセルで活躍し、フランドル絵画を確立した画家です。
本展の期間中は『キリストの悲嘆』 の修復作業が公開されます。どうやって 描かれたのか?署名の役割は?誰に捧げられたものなのか?作品の目的や依頼した人物は?といった疑問の答えを提示しながら、芸術の歴史を紐解きます。この魅力的な作品のすべてを知ることができると同時に、通常非公開となっているマウリッツハウスの作品保全スタジオを覗ける貴重な機会です。

英国ナショナルトラスト・カントリーハウスのオランダ絵画展
Dutch paintings from National Trust Houses

会期:2018年10月11日~2019年1月6日

英国の領主の館は、伝統的にオランダ黄金期の絵画の傑作を多数所有してきました。その多くは18世紀、英国のカントリーハウスが最も栄華を誇った時代に、邸宅や小城を彩るものとして購入されました。館の維持のため多くの領主が絵画を売ることを余儀なくされたてきたという面もありますが、それでもまだたくさんの素晴らしい作品が英国のカントリーハウスに残されています。
本展では、ナショナルトラストが管理するカントリーハウスが所有するコレクションから、最も美しいオランダ絵画を展覧します。マウリッツハウスのみならず、オランダ国内でも、このようなテーマによる展覧会は初開催となります。

マウリッツハウス美術館 Mauritshuis
公式HP www.mauritshuis.nl(英語)
住所 Plein 29, Den Haag
開館 月曜日 午後1時〜午後6時、火曜日〜日曜日 午前10時〜午後6時
(木曜日のみ 午後8時まで開館)

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